アマテラスの覚悟
「来たみたいだな めんどくせーなー」
「ああ バナーナ?」
「リョウタどうする?ここから見とくか?それとも一言言ってやるか?」
「文句言ってやらないと気が済まねぇよ」
「わかった。エマ暴走しない様にちゃんと見とけよ」
「わかりました。リョウタ様 余計な事で暴れるようなら落します。」
「お・・おう エマ姉さんはこええな・・・」
「んじゃ 情報は念話で伝えるよー」
応接室には 女の人と男性の付き添い?が来ている
「また女の人か どっちが召喚者だ?」
「どっちも日本人じゃないね どっちが異世界人?」
「説明係かなんかか」
「鑑定してみるかぁ」
鑑定
名前 ミッシェル 年齢22
出身 アメリカ
レベル8
性格 日本ラブ
ジャパニメーションラブ
真面目
趣味 ランニング 映画鑑賞 日本旅行
スキル:異世界言語理解
称号:異世界からの来訪者
名前 ジョニス 年齢25
出身 バナーナ
レベル23
「まって!! アメリカ?!日本人じゃないの!?」
「なんかまずいのか?」
「私達は全員日本人だけど あの人はアメリカ人 文化が大分違うんだよ でも日本は好きみたいだね。性格は真面目 スキルも異世界言語理解だけだね」
「それなら ここにも馴染むか」
『エマ リョウタ君 女の人が召喚者 出身アメリカ レベル8 日本大好きみたい』
『日本人じゃねぇのかよ!英語わかんねぇよ!』
『ふむ わかりました お任せを』
『リョウタ お前はもうアマテラスだが今はバナーナを名乗っとけ。変に揉めるのもめんどくせぇからな 相手の対応で決めろ』
「こんにちは アマテラスの面談担当のエマです。」
「バナーナ勇者のリョウタ 日本人だ。」
「バナーナの新しい勇者候補を連れて挨拶に伺いました。バナーナの外交官ジョニスです」
「アメリカから来ました ミッシェルです。なんでここに連れてこられたかは よく知りません」
「ああ よかった 言葉通じるな!」
「リョウタ様 異世界言語理解が付いてるのかと思います。」
「それで バナーナはなんで俺が勇者でこっちでわざわざ修行してるのに また召喚したんだ?」
「私もよくわからないです。なんでいきなり呼ばれたのかも説明なしです。」
「私もアマテラスまでミッシェルさんと共に旅をして説明しろと言われたのです。」
「俺が今までモンスター退治をして減らしてきたのはムダだってことか?!再召喚するなんて聞いてないぞ!」
「これ 誘拐ですよね?アメリカ帰りたいです」
「まず バナーナ勇者のリョウタさん あなたは前回この国の武闘会でいい成績を残しました。
そこで 特別試合のアマテラスの強さを見て アマテラスなら強くしてくれると国も思い修行をすることを許可しました。そこで我が国は もっと異世界人を呼べばこの世界も守れるとして
こちらのミッシェルさんを呼び出しました。」
「失礼ですが こちらの組織の考えを理解した上での行動でしょうか?」
「ああ そうだぜ!アマテラスはムリヤリ呼ばれた異世界人を保護してるんだ!それは異世界人を呼んで強くしようってことじゃないんだ!そこ間違えないでくれよ!」
「私 戦ったことないのに なんでこんなことになってるの!?」
「ですが 今リョウタさんは強くなっているでしょう?それは世界を守る事になるんですよ?」
「結果が出たから また呼んで強い人を育成しようというわけですか?」
「その通りです。」
「あなた方は 何を返せるのです?今もリョウタ様の育成後に期待して待ってるだけではないのですか?レベルを上げて戦おうという活動はしていますか?」
「戦わせようとしてるならそっちも何かやるべきだぜ?うちの国は勇者出した だけであんたら何もしてねぇだろ!」
「え あの国の人達 地球から召喚して 他なにもしてないの?!なにそれ!ただの誘拐じゃない!」
「私達は もう勇者はいるから勇者召喚はやめていいという女神ミュー様のお言葉を頂いています
それを理解してない国がどれだけ無関係な異世界人を召喚して犠牲になっているのか理解していますか?」
「ええ 理解はしていますが これは世界の危機なのかもしれないんですよ。勇者がすでにいようと召喚を成功させ更なる戦力に備えるべきなのです。」
『レベル23が何言ってんだか』
「では あなたも戦うというのですね」
「ええ!もちろんです!戦いましょう!それが世界の為になるならば!」
『アサミ様 この愚か者には少しお仕置きが必要ですね。』
『そーみたいだね。』
「じゃぁ あなたも修行するべきですよね?」
「私は国との外交が戦うことです!」
「つか お前らみたいなのしかバナーナにいねぇなら もう俺はアマテラスで戦う 今までバナーナで戦ってきた意味を教えろよ!ただ見てるだけでお前ら戦ってねぇじゃねぇか!」
「じゃぁ あなたの外交の旅を楽にする為にレベル上げは必要ですね。修行場へいきましょうか?」
「何を言ってるんだ!これは外交問題だぞ!」
「むしろシャングリラ所属のアマテラスに国の許可も取らずに無茶を押し付けておいて外交問題も何もありませんよ。何言ってるんですか?我がアマテラスの創始者のアサミ様はシャングリラ認定勇者ですよ?これ 外交問題じゃありませんか?」
「そうだぜ!いきなり新しい勇者候補を召喚した あとは頼むってしかこっちは聞いてないんだよ!いきなりでこっちも は?!ってなったくらいだぞ 話も通ってねぇじゃねぇか!」
「私は戦えません あなたが戦えばいいじゃないですか!」
「そっちのお姉さんはレベル8 あんたは23なんだろ そんなレベルのやつに戦い強制してんだぜ?」
「それはアマテラスで修行すれば上がるでしょう?私には関係ないことだ」
「じゃぁ あなたがアマテラスで修行しなさいよ!!私 もう帰れないの?!なんなの!こんな世界しらないよ!」
「ほんと 最悪だぜ!なんなんだよ お前らにこのお姉さんの人生ぶち壊す権利なんかねぇんだよ!お前が戦えよ!何の為に死ぬかもしれない修行してると思ってんだよ!」
「ワリーノで国に適当な扱いを受け捨てられた異世界人が100件以上殺して回ったの 外交官なら掴んでいるんじゃないですか?各国で指名手配してたら情報来ますよね?」
「知らん!そんな物は知らん!」
「外交面でもヘボなんじゃない!あんたの仕事ってなんなのよ!」
「あなた達がしているのはそういう方に報復されても仕方ないということなんですよ?」
「そうだぜ!ムリヤリ誘拐して戦えって キレられて反撃されても仕方ないことだぞ?!」
「理解してないようなので 修行方法をお見せします。よろしいですね?」
「そんなものは知らん!私が被害を受ければ我が国と戦争になるんだぞ!」
「アマテラスはもうほぼレベル3000~で構成されています。ついでに申しますと シャングリラの兵士は全員 アマテラスの修行に耐え 1500~ですので その勇気があるならすればいいんじゃないですか?」
「さ 3000・・・・・」
「そういう修行してんだよ!あんたもしてみるか!?」
「世界の為とか私は呼ばれたから何が何だかわからない!でも この世界の事に地球人を巻き込んで恥ずかしくないの?!」
「まぁ 修行場にお連れします ミッシェル様 多少怖い思いをするかもですが しっかり守りますので了解していただけますか?」
「お姉さん 大丈夫だぜ?俺が守るからな!アニメ見てると思えばいいからな!」
「ちょっ 何を勝手に!」
外交官の言葉はエマの集団転移でかき消された
「わぁお!ワープ!?ワープなの!?」
「ああ お姉さん アマテラスは全員 ワープが使えるんだ」
「ここが我がアマテラスの修行場です。ちょうど今 我がアマテラスの最強チームジョーカーが修行してますね。」
「な 何だ一体!」
アサミも転移してきた。
「ミッシェルさんだったね。私がアマテラスを作った勇者のアサミだよ。日本人ですよろしくね。」
「あなたも日本人なのね アメリカのミッシェルよ よろしく!」
「今から あなたにはモンスターの攻撃が当たらないバリアを付けるね。絶対ケガしないからね。落ち着いて修行みててほしい。私は戦ってくるから!」
アサミが合流し
「コア 3500 1500」
【了解シマシタ 3500 1500】
「あれはレベル3500が1500匹ですね。リョウタ様も毎日あのような修行をしてるんですよ?」
「ああ 死ぬ思いでやってんだよ!何が世界の為にだよ お前もやってみろよ!」
「わぁお!アメイジン!どんどんいなくなっているわ!リョウタ あなたもできるの!?」
「わぁ!すごい!レベルが上がっているわ!なにこれは!?」
「あのレベルを倒せるのは今の所ジョーカーメンバーだけです アサミ様はあなたにレベルの経験値が上がるバフと絶対無敵のバフをつけているのでレベルが上がってるのですね。」
「俺はまだジョーカーのレベルには全然届かないんだ!でも3000には近くなってる」
「な なんなんだここは・・・」
「次は ジョニスさんあなたもしてみます?プチっと殺されますよ?」
「不愉快だ!この事は国に抗議させてもらうぞ!」
「ああ もう倒し終わりましたね。だからすればいいじゃないですか?」
「すごいわ! もうレベル957に上がってる!」
「ええ これがアマテラスの修行方法なのです これにあなたはろくに説明もせず押し込まれそうになっていたんですよ」
「ああ いつ死んでもおかしくない修行なんだ バナーナはこれ国でやれんのか?戦うんだろ?なぁ!」
「見てるだけだったけど 私がやれと言われたら怖いわ!あんた 漏らしてるじゃない?!ほんと口ばっかね!戦えばいいじゃない!」
「・・・」
「外交官なら口が仕事道具ではないのですか?失業しちゃいますよ?」
「さて ミッシェルさん どうだった?」
「オゥ! アサミ アメイジン!最高だったわ!ゾクゾクしたぁ!」
「喜んでもらえてよかったよ。で 外交官さん どうする?ミッシェルさんに何も情報を与えないまま連れてきてアマテラスにケンカ売ったわけだけど?」
「今後はアマテラスはミッシェルさんを保護する。これは決定事項だ。ミッシェルさん日本が好きみたいだからね。私は地球の物はだいたい買い物スキルで呼び出せるからね アマテラスの倉庫は日本のアニメでいっぱいだよ?」
「なんてことなの! アサミ あなたが神だったのね!もうジャパニメーション楽しめないとおもったのに!」
「私達アマテラスは 犠牲になった地球人が虐げられないように保護して地球の文化で少しでも落ち着いてもらえるようにするのが仕事なんだ」
「それをこいつら 人増やせばいいだけだろみたいに言いやがって!!」
「私達が少し動けば大体の国は沈みますよ?魔王認定されたくないのでやらないだけなのです。」
「それともアマテラスが魔王だって認定しちゃう?魔王があと3年で現れるらしいから頑張ってレベル上げてる勇者に向かって魔王認定されたら溜まったもんじゃないんだよ」
「わかったら帰ってくれる?ミッシェルさんはうちで保護するからさ」
「あなたは今現在 何も被害を受けていない あ 漏らしはしましたか。これで外交だ何だでいちゃもんつけるなら好きにしていいとアサミ様はおっしゃってます。」
「魔王認定して全世界でアマテラス狙う?好きにして?Sランクが平均200ちょいなの忘れないでね?」
「これ以上 召喚してアマテラス刺激するのやめてくれよ!全世界に勇者召喚やめろって言うのがあんたら外交官の仕事だ わかったか!?」
「オゥ!アマテラス!私も何か出来ることがあったら手伝うわ!」
「国に帰ってもう勇者召喚を停止してほしいと報告があなたの任務です わかりましたか?」
「お帰りは転移でバナーナまで送るよ。」
バナーナの外交官ジョニスは 転移でバナーナまで送られた。
「改めて ミッシェルさん アマテラス所属ジョーカーのリーダー アサミです この国の勇者をしているよ よろしくね!」
「ジョーカーのサポートをしています エマです よろしくお願いします。」
「バナーナの勇者なんかもうやめだ!アマテラスの勇者 リョウタだ お姉さんよろしく頼むぜ!」
「アメリカのミッシェルよ!私に何が出来るかわからないけど あなた達の仲間にしてくれる!?」
「ミッシェルさん あなたを歓迎するよ」
ミッシェルもおうやくほっと一息したみたいだ




