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酒呑童子の親分との対決

酒吞童子との本格的なバトル勃発です。

ガマ油を売って時間があまると、前線の若の戦況がきになり

飛んで行ってみるのだが、三城から合同で集められた敵軍は強敵で

日に日に劣勢の色が濃くなってきている。

近いうち城に戻ってくるやもしれない。

次郎が上司の三郎より無理な要求を突きつけられている。

未だ酒呑童子は殲滅できんのか?とか言われているが?

ダンジョンだし直ぐリポップするだろうし、とか次郎は

考えながら、真面目に受けてしまう。

やくちゃんは今ガマ油販売が妙に好きらしくひたすら

油ガマを相手して外に行ってしまう。

酒呑童子にはお薬の弓の技は効かない様で、水刀霧雨でひたすら

戦っている。

三郎は一対一では勝てるが、二対一では不利になる。お薬と一緒で

二体二で戦って互角というところだ。

所が今回三体に囲まれた。

次郎は刀は折られ片目は腫れ片腕は肩の関節が外れている。

お薬はやっと次郎を結界内に引きずり込み事なきをえた


薬丸がいつもの様に油壺を売り戻るとにらむ様にこちらを

見るお薬「あなたがいないから帰れなかった」とかなんとか言っているが

僕もこの小さな体では馬に乗れないし、貴方も馬に乗れないでしょうに

それでどうやってじろちゃんを運ぶ気だったのだろう?

じろちゃんが「いいんだいいんだ」とお薬をなだめる間

ガコンと肩を入れる

じろちゃん涙目で「何すんだ」と怒っている

薬丸はふっと左手を出すと大量の瑠璃ラピスラズリーの札である

金で箔押しされている。それをふっとふくと札がパタパタと

身体の奥から貼られていき全回復する。

薬の如来様の薬壺で瑠璃を札状にしたものである。効かない訳がない

天上で取れた瑠璃に何故これ程の効能があるのかは全くわからないが

これはかなり使える。

ポカンとしている二人。


次郎は上司に刀が折れた刀を造るのに一か月はかかるだろうというと

城の蔵にある前の城主の秘蔵刀を何本でも持って行って使っていいという

10本程拝借して、やくちゃんにお願い

「俺を男にしてくれどうしても今回はボスと戦いたい」

「5歳のいたいけな子に死地へ向かえという親ってどうなの」と言うと

「5は5でも50歳の間違いだけどな」と返された。

お薬さん笑っています。


次の日のダンジョン油ガマを狩り時間が止まっている収納にしまう

安全地帯に行き僕は火キツネのマントを頭から被る

50体の酒呑童子に火の球を連打で浴びせる。ボス以外全員倒れた様なので

ガマ油に戻るというと後ろむきに歩きはじめると

お薬さんに襟首をつかまれる。?

可愛い顔を近づけ「最後までいて」と言っている。

仕方ない僕は酒呑童子の酒徳利を集める事にした。

集め終わって戻ると、次郎は剣をすでに三本折って勇敢に立ちむかっている


先日鳳凰に乗り標高4000mにある湖に行ってきた年中氷がはっており地下水が

湧き出て湖になっているらしい。

水の温度はマイナス三度

その水を酒呑童子の顔にかけてみる。かけた所から凍っていくが

全く次郎の刀が通じないとうとう10本の刀を使い果たす。

アホは素手で殴ろうとしているので例のご神刀をアホの手元に出す

次郎はさっそうと抜いて酒呑童子の頭領を一刀両断にする

流石霊験あらたかな刀神社の加護も加わればスゴイ威力である。

しかし、大きすぎて腰にもさせない、背中にも背負えない。

結局、お薬さんの収納に納め使う時だけ出してもらう事で

話がまとまった様だ。

酒呑童子の親方を倒すとサンゴに実をつける桃数個

どっかでみた事がある。

魔石と他の酒呑童子が持っていない程洗練された酒の入った徳利3本が

手に入った。

次郎は上司に報告をして上機嫌である。上司同僚は城下町のあの店を抑えた

とか女郎宿は手配済みとか大賑わいなので、お薬はふてくされている。

「やくちゃん?やくちゃんは尾行も得意なのと言うので」男同士見逃して

やりたいが、尾行を引き受ける。尾行するのは僕の河童君である

人に見えないので尾行しやすい。上からは鳳凰も見失わない様に尾行している。

最初の店では次郎が20両払っている。次の店でも次郎が30両払っている。

次の他の店にいたお城関係者のつけも払わされ50両支払っている

色街に行くと、全員分ほお金と次郎にはオサキという女郎がついた。

ここで50両を失い、次だ次だと、色街の違う店に行けばさくらという女郎に

入れ挙げた上全員分の60両を払わされ財布の中はカラとなり財布を上からふって

いる10両赤が出た様だと

この流れをリアルタイムで紙にサラサラと書いていく薬丸

どんどん怒りをましていくお薬

朝方お開きになりもうすぐ帰ってくると伝え薬丸は

お薬の収納で眠りにつく。


今回の件上司は褒美を出さなかったくせに次郎にタカッタらしい。

最後赤になった分も次郎が一筆書かされた。次郎に支払えという事らしい

その上、若に即報告して見事上司の三郎の采配で勝利し、「城下町にみんなで

くり出し、ねぎらってやりました。みんな大喜びです。」

とか報告している。

12話投稿

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