表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
111/262

現実.46

小説を書く手を休めた。

ゾンビは健康な人間から襲いだすものだと思っていたが、違っていた。あんなにたくさんのゾンビに囲まれたのは、あれっきりだった。

何度か快適な居住区に居たが、あれほどではなかった。

すっかり忘れていて、書いていて思い出したのだ。

寒くなると山の奥のスキー場のホテルに篭って一冬を過ごした事もあった。

水には困らなかったし、薪で炊く五右衛門風呂が名物のホテルで毎日、風呂を沸かし、快適に過ごせた。遠出もせずに、外にいたゾンビも凍りつき安全だった。


冬は東北方面で過ごし、夏は関東ですごす。このローテションだったが、関東は民家や住宅をよほど家探ししないと食料が見つからなくなった為に、田舎に向かい三浦家に辿り着いた。


今もずいぶん甘く考えてる部分がある。

いつかどこかで大きなミスをしそうで怖い。

慢心してるつもりはないのだが、やはり無意識にどこかで過信してるのだろう。


ゾンビの数も減った分、人間に襲われるようにもなった。

ゾンビの真似をし、身体を白く塗って行動する人間もいた。

最初の頃のように単独行動ではなく集団行動が多く見かける。

ゾンビも汚くなったが、人間もずいぶんと汚くなった。

それだけ、病気の対抗も強くなって精神的にタフになってる。人間というより動物に近い。


三浦家と刑務所に住めてる人達だけだろう。身体を洗ったり笑顔のある生活をしてるのは。


俺は、携帯電話を開く。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ゾンビサバイバル.番外編も書いてます。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ