ワクワクドキドキ!
う~ん。体が重たい様な?
しかも叩かれてる様な気もする。
「《…対…命》」
ん?何か聞こえるぞ?
「【恵…は…座……び……て、……ダー……す…。】」
は?Kハザビテダース?
どういうこっ
「ちゃあぁぁぁぁぁぁぁぁあ!?」
僕の体は垂直に浮き上がって、勝手にロンダートを決めた。
びっくりした。叫んじゃったよ。
一度落ち着いて辺りを見回すと、ファーストさん達と会ったときのしろい部屋だった。
そこには、笑顔で拳を握っている竜神と、ボコボコになっていて正座をしているイケメン達がいた。
あ、前創造神もいた。えと、名前、何だっけ?
「ヒドイ!」
「ヒドくは無い。キャラが薄かったのが、いけない。」
「えぇ!何で!僕前回アピールしたよ!竜神のハーレムキャラ(仮)とか!」
「そういうことを言っちゃいけません!」
「で、でも、でもぅ、」
「でもも何も無い!」
「だけどさ、僕っ娘キャラだよ?前創造神だよ?」
「あ、それがいけないんだよ。元のキャラが薄くて、そこに前創造神なんて濃い設定入れたから、前創造神って所しか覚えてないんだよ。」
「じゃ、じゃあもう一回自己紹介するね?
僕は、」
「「長々とした説明はもう要らないから早く飛ば(せ)(して)。」」
「ぅうぅ、何で竜神も言うのさ。」
「そう思ったから(だろ)(でしょ)?」
「ひっ、ヒドイ!ヒドイヤ!」
「「あっそうですねぇ、ハイハイ。」」
「もう!」
「そういえばさ、何で僕ここにいるの?」
「ああ、それはだな、」
「えっ!無視!」
「宿主の歓迎パーティーと俺の本気の加護を与えるためだ。」
「へ~って!僕に本気で加護をしてなかったの?」
「ねぇ、ちょっと!」
「まあな。この後色々あるからな。」
「えっ!何々?教えてよ。」
「む、無視しないでよ。」
「それはだなぁ、」
「ワクワクドキドキ!」
「ね、ねえぇ、お願い無視しないて。」
「ひ⚫み⚫つ。」
「えー、良いじゃん教えてょー」
「ううぅぅぅ、」
「(流石にちょっとからかいすぎたわ)」
「(うん。僕も、そう思う。)」
「う」
「「う?」」
「うっわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあん!」
前創造神(まだ思い出せていない。)は派手に泣き出してしまった。