竜神意外とバカじゃね?
1/2読みやすい様に修正します。
「ねぇ竜神、そういえば《鑑定》って無いのかなあ。」
「ん、無いぞ。ステータスに、かざせば情報出てくるようになってるから。神は人に平等なんでね。」
僕の疑問にあっさりと返しながら、皮肉めいた事を言った。
「それよりさぁ、魔法ってどう使うの!?異世界で過ごすには必要なんでしょ。」
「いや、宿主魔法使えないぞ。」
「えぇっ?」
そ、そんなぁ。
「宿主は魔法適正無いからなあ。それよか、剣を打ってくれよ。鍛冶神だろう?」
鍛冶神だけどなぁー
どうしよーかなー
剣打とーかなー。
あれ?剣?ステータスになんかそんなのあった、ような?
「あ、あった。《神剣》?竜神解説お願い。」
「スキルん所押せば説明出るから。俺は便利屋じゃあない。ていうかそんな事してない!」
竜神は面倒くさそうに(少し怒りながら)言った。
「はいはい、分かった分かった。「おい、分かってないよな!」えーと、
《神剣》とは、自分に合った自分だけの、自分の心を写した剣を具現化するスキル。
うん、まったく分かんない。助けてリュウエモーン!」
「おい、もうやめろ!怒るぞ。まじ怒るからな。絶対もういうなよ。」
「《神剣》!「おいこら、聞けよ!」お、これかあ。名前はえーとステータスで鑑定しよーかな。「俺の話を聞けよ!」へぇー、天ノ羽切かあ、名前が少し違う様な、「だーかーらー!」あ、竜神これ凄い?」
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天ノ羽切 レア度★★★★★★★★★★
この剣を持つものは、天を切り、風を切り、空間をも切るだろう。
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「あ、うん。レア度10は一番上の、奴だよ。凄いとは、思うぞ。」
僕にぎこちなく(変に)笑いかけ(たり呆れ)ながら、僕の肩を叩く竜神は(微妙に)格好良かった。
僕はゲイでもオカマでも、男性が好きでもない。ないったらない。ないったらないのだ。
「そういえば竜神の《神剣》は?」
「あ、ああ。そ、それはなぁ。
出せないんだよ。」
「え?えぇ?」
「俺のはなんか《神剣》がさ、多いんだよ。だから変な感じになって出せないんだよ。」
「え、何で多いの?それじゃあ《神剣》の拡張スキルでも作ればいいじゃん。」
「そ、そ、それだぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!」
人差し指を僕に向けて驚く様に言った。
そして僕は、
あれ?竜神意外とバカじゃね?
と思った。




