表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
僕がチートをする理由  作者: けれけれ
第2章 王都とぶちギレと勇者召喚
30/36

五月蝿い、煩い、どうでもいい。

「…む、お主!聞いておるのか?」


この王宮は、無駄ばっかり。

至るところがキラキラギラギラ、上にはシャンデリア、下には複雑な模様の絨毯。

右も左も全方向360度、高級で高貴でロイヤルと言う言葉が似合いそうだ。

はあ。

つまんない。


「おいお主!王たる我の言葉を聞かぬとは!」


けど無駄。僕にとっては意味が無い。と言うか分からない。


『綺麗な物を見て何が楽しいの?

美しくて何があるの?

心が満ちたらどうなるの?』


……話は変わるけど、僕は友情や愛情等、感情は意味が有ると思う。

それには、友達や仲間という生きるのに、成長に必要な物が付いてくるからだ。


「おい貴様、王様に対して無礼だぞ!」


けど、美術品や工芸品等、心を満たす、それだけの物に僕は必要性を感じない。


小説や本などは、物事や知識を得るために必要で。

歌や詩には心を伝える、言葉の使い方やイントネーション等の事にも必要になると思える。

だから、外面だけで綺麗だとしか思えないここは、

僕から見てここは、無駄だらけだ。

無駄の宝庫だ。

無駄の宝せ…。

すいません、間違えました。

ちょっとギャグを入れないとね。

疲れちゃうや。


「貴様ぁ!王様に楯突くとはいい度胸だ!宮廷騎士の我、アルブが成敗してくれる!」


え?何?

ってあ、ちょっと考え事をしてたみたいだ。

考え事なんて僕には似合わないのになあ。はぁぁ、やっぱりあの時の戦いで、戦術、戦略とか考えた方が良いって思ったからなのかな?

もしくは……


「たぁぁ!」

「うわっ!」


ベチャ!


ペチャクチャ喋っていた誰かが、いきなり突っ込んできた。

それを反射的に殴ったら、はじけとんだ。

誰かの肉も骨も血も刺身のサイズで飛んできた。

つまり現在、僕は血や肉で真っ赤に汚れている。

多分おどろおどろしいんだと思う。


「う、うわぁぁ!」

「化け物だぁ!」

「これまでの宮廷騎士で最強と言われたアルブ様が!」

「え?何?どうしたの?」


僕は雰囲気が変わった事についていけなかった。

確かに今の僕は見た目怖いとは思うよ。

でも、何で死んだ奴の事が出てくるの?

だって1人死んだくらいだよ?

あっちから突っ込んできたし、正当防衛だよ。

しかも来た時こっちは怖かったし、怪物みたいな感じだったよ。つまり魔物って事で良いんじゃないかな?うん。


「すぅぅ、静まれぇぇぇ!!!」

「「「「「ひぃぃ!」」」」」

「五月蝿いんですけど、いや、煩いかな?まあ、どっちでもいいや。」


この時、僕の頭の中は、冥界で戦って負けたことで一杯だった。

正直どうでもよかった。

そこにいるロストと神夫さん。

他に悲鳴をあげている誰か三人。

そして王様(笑)。


ハハハハ。


て言うか王様(笑)、普通は自分で`我´とか言わないでしょ。


ハッハッハッハッ!


どう見ても、どう聞いても、どう感じても、どう考えても!王様(笑)は神様s(竜神は入れない)に何もかも劣っているのに、まるで自分がこの世を支配しているとか言わんばかりの雰囲気だし。


フ、ハハハハ、ハッハッハッ!


あぁ〰腹が痛い。いや、腹が煮えている。この場合は腸かな?

どっちにしても、`僕の方が強いのに勝者の顔をされているとイライラする´。


『弱い奴に舐められてるのが悔しい。

この舐めきっている顔をボコボコに出来ないのが苦しい。

だけぇど、近くに凄ぉくヤバい奴が居るのにぃ気付かないで舐めきってるアイツの顔が面白いぃ。』


ああ、僕もうイカれてるなぁ、まあぁいいよ。

この方がぁ楽しい。

生きてるぅってまだぁ感じられる。

さぁて、アイツはいつ舞台に上がって来てくれるのかなぁ?

早くしないとぉコイツを殺しちゃうよぉ?


----おいおい、キャラ崩壊してるぞ宿主。 こりゃ大丈夫か?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ