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アサミとダリアのお友達

アサミは 冒険者ギルドの場所を知らなかったようだ。


とぼとぼ道を歩いてると 後ろから声がした


「あれ アサミ?」


「にゅ?」

と 答えると朝のお風呂のお姉さんだった。

「あっ おはようございます ダリアさん」

町の中で会ったダリアはビキニアーマーにマントとちょっとアサミには刺激の強い姿だった。

だって おっぱい大きいもの。はみ出ないのかなとか心配になってしまう。

『ああ 剣士の嬢ちゃんかぃ 中々いい動きするよ 私にも気づきかけたからねぇ』

(マジで?ばあちゃん攻撃あんまできないけどレベル200よね?相当の実力者?)


改めてダリアを見る。綺麗な金髪がサラサラと輝いていた。

「アサミ あの薬すごいな。売るとしたらいくらなんだ?定期的に売ってほしい!」

ダリアは男にあまり興味はないがどう思われるかは別だ。

あまりオシャレに気を使ったこともないので 周りの冒険者には オトコ女とか不名誉なあだ名まである。この男勝りの性格もあったり戦い方が男よりも強いことがあっていまだに恋人はできたことがなかった。

しかし アサミのお風呂セットですっかり体を綺麗にすることに興味が出てしまっていた。


「あー えっとですね。あれはまだこの町で売ってないんですよ。なので売れるようになるまで

原価ですね 私の故郷からあとから大量に送ってくると思うので今ある分でよければ 

ダリアさんなら知ってる方なので銀貨10枚ですねぇ(1本2000円くらいだしダリアさんならいいか。どこかの金持ちには高値でいこう)」

『アサちゃんいいのかぃ?この世界にないならいくらでも出す貴族もいそうだけど』

(ダリアさん知らない人じゃないし 他で儲ければいいよ ダリアさん綺麗だし宣伝効果もあるしね)


「いいのかっ!ありがとぅ アサミ」

「いえ あんまり広めないでくださいね 相場が変わるかもなので。」


「ちょっとお待ちなさい!」



ダリアと話していると 魔女みたいな恰好をした女の子が話に割り込んできた。


「おいっ!ソフィー失礼だろう。アサミはアタシの知り合いだ。」


「初めまして アサミさんっておっしゃるのね。私はソフィーと申します。

そこのダリアとは同じ冒険者の仲間なんですの。」

 

「こんな喋り方だが 別に貴族とかじゃないぞ」

「うるさいですわよ!ダリア!」


『元気な娘さんだねぇ。でもなんか怒ってないかい?』

(わっかんない なんなんだろ?)


要領を得ないアサミは 二人の言い合いに口を突っ込めないでいた


「あ あのー・・・」


「そーです! あなた!ダリアに何をしましたの!?朝起きたらなんかスッキリしてるし。何かしたのでしょう!」

(ん?どういうこと?)

『あれじゃないかねぇ。知らない間に髪がきれいになったから嫉妬したのかねぇ?』

「ダリアは私には ウソをつかない正直な子なんですの。それなのに朝からソワソワして何事かと聞いても なんでもなーいって白状しないんですの!それなのにあなたにはニコヤカに話して!あなたの仕業だってわかってるんですのよ!」


(あー ばあちゃん これ 友達取られたと思ってるヤキモチじゃない?)

『かわいいのぅ わかいのぅ』


「わかりました。ソフィーさん あちらで話しましょう。ダリアさんはちょっと離れていてもらえますか?」とベンチに座って落ち着いて話すことにした。



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