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若の裁定

若により三郎の悪事が白日の下にさらされますさて三郎はどうなるのでしょう?

薬丸という小僧が言うには今敵城は手薄で王城以外の城は20人も兵が

残っていないという。こちらは4000の兵がいて、各城の1000人ずつ

向かわせれば攻めおとせるという。

狐につままれた様な話だが、一度次郎を連れ子供が消えた?

4000の兵にも既に伝えており、戦地に戻り行軍中という

2年もかけて達成できなかった敵地攻略がアッサリと完遂しそうなのである。

各城を1000の兵で囲み次郎がアホみたいに太い丸太で門を壊す

他の兵は突撃する。

次郎は次の城でも次の城でも門を壊し全部の門をこじ開けた。

若は各城を廻り子造りをしていた。

次郎を各城へ転移させたのはやくちゃんである。

敵地城を堕としたという事で、王に報告の為一時三郎に管理を任せた

城に立ち寄る。若と20の兵に、次郎や女も子供も一緒に入城してきた

のである。

「お前はお前は」と口の横に泡をふかせながら次郎の悪口を若に言い

はじめる。

「この者は私が一時撤退の際に見事しんがりを務め抜き、一兵たりとも

通す事無くシノギきった強者ぞその者にお前は何をいっているのだ」

三郎「私も自分で何を言ってるのやらわからなくなりました。」

三郎部下の尻を蹴り飛ばす

若「この城の出納帳を持て」

「単純な計算ミスが多すぎるな、ここも違う。ここもまちがい」朱色の紅皿に

筆をいれ修正を入れていく。

城の区画の整備な次郎が面積とか容積なる物の計算が出来てな

この荷車100台はおかしい多くとも10台だというのだ。」

「栄の町だけ色をつけている様だな。他の街からのものを栄町の利益に

していたりもする。」

「確かにこの城攻略の際、栄町情報提供に協力してくれた。

しかしこのやり方だと他の村から不平不満が出るだろう」

「出納帳上は黒字にみせかけているが、妖魔討伐で城内のみなに

ふるまった為に赤字計上としているのか?

次郎の話だと次郎が全部出したらしいんだがな?」

「お前はどんだけドンブリ勘定で出納係をやっているのだ?」

三郎脂汗をかきまくりながら次郎と姫の不義を若に報告

若「お前のいう姫様とやらの日記がここにある。」

「いとしの三郎様、この間は口をすってくださいましたね~~」

と永遠読んだあと、「お前の女じゃないか?」

「この日記には三郎様に言われたから若い武士を誘惑したとも書かれて

いるぞw」

三郎顔がまっさお

「それとな、栄の町の裏にあるつり橋、ワシが勝利したと解ると栄町の方から

つり橋を堕としたそうだぞ。箕輪の軍隊1000人がスゴスゴと城に引き返して

いく姿が目撃されたそうだ。」

「お前の好きな姫様は箕輪の王の系列だったな。」

「お前の守るこの城が箕輪の軍に攻められずにスンで良かったな」

三郎は顔が青いのを通りすぎて黒くなり始めた。

おのれと次郎を睨む三郎。身分が高い自分が必ず次郎に仕返しをしてやると

いう目である。

若「そうそう単純な計算もできないお前に計算を確認する役が必要と思う

若輩ではあるが計算の得意な次郎にまかせる事にした。異論はないな?」

「では、仕方ないのでこの城の城氏を坂田次郎宗治にする。」

「お前の好きな姫が箕輪の国と内通していなければ、この国も

わしと姫達の子が治める国となっていたであろう。」

「一人の姫の不義というものは大きいものだな。」

「三郎お前はその姫と箕輪に渡るもよし、栄の町の主となり、魔物を討伐

して、次郎に報告するでもよし好きな方を選ばせる。」

「栄の町の方で」

「そうか栄の町を選ぶか、2週間後火キツネ一体でも討伐して

この次郎に見せてみろ。栄町の町人の助っ人は許す。わしもそこまで

非常にはなれん。」

「姫様達はそうだな自分で選ばせよう今回堕とした4城にいきたければ

いくなり。尼になりたいものは尼にさせるなり」

「お薬、お前はここに残りたいと主張する姫様がいたとして、その姫様達より

上の立場になるわかるな?」

「あのときのとぎは、戦場で疲れた心を癒すよいとぎじゃった。お前に

感謝する」

「次郎宗治今回の働きに対する報酬としてはこれで十分か?」

「はいありがたく頂戴いたします。」

15話投稿

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