光ノ戦士ト闇ノ戦士~舞台で繰り広げられるお料理バトル~
悲報、カミサマがまたやらかしたそうです。
「やっぱりカミサマぶっころすッッッ!!!」
「まぁまぁまぁまぁ」
橘 奈緒実ことナオはゲームの世界の姿で少年の姿のカミサマに蹴りを入れようと暴れていた。
やっぱり一発殺っとかないと気がすまん……!
そんな彼女を後ろから抱きつくようにして押さえているのは黒沢 悠龍ことユーリである。こちらもゲームの世界の姿だ。カミサマはナオに蹴られそうになっているにも関わらず、楽しそうに笑っている。
ことの発端は心を取り戻したカミサマだった。何を思ったか「お料理バトルしたい!」と言い出し、帰った最強の2人を再びゲームの世界に、裏の世界に召喚してしまったのだ。なんともまぁ……そんな理由で。そりゃあナオも怒りますがな。
そんなナオを宥めてくれたのは義弟と共にカミサマにお呼ばれしたエディンだった。軽くナオの頭を撫でながら母親譲りの慈悲深げな笑みで言う。
「ナオ。私はまた会えて嬉しいわ。だから、ね、こんな機会を与えてくれたカミサマを許してあげて?」
「………エディンがそう言うなら」
「ふふ、よかった」
まだ不満げなナオだがエディンに諭されて次第に落ち着いて行く。それを見てユーリが彼女から離れる。そして少し寂しげな表情を浮かべていたヴァルムに気づき、そちらに寄って行った。カミサマも気づいたらしく、孫を見守るような顔で両者を見ていた。
「久しぶり、ヴァルム」
「嗚呼、久しぶり」
「なおみんはちょっと待ってねー」
「なッ!」
ユーリが悪戯っ子のように笑って言うとヴァルムは驚いたようで体を仰け反らせた。なんでわかった、と視線で訴えかけるとユーリはクスクスと口元を押さえて笑った。それが何かを楽しんいるようで、それでいてなにやら企んでいるようでヴァルムは一歩、ユーリから距離を取った。そんな事など知らずにユーリは告げる。
「大丈夫だよーなおみん、現実に帰ってからもヴァルムの事、気にしてたから」
「ユーリ!!!!」
顔が熱い。ユーリの言葉にヴァルムは嬉しそうに笑う。その言葉を聞いたナオが鬼の形相でユーリを睨み付ける。隣のエディンは楽しそうに小さく笑っている。口元を隠して笑うその左手の薬指にはなにやら光るものがあった。
「言うなっつただろうが!」
「あれ?そうだっけ?ごっめーんなおみん!」
ユーリがナオの前で両手を合わせる。ナオは悪戯っ子の笑みを浮かべるユーリを憎らしげに見るとヴァルムをチラリと見た。がすぐにユーリの方を向く。その耳が紅く染まっていることをヴァルムは見た。それが少し嬉しかったのは秘密である。
ナオが喧嘩腰でユーリの顔を覗きこむように言う。
「そう云うお前もソラリスの事、気にしてたよな?」
「うっ」
今度はユーリが顔を紅くする番だった。ナオは仕返しにと言葉を紡いでいく。その顔が愉しそうなのにエディンもヴァルムも気づき、ヴァルムは「御愁傷様…」と思ったがエディンは「凛々しい顔…」と惚けていた。おい、待てぃ。
「エディンやヴァルムが来てるってことはいるんじゃね?どうすんだ?」
「う、うぅ~」
「まぁ、呼んでるけどね」
ニコニコとその光景を見ていたカミサマがユーリにトドメを入れた。途端にユーリはナオに頭を下げた。降参、と言う事らしい。ナオはクスリと笑って彼女の頭を軽くはたく事でよしとした。と、後ろからナオに軽い衝撃が来た。ユーリの嬉しそうな笑顔がナオの背後に注がれているのを見るに、きっと。
「久しぶりだな、ルル」
「うん!会いたかったよー!ナオ!ユーリ!」
ナオが後ろを振り返りながら少し高いルルの頭を撫でた。それにルルは嬉しそうに微笑んだ。2人が再開を喜び合う後ろからはゆっくりとした足取りでソラリスがやって来た。それを確認したナオは彼に向かって軽く手を上げた。ソラリスはナオと同じように手を上げて答えるとエディンの背後に隠れていたユーリを発見した。
「……ユーリ」
「エディン、このままでいて少しだけー!」
「ねぇナオ、ユーリは何してるの?」
「見て気づけルル」
微笑ましそうに笑いながらエディンがユーリに言うと彼女は叫ぶ。それを見たルルがナオ越しに不思議そうに訊くとナオにそう答えられた。少し考え………ピコン!とナオの頭の上で音が聞こえた気がした。ヴァルムはソラリスの肩を何を思ってかポンと叩く、とあることを小声で教えた。それにソラリスの顔が綻んだ事のを見たナオの心情。ユーリ、気持ちわかったか。
「さーて、お料理バトル、始めよっか!」
パンパンッと手を叩いてカミサマが楽しそうにワクワクとした表情で言った。
カミサマ曰く、ナオ、ユーリ、ルルが料理を作り、それを残りの三人が試食。1~10点満点で評価すると云う。あれ?カミサマは?
「僕は司会。司会やってみたかったんだよねー」
そののほほんとしたカミサマにナオが再び殴りかかろうとしたが、止められた。
さて、そんなこんなで
「さあ始まりました!お料理バトル!司会は僕がやりまーす!!」
楽しそうに笑いながらおしぼりで作ったマイクを手に叫ぶカミサマ。あの時のような残酷さは見えず、ただの少年にしか見えない。ナオはため息をつきながらルルが準備したと云うエプロンを身につけた。その隣では後ろが結べないルルに代わってユーリが結んであげていた。それを微笑ましく、懐かしく見た後、ナオは審査員席に座る3人を見た。なんだがあの日に戻ったような気分だ。それがちょっと嬉しくてナオは口元を綻ばせた。
「エプロンした?」
「したよーでもこれどうやって用意したの?」
「ふっふ~ん、ボクが作ったの。凄いでしょ?!」
「本当!?ルルすごーい!」
ユーリがキラキラとした瞳でルルに向かうと彼は胸を張って「えっへん!」とする。成長しているんだな、と感慨しくも思ってしまう。年かな…?
それはさておき、お料理バトル開始です。
*此処からはカミサマ(達など)の実況でお送りします。(つまりは会話文のみです)*
カミサマ「改めまして司会のカミサマです!名前?ないよ?まーいいや。今回、お料理バトルを繰り広げるのはナオ、ユーリ、ルルの3人!審査員はエディン、ヴァルム、ソラリスの3人です!さて、作る題はオムライスセット。3人分のオムライスとサラダ類、時間があったらデザートを作ってください!あ、オムライスとサラダは絶対。デザートは可能ならね。それでは、制限時間は60分!スタート!」
カミサマ「さーて、始まりました!お、ナオは可能ならと言ったデザートを作るようです!既に仕込み入りました!なにを作るんでしょうか?解説のエディタさん、ナオは何を作ると思いますか?友人目線で(強調)」
ヴァルム「解説?!」
ソラリス「いつから解説なんて出来た!?」
エディタ「あら、私?うーんとね」
ヴァルム&ソラリス「「普通に答えんのかよ!?」」
エディタ「ナオが作るものならなんでもいいわ」
カミサマ「え…答えになってない(小声)ま、まぁ楽しみにしておきましょう!続いては誰にしよっかなー?」
カミサマ「んじゃーユーリに行ってみよー!て、あ!?包丁の持ち方!怖い!それ人殺す時の持ち方!ユーリ怖い!直して!」
ユーリ「えー?……あ、間違えたーえーと、こう!(それでも持ち方怖い。包丁の柄でやりはじめる)」
カミサマ「それ叩くだけ!ああああ、もう!ユーリ貸してこうだから!(カミサマ一時乱入、ユーリに教え中)」
ヴァルム「野菜とかの押さえ方って猫の手だったよね」
ユーリ「猫?!こう?(それパー)」
ソラリス「それ、パーな」
ルル「ユーリ!猫の手だよーこう!(猫の手)」
ユーリ「あーそれねーにゃー!」
カミサマ「………ていうか色ヤバくない?(司会に戻る)」
ユーリ&ルル「「色ー?」」
ソラリス「(こめかみ押さえて俯いてる)」
ヴァルム「あ、」
エディン「あらあらどうしたのかしら?」
ルル「大丈夫大丈夫!ボクのは色がヤバくても食べれるから!」
ユーリ「ねー!」
カミサマ「はいはいいいから作って作って。時間なくなるから(なげやり)」
ヴァルム「……ルルの料理って絶対にああなるの?」
ソラリス「…………聞くな」
ヴァルム「(察し)了解」
エディン「あら、いつの間にかナオがオムライス作ってるわ」
ヴァルム「姉さんちょっと黙ってようか?!」
カミサマ「ナオちゃん早いnーカコン!ーイッタ?!え、なに起きたの?!」
ソラリス「カミサマ、頭に揚げざるが…」
ヴァルム「あーあれ、アルファがよく使ってたやつだ」
カミサマ「え?なんでそんなのが僕の頭に……ってこっわ!?ナオちゃん顔怖いよ!?」
ナオ「(鬼の形相)」
カミサマ「(((((゜゜;)分かりました黙ります」
エディン「怒ったナオも可愛いわねぇ(ほんわか)」
ヴァルム「ちょっと司会者!あと、姉さん本当に少し黙って!」
カミサマ「だってナオにああ言われたら僕、また怒られるじゃん。やだよそんなのぉ」
ソラリス「子供か」
カミサマ「見た目子供ですぅーんーじゃあ、ユーリの方見てみよ。持ち方普通になってますように……あ、普通だ。でも焦げてる!」
ユーリ「え、うそ?!ヤバいヤバい(;・∀・)水追加ー(水、ジャバー)」
ソラリス「?!入れるな馬鹿!」
ナオ「(目があーあ、ユーリやっちゃった、て言ってる)」
カミサマ「なんで水入れた?!入れるなや!僕、本来ボケ役だと思うんだけど!?」
ユーリ「まーいいじゃんいいじゃん。ウチは作るぞ」
カミサマ「…………まぁいいか」
ヴァルム「ツッコミを放棄すんな!」
とりあえず、一時間経過。
ナオの料理から。
「まぁ可愛い!」
エディンが頬を染めて言う。審査員の目の前には黄色くもふんわりとした生地に包まれた見るからに美味しそうなオムライスと色とりどりの野菜を使ったサラダ。さらにはパンナコッタと呼ばれるゼリーまでもがあった。完璧である。
「……ナオって料理上手かったんだ」
「まぁな」
照れたように頬をかきながらそっぽを向いているナオ。エディンがオムライスにスプーンを入れた。途端にトロリとした生地が中の美味しそうな色をしたご飯と共にスプーンにこぼれ落ちる。エディンがそれを口に運ぶ。美味しかったらしい、天に召されたように頬を紅く染めて片手をその頬に当てている。
「パンナコッタ、だっけ。それってラム酒使わなかったっけ?ん、美味しい」
ヴァルムがオムライスを口に運びながらナオに訊くと彼女は「嗚呼」と答えた。
「こんなかでお酒飲めるのってソラリスくらいだろ?だからラム酒なしの方にした」
「………僕だってお酒飲めるよ!」
「「知らねぇよ!!」」
カミサマがそう反論するとナオとヴァルムがそう叫んだ。
続いて、ユーリ。見るからに焦げてました。サラダ?切り方が雑な野菜のでこぼこパレードでしたよそりゃあ。
「デザート作れなかったからこれー」
そう言ってユーリが審査員達の前に置いたのは
「ニンジン…?」
ニンジン丸々一本。エディンがなにこれ?と首を傾げているとユーリはキョトンとした表情で言った。
「ああ、これね。この前作ったニンジンの形したアイス。持ってきてよかったー」
「いやいやルール違反!ユーリ、ルール違反!てかクオリティー高っ!」
「えへへー」とカミサマに褒められてユーリは嬉しそうに頬を染めた。エディンとヴァルム、ソラリス、ルルはユーリが(多分)持ってきたクオリティー高いニンジンの形をしたアイスに驚愕したようにアイスを見つめていた。
「あら……アルでもできるかしら」
「姉さん、ユーリしか無理だよこんな器用なやつ」
「………能力の無駄遣い(ボソッ」
「ルル、それ言っちゃダメなやつ」
「まーたこんなの作ってたのかユーリ」
「うん。暇でー」
「能力の無駄遣い」
「むー!o(`^´*)」
最後にルル。色がグロテスク。オムライスの生地の色が青緑とか。サラダはなんでこうなった云う感じで茶色と黒。デザートは焼き加減を間違えたのであろう黒焦げクッキーに。エディンとカミサマは色に若干引いている。がルルは自信満々のよう。
「………ルル、さすがにちょっと…」
「ええー!?食べれるのにぃー!」
「ユーリちゃんの見たあとだと余計に食欲が削がれるよ、これ」
ヴァルムが言った事にルルが反論するとそれをフォローするようにカミサマが言う。ルルが悲しそうな顔をする。いや、本当に。一緒に旅してきた仲間ならともかく、他人にはちょっと……
エディンが少し戸惑っているとナオがひょいとルルが作った黒焦げクッキーをひとつ摘まんで食べた。
「うん。パサパサしてるけど食えないことはない。ユーリと違って」
「なおみん!余計なお世話!」
プクゥと両頬を膨らませて抗議するユーリ。ナオが食べてくれた事にルルは感動し、
「ありがとナオーーー!!」
嬉しくなって彼女に抱きついた。ルルがナオを抱き締める感じに案の定なった。ナオが抱き締められる感じになっているのが少し不満そうだったがルルの機嫌が直ったのでよしとする。
ちなみにユーリのもルルのもきちんと食べました。味は言わずもがな、です。
「結果はっぴょー」
結果、ナオが優勝
点数を云っていくとエディンが10、ヴァルムが9、ソラリスが9であった。
一方、ユーリはエディンが1、ヴァルムが0、ソラリスが1である。ルール違反があったので各一点ずつ引かれてこうなった。
ルルもユーリと同じ感じでエディンが0、ヴァルムが1、ソラリスが1である。
ナオはやっと終わったお料理バトルに、ふふっと笑みを溢した。こうしてまたみんなと会えて、笑い合えたのが嬉しかった。
「ナオ」
「?なに、エディン」
「私ね、貴女に言う事があるの」
ふふふと楽しそうに笑いながらエディンがナオがバトルする前に気になっていた左手の薬指の光るものー指輪を見せた。それにナオは驚くと共に嬉しさが込み上げて来た。
「それって」
「ええ、私ね、結婚したの。お相手はヴァルムの元部下のアルファよ。私がナオの事、大好きなのも含めて愛してくれるそうよ。どうしましょ」
ふふと紅くなった両頬に手を当てて乙女のように微笑むエディン。それにナオは嬉しくなって「おめでとう、お幸せに!」と言って彼女に抱きついた。抱きつかれたエディンは驚いたように体を固くしたが柔らかい笑みになって大好きな友人を抱き締めた。
「………それで、ナオはいつ私の義妹になってくれるのかしら?」
「え」
それを近くで聞いていたユーリはヴァルムに驚いた表情のまま、顔を向けた。
「アルファ達と兄弟になっちゃったの?」
「あーうん。義兄と義弟が一気に増えたよやったね」
「明らかに棒読みぃ!」
そうユーリがツッコミをする。が、ヴァルムの顔は晴れ渡っており、とても幸せそうだった。と、ヴァルムが思い出したかもようにユーリにニヤニヤと笑いながら言った。
「ユーリはどうするの?ソラリスの事」
「う、え」
ユーリは顔を紅くすると俯く。そして小さな声で「あとで行ってきます」と呟いた。それを聞いてヴァルムはイタズラが成功した子供のように笑った。
彼らはナオとユーリが帰る時間帯まで遊んだ。そして、とうとうナオとユーリがカミサマの力で現実に帰る時間になってしまった。ナオがエディンと、ユーリがルルとお別れをかわしたちょうどその時だった。
「「!」」
2人の目の前が暗くなった。何が起きたのか?カミサマとルルがニヤニヤと笑っており、エディンは微笑ましそうに見ている。ナオの目の前が少し明るくなるとそこにいたのは顔を真っ赤に染めたヴァルムだった。ナオが横目でユーリを見ると彼女の顔はヴァルムのように真っ赤でその目の前には悪戯っ子の笑みを浮かべているソラリスがいる。
「………なにしたんだ?」
「えっと……おでこにキスしました…」
「!」
ボフン、と音が出たと思うくらいにナオの顔が紅くなった。キスって、あの時みたいにか!しかも目の前で!
「また会えなくなるし、こんくらいは許されるだろ。なぁヴァルム」
「う、うん」
ソラリスの言葉にそう答えるヴァルム。真っ赤に染まったヴァルムの頬にナオが軽く口付けした。不意討ち。ナオが顔を真っ赤にしたまま、してやったりと歯を見せて笑う。ヴァルムもふにゃりと笑った。ユーリもナオに習ったかのようにソラリスの頬に軽く口付けした。ソラリスはキョトン、としたあとゆっくりと顔を紅くする。照れ隠しのように彼女の頭を強引に撫でた。
そんなこんな、お別れです。
「んじゃ、パッパーと行くからねー!」
「まったねー!」
「また、会おうね」
「じゃあね」
「じゃ」
短く別れを告げる友人達。ナオとユーリには、いや正確に言えば此処にいる全員にはわかっていた。また、きっと会える、と。ナオとユーリは背後に広がった光を見つめ、顔を見合わせて頷きあうと笑顔で手を振っている愛しき友人達を、仲間達を振り返った。
「「またね!!」」
そして、笑顔で手を振りながら光の中へ飛び込んだ。
目が覚めるとそこは悠龍の部屋だった。そうだ。カミサマに連れて行かれるまで奈緒実は悠龍と共に彼女の部屋でゲームをしていたのだ。奈緒実はまだ夢の中にいるような感覚だった。
「なおみん」
悠龍に呼ばれ、奈緒実は顔を上げた。そして2人は「「ハハハ!!」」と秘密の夢を証明するかのように楽しげに笑った。
リクエスト受けた時は「なにそれめっちゃ楽しそう(笑)」でしたね。如何だったでしょうか。本編を読んだ方にとっては「もしもの話」、読んでいない方にとっては仲良しの話(?)になっていたら嬉しいです。と云うか、笑ってください。目指したのは笑いです。
少しですけど登場人物達のその後をチラッとご紹介して終わりにします!それではありがとうございました!
橘 奈緒実(ナオ)
本編、『光ノ戦士ト闇ノ戦士~舞台デ舞ウ最後ノキャスト~』の主人公及びヒロイン。本編ではいろんな人からの矢印に気づかなかった鈍感娘。
今回はその男前な性格ではなく料理の上手さが目立った。得意な料理は和食だそう。
現実世界では悠龍と共に勉学に励みながらゲームに没頭している。
黒沢 悠龍(ユーリ)
本編、『光ノ戦士ト闇ノ戦士~舞台デ舞ウ最後ノキャスト~』の準主人公。ヒロインではない(絶対)。本編では色々やらかした人その一。
今回はその色々やらかしたが復活し、大変な事態に…
現実世界では勉学がヤバい事になっているが能力の無駄遣いで回避中。奈緒実と共にゲームに没頭している。
ルル
本編、『光ノ戦士ト闇ノ戦士~舞台デ舞ウ最後ノキャスト~』の主人公チームに属していた男の娘。
今回は色のヤバい料理が本編以上に進化してご登場。
こっちではソラリスとヴァルムの元部下双子と共に旅をしていたが、旅の途中でファッションの仕事につくことにした。
ソラリス
本編、『光ノ戦士ト闇ノ戦士~舞台デ舞ウ最後ノキャスト~』の主人公チームに属していたお兄さん。ユーリを恋愛感情で好いており、逃がす気はないらしい。
今回はあんまりセリフがなかった、ごめんよ。
こっちではルルとヴァルムの元部下双子と共に旅をしていたが、法律関係の事を勉強し始める。
ヴァルム
本編、『光ノ戦士ト闇ノ戦士~舞台デ舞ウ最後ノキャスト~』の主人公チームに属していた元敵。エディンの義弟。ナオを恋愛感情で好いているがなかなか一歩が踏み出せない。
今回は何故かツッコミ役に回った。何故。
こっちでは結婚した義姉夫婦と同じく元部下と一緒に暮らしている。
エディン
本編、『光ノ戦士ト闇ノ戦士~舞台デ舞ウ最後ノキャスト~』のヒロイン(お姫様)。友達のナオ大好きっ子。ヴァルムの義姉。
今回はナオに会った後から出てきた天然によって色々言う。
こっちではヴァルムの元部下、アルファ(アル)と結婚し、皆で幸せに暮らしている。
カミサマ
本編、『光ノ戦士ト闇ノ戦士~舞台デ舞ウ最後ノキャスト~』のボス級。少年の姿をしている。本編では色々、と云うよりもたくさん(?)やらかした人その二。
今回は心を取り戻した弾みで色々やった。今回の騒動の犯人。
こっちではヴァルム達の元へ遊びに行ったりと案外、仕事をせずに自由奔放としている。