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発芽病  作者: 鍵霧 飛鳥
3/3

お昼寝

まだ途中

あれから五年が経ち、ミカルは十歳となった。苦しい治療にも耐えたものの、病状が悪化し、今となっては一年のうち大半を病院で暮らしていた。

今日は気分がいいからと外に出る。看護師が止めるが、それすら無視して。暖かい春の日だった。

病院の庭の片隅の気が生い茂ったところ。誰も知らない・・・しかし、そこにある小さな手入れもされてないガラスのベンチ。丁度木と木の間から差し込む暖かい太陽の光。

発芽病を宣告されて五年。病院から出たことがほぼ無かった。日に当たってウトウトしてしまった。足元に栗鼠が寄ってきた。いつも来る子だ。

『あら、一緒に寝る?』

膝に乗った栗鼠の背中をゆっくり撫でる

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