最下位剣士の活動記録#1
俺は、ヴィン・リルート リルート家の長男だ。職業は、学生。俺の性格は、自覚はないけど「面倒くさがり」らしい。試しに知り合い全員に聞いてみたら8割方これだった。 人生始まって以来の最大の疑問である。
年齢は、____________________忘れた。誕生日過ぎる度に一個ずつ数えるのが、面倒くさくなって数えないようになってって、 気付いたら忘れてた。
多分、隣でギャーギャー騒いでる、ルンと同じだと思う。
ついでに紹介しておくと、朝っぱらから俺に飛び乗ったり、ついさっきまで、俺の隣で騒いでた奴は、ルン・アウトラー 俺の幼馴染みだ。 金髪、赤眼のまぁ美女と言えば、納得する顔立ちだ。
気になる3サイズだが、聞いてみたところ ボッコボコにされ、「二度と聞くな!!」と激怒された。まぁ俺から見ると、胸はまぁそこそこある方だと思う。体は全体的にスレンダーな感じだ。
あと、 俺が今日から通うこの学校は、「新:カスティー学園」名前の由来は、この学校を新しく建て直した人が、カスティー家の当主だったため。ただ、それだけ。
この世界は、俺は知らないが、「異世界」と呼ばれているらしい。そのせいか、モンスターが現れる。もちろん、金を稼ぐ方法も、クエストクリアや、商人、農業、モンスターの皮、肉、骨等を売る、その他もろもろで稼ぐ事になる。で、この学校では、モンスターを倒すための体術、剣術、弓術などなど、教えるらしい。ただし、入学・転入前に何術を学びたいのかを事前に理由も書いて提出する必要がある。理由は多分術別にクラス分けをするためだろう。
だが、俺はその書類を出さなかったので、挨拶もかねて理事長室にルンと向かっていた。
理事長は、俺の親父の古い友人で、昔 剣を振るう事も出来ずいじめられていて、幼い頃思わず家を飛び出し、山の中で俺の師匠になる人に会い長い間、ただ、ひたすら剣術を修行し、街に帰ってきた俺の転入を快く受け入れてくれた。もちろん親にも泣いてるのか、怒ってるのか、よくわからない顔で4時間ブッ通しで説教された。まぁそういう分けで理事長は、色々ありがたい存在だ。あと...
「ちょっとヴィン!!聞いてんの!?」
「へ?何が?」
「ダ・カ・ラ!!理事長室に着いたってば!!」
「あ..」
気がついたら俺の視界には理事長室の札が見えていた。
「じゃ、入るわよ。」
「お..おう」
久し振りに会うとなると知り合いとはいえ緊張する。まぁいいか。
ガチャ
「「失礼します。」」