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現実.47

現実に戻る。イヤな気分になる。

そうなのだ。人間の世界に戻っても俺はゾンビのまま。人肉を摂取しないと生きていけない。

全然ハッピーエンドにはならない。


元の人間に戻る方法でもあるのか?

そんな未来の話をするほど余裕はない。今を生き延びる事で精一杯。

魔法も使えない。ゾンビを倒してもレベルアップしない。現実は現実。


現実的な未来は、俺の肌や血液を人間の研究機関に提供する代わりに死ぬまで保護してもらう。

リアルな未来はそれしか思いつかない。


ゾンビはいつかはいなくなり人間が地球を支配する。と思っている。


電波は難しいが一昔前みたいに有線での通信は可能だろう。いずれはゾンビの粒子を活用する事も出来るだろう。


人口も激減したが、二百年後。三世代でまた元の人口に戻るはずだ。

西暦1900年で人口は十六億人だった。五十年後の1950年には二十五億人。2000年には六十億人に増加。わずか十一年後の2011年は七十億人。百年足らずで人間は一気に五十億人も増えたのだから。


ゾンビは増えない。減るだけ。


そんな事を考えても今の現実は変わらない。だから考えても無駄。


考える時間はたくさんある。それは逆にイヤな事を考えてしまう時間もある。という事。


まだ夜明けまで時間はある。

調達しに行ってる間に志織に小説を読んで貰おうと思ってる。


今日も時間はたっぷりある。書けるトコまで書いて、手直しをしたら一日は潰せる。やるべき事は摂取する事位だ。



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ゾンビサバイバル.番外編も書いてます。
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