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最終戦 アサミ VS ムゲン

「アサミよ お前らと出会ってもう1年じゃったか?」

「そうだねぇ。色々あったもんだ」

「今日は全て見せてみぃ 全部受け止めてやるわい」

「え 死ぬとおもうからやだよ」

「いやの 全種類スキル魔法見せろってわけじゃないぞ!」

「ああ そういうことね!わかったできる限りみせるよ!修行の成果を!今までお世話になったからねえ!」

「そうじゃ お前は自慢の弟子じゃ だがワシなんかあっという間に倒してもらわんと困るぞぃ」

「ん- まだわかんないなぁ~ スキル頼みのとこあるし」

「まぁ ジョーカーは強くなった みてみぃ この観客の歓声を!」

「1年前はまだ弱かったしねぇ」

「もぅ お前を認めない奴なんてこの国にはおらんぞ。」

「そうかもしれないけど まだやれることありそうだしねぇ レベルも不安だし」

「そこじゃ お前の悪いとこ マイナス思考が過ぎる 自信を持て!」

「自信もっていいのかな?」

「まぁ 不安でレベル上げとくってのは賛成じゃがの」

「わかった!でも なんか卒業みたいでいやだな 師匠どっかいっちゃいそうな言い方だし!」

「行くよ」

「え!?アマテラス去るの?」

「ゲンゾウんちに移るだけじゃが?あそこワシの家より豪華じゃないか ずるいぞ」

「ああ そういうことね・・ 猫増やそうか?」

「そうじゃの まぁ あと3匹くらいかの」


(アサちゃん 今日はどのくらいでいくんだぃ?)

(ん-そうだねぇ 使ったことないスキルが不意打ちできそうだけど 内容も把握できてないからね)

(ばあちゃんね ムゲンさんの気持ちにこたえた方がいいと思うんだよねぇ。ずっと見てきてくれたから もうムゲンさんはみんなの事を孫みたいに思ってる。成長したとこをちゃんと見せてあげなぁ)

(そうだねっ!いっぱい世話になったしね!)

(ああ そうだね みんな大事な家族だから!お世話になった気持ちアマテラスのみんなにも伝えようじゃないかぁ こんなに強くなったってことをね!)

「師匠 本気でいくよ!」

「ああ 見せてみぃ!」


『第3試合 ムゲン選手 VS アサミ選手 アマテラスの2TOPの登場です。師弟対決ですね。

アサミ選手は今までのお世話になった気持ちを届けるような試合をするようです!美しい師弟愛ですね!ムゲン選手もまるで孫の成長を見てワクワクしているようです!』



「たぶん 魔王だ魔族だは知らんが これがここら辺で最強同士の試合だ しっかり見るぞ」

「なんか最終回ムーブみたいな感じだったけど大丈夫かい?!」

「ああ大丈夫だ あと200話はすると思う」

「結構長いんだね!」

「それにしても この会場だいじょうぶなのかい?」

「まぁ その辺は調整するだろう?するよな?」

「たぶん・・・するんじゃねぇか?!」

「ムゲン殿は昔サスケという我が一族の者にも勝ったという その実力楽しみだな」

「サスケもいるのかい!?」

「なるとはー?」

「なるとはいないな」

「ざんねーん!」

「いたらラーメン食ってんじゃねぇか?」

「わあー ドキドキしてきたよー」

「アサミちゃん がんばって・・・!」



「アサミ 今日はやる気だな」

「いつもやる気ないのにねぇ~」

「アサミもカオリには言われたくないですわね」

「いつもセーブして戦ってるようだからねぇ」

「まだ使いどころが難しいスキルがあるんだろう。今日少しは見れるかもな」



『さぁ 泣いても笑っても ジョーカー特別試合最終戦 ムゲン選手 VS アサミ選手です』


「ワシ ジョーカー扱いされてるけど 正式メンバーじゃないんじゃがのぅ」

「まぁ いつも一緒にいるからね!しょうがないよ!」


『さて 今回は前回の決勝より さらに強くなっているそうですね!今回も大興奮間違いなしでしょう!最終戦なので ルルーシュ陛下より開始のご挨拶がございます。』


『ああ ムゲン アサミ ジョーカーの皆よ 最高の試合を感謝する!最終戦も楽しみにしている!この大歓声 国民全員がお主らに尊敬の念を抱いておるぞ!

では 2人とも 準備はいいかの?』


「いつでもいいです」

「さぁ アサミ かかってこい!」


『最終戦 開始じゃ!』


(さて まずは様子見!)

『天使召喚 ミカエル!』

【久しいですねアサミ】


現れたのは聖なる光にあふれたとてつもなく美しい天使だった。思わず跪きそうだ。


『お久しぶりですねぇ ミカエル様』

「お久しぶりです ミカエル様」

【トキさん 食堂に戻りませんか?どうも物足りなくて】

『出前ならしますよぉ?』

【アサミ 頻繁に呼びなさい】

「はぃ!まずは試合を!」

【ええ そうですね あなたに勝利を】

【セラフ!】


ミカエルはアサミが隠していたスキルの一つだ。偶然にもばあちゃんと知り合いだったのですぐ仲良くなれた優しいお姉さんって感じだ。

ミカエルのセラフには一時的に天使化することが出来る。神に近き者の称号と天使召喚するほどにアサミの格があがったという条件があった。

天使化するとあらゆる攻撃がリミッターなしで威力が上がる。


ミカエルがセラフを唱えるとアサミに天使の羽が生え 宙に浮く。

「ほう えらい格の高い天使様を呼んだみたいじゃの」


『なんと!アサミ選手 天使様を召喚成功した模様です!さすが勇者と言ったところでしょうか!

さぁどんなことが出来るのか大注目です!現在アサミ選手 羽が生え空を飛んでいます!これはすごい!』


会場も天使召喚という偉業とアサミの天使化に驚きと歓喜に満ち溢れている。


「とうとう天使まで呼びましたわね・・・」

「予想の斜め上すぎる・・・」

「アサミちゃんすっげぇ・・・」

「ミカエル様って言ってなかった?!やばいくらいすごい人だよ!?」



「アサミ人間やめたか・・・?」

「なんか知り合いみたいだぜ!?戻るんじゃねぇか!?」

「うわ・・ マジか ミカエル様だって・・・!」

「これはーやばいですねー」

「ああ アサミちゃん 素敵・・」


【さぁ アサミ 行くのです 私はお仕事に戻ります!】

『アサちゃん がんばるんだよぉ!』

「ええ!師匠いくよ!」

ミカエルが天に戻っていく。


「こぃ!!」

アサミが天を飛びその羽から無数の羽を飛ばす!

それをムゲンが四聖獣で迎え撃つが羽に触ると浄化してしまう。

「なんと 厄介じゃの~ ではこれじゃ!」

「神龍!」

ムゲンが召喚したとてつもないデカイ龍がアサミを襲う!

「うっは!そんなのも隠してたの!?」

動きは遅いがとてつもなく力とリーチがあった。

アサミを巻き込むようにぐるぐる追い詰めていく!

「アルテマ!」

アサミの魔法が神龍に集中的に命中し 肉体が溶けるように欠けていく。中には口の中に入り内部で連鎖爆発するようにみえた。

「その天使化というのはアサミの威力を相当あげてるようじゃの」

「まぁね!」

「さぁ まだまだいこうかの!」

「ああ そうだねっ!」


アサミも地上に降り ムゲンとの肉弾戦を望むようだ!

「ほんとつよくなったのぅ!」

「まだまだだよ!」

あらゆる攻撃をムゲンがひょいっと避けアサミもまたムゲンの攻撃を避けていく。

彼女らの前では単純な攻撃は通用しない。

「ラチがあかんのぅ!まぁ 楽しいけどな!」

「師匠もそう思う?!キリがないね!」


「さぁ!最強の技を見せて見ろ!」

「そうだね!名残惜しいけどやるしかないよね!」

『アサちゃん 合体するよぉ!』

「ああ ばあちゃん いこうか!」

アサミの肉体とばあちゃんが一体化して 凄まじいオーラを感じる。

アサミの体から光が溢れ 大地が震えているようだ!

「なんと婆さんとの力はこれほどのものか!おもしろいのぉ!」

さすがのムゲンも少し焦ったようだ


「ばあちゃんと合体か ここまでの力なのか・・ こりゃ迂闊にできねぇわけだな」

「やっべぇ 鳥肌立ってくるぜ!」

「ああ アサミちゃん 綺麗・・・」

「さすが神に近き者という称号な訳ですね」

「神話見てる気分だよ!」

「おねえちゃんすごーい!」

「アサミ様の力はまだまだ上がりますね。このエマも頑張らなければいけませんね。」



「まだアサミに追いつくのは遠いな」

「ええ ですがいつかは隣に立てるように・・・!」

「アサミちゃんすごすぎるよー」

「はわぁー これは脳が震えるぅ!」


「時間があるからね!決めさせてもらうよ!」

「そうじゃの!ここで時間切れを狙うのはワシもつまらんことはせんよ!受けて立つ!」


「聖櫃!」

アサミの天使化で出来る最強の技だ その威力にムゲンも奥義を駆使しても中々耐えることはできなかった。

「強くなったのぉ・・・!」

と 受け止めきれず 地面に足をつく。

「満足してくれたかな?」

「ああ お前がナンバーワンじゃ!」


『試合しゅうりょおおおおおおおおお!』


オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!

まるで会場が割れんばかりの歓声が会場中から聞こえてくる


アサミの天使化も解け ばあちゃんとの合体も終了した。

『ムゲンさん アサちゃんの全力うけとめてくれてありがとぅねぇ』 

「なぁに 師匠として当然のことじゃよ 楽しかったしの!」

『この子はまだ子供だからちゃんと私らで見守っていかないとねぇ』

「ああ 力は最強クラスじゃがまだまだ考えが未熟じゃよ!」


「あはは!頑張るよ!」


『最終戦 ムゲン選手 VS アサミ選手 アサミ選手の勝利です!私も体が震えてうまく伝えれませんが 最高の試合だったと思います!』


『アサミ ムゲン 最高の試合じゃったぞ!!!ワシらも頑張らんといかんな!』


「ありがとうございます!」「ちぃーと疲れましたがの!」


『今回の武闘会も素晴らしいものになった!では 閉会式の準備じゃな!ジョーカー最後までよろしく頼むぞ!』



その後 閉会式でアリテラスの歌で会場がしんみりし 祭りは終わった。

また1年後 アツイ戦いが繰り広げられるだろう。


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