表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
167/262

志織の小説.12

中国の大都市を周り、空軍基地へ向かう。飛行機を捜す。


ポピュレーターになってもう味覚は感じないトニがチョコを食べたいと愚痴をこぼす。

[もう諦めなさいよ]

の私の言葉に

[口の中のネットリ感がある]

とトニは対抗する。

私も味覚や痛覚は無くなりつつある。睡眠もすぐに目覚めてしまう。順調にポピュレーターになりつつある。


中国の空軍基地。丹東空軍基地から瀋陽北陸基地、瀋陽東塔基地へ。そこでパルが修復可能な飛行機を修理し始める。


その頃には、私の血液が骨髄に流れ始め肌も白くなっていく。皮膚も堅くなり、私の左肩から排泄物が湧き出す。


懐かしい身体の感触と感覚が蘇る。


あともう少しで食べ物も要らなくなり、ゾンビや人間の肉体の摂取に変わる。


長く伸びた髪の毛をどうするか悩んだが、今回はこの長いままでいいかな。と思い、前髪だけを切った。


[さぁ、少し早いがパーティに参加しようぜ]

私を見てトニが笑って言ったが、目は獲物を襲う目だった。私はうなづく。


今まで守られてきたから、その分暴れるつもりだった。

ヒロに私の強さを魅せたい気持ちがあった。ヒロを安心させたい気持ちも。


それに出来る限りヒロと一緒に長生きしたい。

数千年は人間にしてみたら長く永遠のように感じるだろうが、過ぎてしまえば同じ。

時間はいつも過ぎ行くまでが長く、過ぎ去れば早く感じるもの。


私は、鉄くずの中から先の尖った鉄の細い棒を数本抜き取る。それが私の武器だ。一番無駄なく効率の良い倒し方だと私は思ってる。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゾンビサバイバル.番外編も書いてます。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ