表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
96/262

小説.55

暑さ以外は快適な夏を学校で過ごした。ずっとここで生きていけそうな気がする。

酒やタバコは役に立った。思ってた以上に人間がやって来るので、学校侵入を諦めてもらう代わりに酒とタバコを渡すのだ。


昼間、動いてる人間は俺一人。他の地区は知らないが、かなり歩き回り生活用品を集め回ったが、昼間は一人として人間に出逢う事、見かける事すらなかった。


人間は夜に行動してる。暗くない夕暮れ時が一番多い。自分と同じように民家やマンションに入って行く。

この小学校にはゾンビがたくさん集まっているので、あまり入って来ない。

学校に必要なモノはあまりないせいもある。

学校は探す場所の優先度が低いのだ。まだ一軒家を探した方がマシ。


志織は外に出たがらない。もちろん、出たいと言っても俺は止めるが。

もし志織が外に出る時は、この場所を手放す時だけだ。


志織はほとんど本を読むか、寝るかの毎日。

眠気もなく読書も飽きたら、屋上に行き望遠鏡で周りを覗く。でも景色は変わり映えしない。昼はゾンビしか動いていないし、夜は真っ暗で分からない。

図書室の本を全部読むのにまだまだ時間が費やせる。


俺は昼間は家探し。ゾンビがかたまり集まってる場所もほとんど把握出来た。その通りには近寄らないようにしている。人間が居るからだ。

ほとんど毎日、生活用品を探し周っていたせいで、どの店舗に何があり、どの住宅に何があるのか分かるようになった。

いちいち持って帰らずとも、記憶しとけばそこに保管してる事と同じ。必要な時に取りに行けばいい。と。


そんなある日、ついに学校から離れる出来事が起きた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゾンビサバイバル.番外編も書いてます。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ