第二話 長い永い帰路
おぉっと!
耕太が女性と二人で歩いております!
たとえ見つかりにくい場所であろうが、作者である私の目は盗めません(笑)
同居することになってしまったらしい耕太!
さてどうなる!?
一一以上、中継の笠原がお送りしました!
「耕太、家はどこだ?」
<どこだって言われても・・・正直困る(汗)>
「説明難しいですね・・・」
「情けない奴だな・・・」
<少し黙っていればいいものを・・・(怒)>
「とにかく、僕についてきてください」
「や〜だ、早くどこか知りた〜い!」
<何なんだこの身勝手な性格は!>
「もう!置いて生きますよ!?」
「むぅ!天国送りにされたいか!?」
<もう放っておこうか、うん。それがいい(笑)>
「早く生きますよ!」
「耕太、まだ知らないようだな。天使族のことを・・・」
<・・・何も聞いてないからね(笑)>
「えぇ、知らないですけど・・・」
「フフフ、知りたいか?」
<・・・どっちでもいいよ(呆)>
「えぇ、まぁ知りたいですね」
「天使族はな、皆身勝手な性格なのだ」
<うわ・・・、嘘くさ>
「そーなんですか(棒読み)」
「あとはな、う〜ん・・・別にないかな!」
<一つしかないんかい!しかも、唯一の情報も嘘っぽい・・・>
「天使族ってほとんど一般人と同じじゃないですか」
「いや、耕太、大事なことを忘れてるぞ!」
<どうせ翼でしょ?普通に分かるって>
「翼があることですか?」
「よ、よく分かったな・・・」
<キタァァァァ!僕の勝ちィィ!>
「さて、早く歩きましょうか、日が暮れてしまいます」
「フッ、一般人にしてはいい判断だな」
<・・・うるさいわ(怒)>
「ときに耕太、この辺りに翼を広げて休める場所はないか?」
「この森の中ならどこでも大丈夫ですけど・・・」
「本当に大丈夫なんだな?」
<大丈夫って言ってるぢゃん>
「はい、大丈夫です。ところでなぜ翼を広げ・・・うっ!?」
「ん?耕太?どうかしたか」
<かっ・・・体が動かない・・・!>
「あっ、言い忘れてた」
<何を!?>
「一般人が翼を広げてる天使族の半径3m以内にいると感染するんだった」
<本気!?>
「まぁ、いいか。どうせ同居するんだし(笑)」
<(笑)じゃねぇ!!それに、僕は一般人でいたい・・・>
「それに、有り難く思いなさい。一般人よりも遥かに賢い天使族の一人になれるんだから」
<とりあえず横になろう。このままじゃ辛い・・・>
「ちょっ、何をしてる!翼に触れるな・・・っあ!」
<ん・・・?体が動くぞ?どういうことだ?>
「はっ・・・なせ、いい加減に・・・!」
<ほぅ・・・弱点は翼っと。いい情報だ、ケケケ・・・>
「あれれー?どうしましたー?いきなり翼を閉じたりして(笑)」
「なっ、何でもない!とにかく、離せと言っている!」
<クックックッ、何かいい気分や(笑)>
「人に頼み事をするときはへりくだって欲しいですねー(笑)」
「お願いだ、耕太。離してくれ。・・・私の理性が・・・崩壊しちゃう・・・」
<はい・・・?>
「早く離さないと耕太を襲ってしまう・・・」
<ヤバイ、ヤバイ!!そんなことまずい!!>
「しょうがないですね。離しますよ」
「耕太」
「何ですか?」
「九死に一生を得たと思え。天使族は何をするか分からないからな・・・」
<怖っ・・・もう止めとこ・・・(汗)>
「すっ、すみません・・・」
「いいわよ、別に!怒ってなんかないからね!」
<メッチャ怒っとるやん>
「以後気をつけます」
「さて、早いとこ耕太の家に案内してくれ。普段あまり使わないから足が疲れた」
<ですよね・・・普段は翼ですもんね>
「じゃあ、僕が背負ってあげましょうか?」
「なっ、何を言い出す!大丈夫だ!私はそんなにヤワではない!」
「ふふ、いいんですよ。意地張らなくたって。それに、僕も男です。少しは頼ってくださいよ」
「・・・さっきはあんなことをしたくせに」
<根に持ってるか・・・>
「だが、優しいな・・・耕太は」
「そうですか?」
「うん。体は小さいが、器は大きいようだな」
<体小さいは余分じゃない?けっこう気にしてるんだから!>
「天之川さんだって小さいじゃないですか」
「女は小さい方がいいんだ。違うか?」
<うっ、上目遣い・・・これは・・・反則・・・>
「耕太、早く」
「はひ。分かってまふ」
「・・・?どうした?言葉がおかしいぞ?大丈夫か?」
「大丈夫でふ。さ、早くしてくだひゃい」
「・・・」
そんなこんなで耕太と翔夏は帰宅した。いや、耕太にとっては、何とか辿り着けたと言った方が正しいかもしれない・・・
こんにちは。
笠原です。
そういえば耕太と翔夏の特徴を書くところがなかったので、この場を借りて・・・
耕太:身長163、体重45、無論、童顔。
翔夏:身長148、体重は非公開、無論、キュート系
まぁ、こんな感じでふ。
今回はですね、専ら仲の良い二人的な話になってしまったわけですが、いかがだったでしょうか。
少しでも楽しめて頂けたら本望でございます。
次回は耕太の両親登場!!
必見(?)です!