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僕がチートをする理由  作者: けれけれ
第1章 竜神と神剣
9/36

あっ、聞いてなかった!

1/2読みやすい様に修正します。

僕は早く宿に行きたかったが、金がないのでまず冒険者ギルドに行くつもりだ。

-----------------------------------------------------

冒険者ギルドは大きかった。三階建ての一軒家よりも大きかった。

今からここに入るのかーと思うとワクワクする。が僕は営業スマイルで入って行く。


「おおーっ。」


中は赤レンガの壁で至る所に掲示板があり、SからA、B、C、D、E、Fと横並びになっている掲示板、ギルドでのルールが書かれている掲示板等色々ある。


「おうおう、兄ちゃん。ここはあんたみたいな人が来るとこじゃあねぇぞ。」


「うっわ、すっごい。パねえわ。リアルガチだわ。」


誰かが何かを言っているが関係無い。やっぱこういう絡まれるイベントを期待してたんだよ!

うっひょー。、、、ちょっと挑発した方が良いかな?


「冒険者の人たちも凄い。

完全に初心者と舐めきってる人たちと、訳が解らないと困惑してる人たち、得体が知れないと警戒してる人たち。

やっぱ経験で反応が違うんだなあ。」


「なっ、なんだとぉ。舐めてるのはそっちの方だろ。」


うっわぁ。いかにも不良!ババン!的な感じか。じゃあもうちょっと挑発をっと。


「あっ、いっけね。厄介事に首を突っ込むなって言われてたんだ。」


「俺たちが厄介事だってぇ?はっ、ははっ。お前は絶対にっ、殺す!」


そういえばこの人誰だ?まあ良っか

。ということでどっかの誰かさんが剣を抜いた。


「出来るもんなら殺ってみろ。ってね。」


言ってみたかったんだよね。このセリフ。


「ちっくしょうが、おらあ!」


剣を僕に向けて振ってきた。


「きゃあ!」やら「バカだったな。」やら「ふふふ。」等言っているが関係無い。だって僕、神だもん。


「おっそ(笑)。」

と左側を剣の軌道からずらし、余裕で避けてから誰かの後ろに回り込み、軽く蹴って冒険者ギルドの入口まで飛ばし、

「冒険者の登録お願いします。」

と受け付けの人まで歩いて言った。

この間は6秒程、見ていた人たちはありえない、とでもいうような顔だった。

神様の加護めっちゃチートやんけ!

となんか変な言葉が浮かんだけれど、前でも頑張れば出来たなあ。とも思った。

ちょっとの沈黙の後、「マジかよ。」とか「アイツB級だけど弱かったのか?」とか「面白い。実験材料にしよう。」とか。

え?今のB級なの?弱くない?

ってか、なんか怖い事言ってる人がいる。ガタガタブルブル。

それ以外の人は固まっている。

それは勿論、僕の前にいる受け付けの人も例外ではない。


「あのー、すいませーん。登録お願いしまーす。聞いてますかー?」


「ハッ。あ、あい。じゃなくて、はい。わ、分かりました。

で、ではこのカードに色々と書いて下さい。かっ、書けないなら書かなくて良いですよ。」


「あっ、はい。」


色々書いて(ヤバい所は変えて)渡した。

すぐに帰ってきた。内容は、


----------------------------------------------------

名前:ケイイチ

職業:鍛冶屋

ランク:F級

受注クエスト:無し

討伐魔物:

備考:

---------------------------------------------------


とだけ書かれているカードである。

そういえば金がないから、クエスト受けなきゃなあ。


僕はF級のクエスト掲示板を見て、

「このゴブリン10匹討伐のクエストと、スライム10匹討伐のクエスト受けます!」

と決めた。


ほらさ、ゴブリンとかスライムとかってさ、ファンタジーっぽいじゃん!


「ふ、ふゎい!」


「だ、大丈夫ですか?」


「はい。大丈夫です。」


そういえば受け付けの人って女性だ。気づかなかった。けど前の世界の人よりはなんか違うから分かんなかった。なんかちょっと嬉しい。


「あっ、そういえば狼の素材有るんですけど売れますか?」


売ること忘れてた。やっべ。


「は、はい。私達からお売り下さい。って狼?それってまさか。」


「じゃあ出しますよ。えいっ!」


僕はアイテムバッグを振った。


ドサドサドサッ


「うわぁ、こんなにいっぱいグレイドウルフの死骸があるなんて。」


「えっと出来るだけ早くお願いします。」


「いや、明日までかかってしまいます「じゃあ今、最低価格を推定して。」が。へ?」


「だから、推定の最低価格を下さい。」


「え?えっえっ?あっはい?い、良いんですか?「はい。」

で、では、1210ゴルドです。」


「じゃあありがとうございました。」


おー、いぇー。あぁ、やっと休める。もう日が落ちてるよ。最初から町に向かえば良かった。

やっどや、やっどや 、や・ど・や!

そういえば何処にあるんだっけ?


「あっ、聞いてなかった。」

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