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組織の名前

なにはともあれ無事に組織を結成できたわけだが

いつまでも組織と呼ぶわけにもいかないのである。

準備段階から初めてとうとう2か月やっと活動拠点ができたのである。

組織の為に作った大型事務所 かなりの広さをもっている。

1Fは会社みたいに事務作業場 更衣室 トイレ 食堂 厨房 シャワームールなど

2Fは来客用の接客室 各資料なのど保管庫 備品の保管庫 新商品開発室などである。

3Fはマッサージ器具やトレーニングルーム 大型テレビでゆっくりアニメやゲームができる娯楽室など

趣味階層である

4Fはジョーカーだけじゃなく所属各PTの個別部屋 会議室 そして総括室である。

この会議室にジョーカー スタッフの冒険者PT各5名x3 ムゲン アベル エマ ジェシカ ジェイクが揃っていた。



「今日の議題だが3つ 知ってると思うが総括ジェイドが進行させてもらう。」

わー パチパチ

「無事結成できたわけだが まずはいつまでも所属PTはジョーカーだけではないということだな。」 

「スタッフも今は出来ることはアルバイトに任せて冒険者PTを結成しています。」

「その中の子は正社員になってcafeの運営を任せてもいいレベルなのか?」

「そうですねー。まぁ及第点ですね。」

「そこから冒険者になりたいという子はまだいません。cafeの店員に憧れての方が多いみたいですから。」

「冒険者も大事だが cafeも大きな収入になってるんだ。その子たちはそのまま正社員にして給金もバイトじゃなく正規に払ってやってくれ。その方が組織の方に力を入れるPTが増えて助かるしな」

「まず 冒険者ランクまぁ これはこの組織基準なんだが」

と ここでジェシカがわかりやすい表をホワイトボードに貼っていく。いい仕事だ。

「まず100~300 これはもうすでに冒険者ランクとして一流なので ゴールドと呼ぶ。

300~700 これはダイアモンド 700~1000 プラチナ 1000~1500 アダマンタイト 1500~2000これがオリハルコン 2000~これはもう現れることはそうそうないっていうことでレジェンドまぁ 今のムゲン師匠 アサミたちはこの部類だな」

「いい呼び名じゃん!」

「宝石のようになれということか」

「まぁ 素材だな・・」

「なんかつよそぉー」

「プラチナからはもう超一流という扱いなんだが 大量に1000量産されるとなんだかなぁだよな」

「あはは まぁねぇ」


「スタッフの3チームだが」

「さすがにお前たちはレベルは一流だが ゴリ押しやレベルだけの勢いで戦ってるところがあるだろう。基礎面はアベルから そして極意などの奥義やスキルなどをムゲン師匠から学んで訓練を続けてくれ。それに伴ってPT活動費まぁこれは5人で分ける給料みたいなもんだな 月 金500を使ってうまく運用してほしい。組織から出るクエスト報酬 またはダンジョンなどの素材 冒険者ギルドなどの報酬はPTで好きにしていい。」

「はぁーい。」「給料上がったね!」


「ジョーカーはまぁムゲン師匠もだが 好きにしてくれ。お前らが看板だってことを忘れないであんまり煽るな。だが 舐められるようなら潰していい。

あと 金はまぁ逆にお前らに俺らが養ってもらってるようなもんだからな。管理は任せた。」

「養うって 協力しあってるっていってよ!」


「アベルは 今度新規冒険者の面接をすることになった。その合格者の面倒もみてもらうことになる。厳しめでいいがすぐやめるようなことがないようにしっかりサポートしてくれ。それに孤児院などを巡って見込みがありそうな子は引き取って弟子にしてもいいぞ。給料も年1200を約束してるから月100 あとは個人収入は好きにしてくれ。」

「ああ わかった。どんなのが来るか楽しみだな。」


「エマは やはり仕事の量が多い・・がだいじょぶか?」

「そうですね。しかし大体のcafeの指導は終わりましたから あとはジョーカーのサポートをメインにしたいと思います。」

「会計や事務はどんどん入ってくる予定だ。もう少しがんばってほしい。エマの仕事量は尋常じゃない。まぁ エマは月150だな。」

「お金はどうでもいいですが カフェの人材育成のベテランメイドを追加で雇ってスタッフ育成も続けていくべきでしょうね。」

「OK そのようにしていこう。」



「次の議題だが・・・」

「新事業 これは 芸能関係だな。」

「アイドルだけじゃなく?」

「ああ 新聞の取材やらだ まぁそれはあととして」

「勇者の世界をもっと知りたい  これが一番大きい」

「あー ありそう」

「今や 異世界から召喚されたという勇者はちらほら存在が知られてきている」

「カオリ アサミ ミズキ それはお前らも隠してないだろう?」

「まぁ これだけ目立つことしてると今更だよねぇ」

「まぁ・・わざとここに引き付けてるぅってとこもあるけどぉ」

「私のようにここを目印にして助けを求めてくる人もいるかもだからね。」


「まず 今は普通にある 映画 アイドル cafeだがこれは大成功と言っていいだろうな」

「まぁそうだねぇ 自分らで作ったもんじゃないのが申し訳ないけど。」

「パクリだもんねぇ・・」


「ミズキの動くスケッチ召喚アニメも好評だな。」

「ありがとうございます!」


「次はファッションに興味持ってるらしいんだ。この国の人たちは」

「ふーん」

「異世界買い物で服を売る事は可能なのか?」

「うーん・・・割高かな」

「例えば ソフィーがいつも着てる黒いドレス あれゴスロリっていうタイプなんだけど

あれで銀80~って感じかも」

「俺らには大した値段じゃないが 確かに高いな。」

「服の仕立て屋さんに売って作ってもらえば勝手に値段つけてどうぞって感じなんだけどね。

この世界で服買ったことないんだよね。」

「ああ たしかにアサミちゃんに会う前は制服着てたよ」

「じゃぁ ファッション誌を作ればいいんじゃなぁい?」


「本を作るってことか?」

「ん- ファッションだけじゃなく 異世界の事を知ってもらう為の情報とか

この組織に所属してる子たちのインタビューとか 活動内容とかの発表の本。

その一つで所属メンバーがモデルになった写真を異世界の服着て取ればいいんじゃないかなぁ。

あとはおばあちゃんのレシピとか?あと映画の開催情報とかもあれば便利かもぉ・・」

「なるほど その本が売れるだけじゃなく 服の注文や作り始める職人もいるってことか」

「週刊はさすがにきついから 月刊誌にすればいいかもねぇ」

「欲しかったら他の模倣品より本物を注文してくるだろうね!」

「あとはアリステラ姫にもモデルとかしてもらえば大人気だよね」


「とりあえずその方向で行こう。宣伝部も必要だなぁ。」

「まぁ 新聞はまだ検討中だがいい宣伝にはなると思う。

めんどくせーからあんまり関わりたくないんだけどな」


「最後の議題だ これが一番重要なんだ。」

ざわざわ・・・ え・・・ 今までが前座・・・? なんだろう・・・


「この組織 名前ないんだが・・・」


「!!!!!!」


「おい 何ビックリ! みたいな顔してんだ いつまで組織って言ってればいいんだよ!」

「たしかに・・・それは盲点じゃったのぉ・・・」

『いつまでもジョーカーだけじゃないからねぇ・・』

「ええ おばあ様の言う通り今いる皆が活躍の場ができる組織になるのですわ!」

「SO SHI KI」

「カオリちゃん マジメに!」

「ん- なんかない?」

「ネーミングセンスないからなぁ・・ 勇者がいる店じゃだめか?」

「うわっ ダリアだっさー!」


ダリア様 それはないです・・ それはさすがに・・・


ダリア 顔真っ赤である。


「ロンドベル隊」

「おい それはやめろ!俺は好きだが却下だ。」

ジェイドもアニメにはまったようである。

「黒の騎士団」

「悪くない だがダメだ。」

「そうね 陛下の名前もあるしダメね。」

「ああ あの人ルルーシュだっけ。わすれてた。」

「ロゼリア」

「おい お前 ぎゃるぱからじゃないか!よっぽど好きなんだな!」


「ん- 世界で一番になる。」

「ザ・ワールド」

「それは時間止めそうだからだめだ」


「ん- アーサー王伝説から 円卓会議」

「それもある!」


「じゃぁ 本命いきます」

ざわざわ・・・ アサミ様ならやってくれます! さっきぎゃるぱからぱくってたぞあいつ。

など 好き勝手言ってくれるものだ。


「うちのばあちゃんがこっちにくるキッカケがアマテラス様っていう日本の主神クラスの人にほめられたからなんだよね。

そこでアマテラス様からミュー様に推薦されてこの世界に私と一緒にきたの。

アマテラス様は太陽神ともよばれているから 太陽みたいに明るい組織にしようって意味を篭めて

『アマテラス』どうだろう?」

『あら なんかご利益ありそうだねぇ』

「太陽神 素敵ですわね」

「日本を少しでも感じられて私は好きだなぁ」

「うんうん」

「アマテラスか どこかの神じゃったな」

「師匠も知ってるのか!」

「アマテラスいいですね!」「これが私達の名前!」「気に入りましたー」


「ああ 俺もいいと思う じゃぁ この組織は アマテラス に決定だ」



この3か月間 ずっと組織 とだけ言われた集団がやっと名前を得たのだった。

第4回アース・スターノベル大賞様 ドリコムメディア大賞様 に応募している作品です 初めての作品ですが最後まで書ききりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。




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