表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
161/262

現実.83

志織の小説はそこで終わっていた。続きを読みたい。と言うと、分かった。と返事。

その間、俺は俺のやるべき事をやる。


小説を書く気は失せた。

その代わり身体を動かす。ほとんどの時間を木を登ったり、飛び移ってみたり。運動に時間を費やす。

体操の選手の真似事をする。


やればやるほど慣れていく。手袋もどんどん破けていく。

ゾンビを食い身体を動かす。

お手本というか見本が欲しい。無い物ねだりが多くなる。


片手だけで木から木へ飛び移る事も出来た。落ちても大丈夫になった。

コツは身体のバランスと体重と衝撃の分散。


高い木から落ちる練習。落ちる途中、軽く木を掴む。肩や関節が壊れない程度に離し落ちるスピードを弱める。落ちる瞬間は木を蹴り横に転がり衝撃の分散をする。


小説ははるかに志織の方が面白かった。

志織には勝てない。悔しかった。だから俺に出来るのは身体能力を最大限に活かす。人間離れした身体を乗りこなす。


それならきっと志織に負けない。


二十日くらいか。一ヶ月か。外で運動をしてた時に、志織が全て書き終わったから。と携帯電話を俺に渡してきた。

[質問は読み終わってからにしてね]

も志織は言い部屋へ戻った。俺はホテルのロビーにイスに座り読み始めた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゾンビサバイバル.番外編も書いてます。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ