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僕がチートをする理由  作者: けれけれ
第2章 王都とぶちギレと勇者召喚
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常識をぶっ飛ばすのが常識

恵一が元の`僕´の性格と竜神のせいで出来た`俺´的な性格を何かごっちゃ混ぜになっているのに今さら気づいた。

いつも発表がある時は、教会でやっていた。

なので早足で、はなく《転移》で教会の上までロストと飛ぶ。ロストをお姫様抱っこしながら。


「それじゃあ行くよ?」

「お願い!よろしくね。」

「《転移》。」


ビュン!


音がなると同時にそこからすごく軽く前にジャンプした。


「ほっ、と。着いたよ。下ろすからね。」

「ええ!もうちょっと、もうちょっとだけ!」

「はいはい、じゃあこのまま教会の中に入るからね。」

「うん!エヘヘ。」


うっわ可っ愛いー!

、、、、、、

まあそれは置いといて。

僕は教会の中に入った。


すでに皆揃っていた。


「すみません。遅れました。」

「いえ、大丈夫ですよ。」


僕がロストをお姫様抱っこしているのを見た皆は、男子…嫉妬の視線。女子…「ヒューヒュー」と持て囃す。


「皆、静かに!

私達は王都ベランに行くことになりました。」

それを聞いた皆は「えー」とか、「せっかく来たのに離れたくない」とか言ってるけど

僕とロストだけは違かった。

僕の方は「ベランって、何か紙みたいだなぁ。」と絶対言ったら不敬で捕まるだろう事を考えていた。

だがロストは、震えていた。


「え、ちょっ、ロスト!大丈夫か?」

「い、嫌。」

「へっ?」

「嫌、嫌だ。嫌だ!俺は、俺は絶対に行かないぞ!」


僕が何でだろうと考えていた答えは、神父さん(仮)から発せられた。


「やはり貴女がロスティーナ様なのですね。」

「ドウイウコッチャ?」


ぁ、今のロボットっぽかった。

じゃなくて、何で`様´つけた?


「王都に行くんです。貴女は戻らなければ行けません。第一王女様。」


ほぇー、どこかの王族ってここの王族だったんだ。


その瞬間、ロストは変わった。

気配とか、印象とか。


「何故、分かったのですかね?」

「それはですね、王様から手紙が届いたのです。「絶対そこにいるから連れてこい」とですね。」

「そうですか。やはり父にはかなませんね。」


ロストは何かもう諦めていた。

それで僕は目の前のシリアスな空間に。

「おおーすげぇー王女ってこんなしゃべり方するんだ!」

と、場違いな声をかけた。


「「え?」」


さすがに二人は、戸惑ったようだ。

まあ、常識とかをぶっ飛ばすのが、僕の常識に成ってるから。


「それじゃあ王都行こうよ。ほら早く!馬車に乗って!《転移》で飛ばすから。」

「あ、ああ、って出来るのか?」

「うん。多分。いや、絶対。」

「そ、そうか。ふぅ、じゃあ皆、王都に向かいます。馬車に乗って!」


その言葉と同時に子供達は馬車に乗り込んでいった。ロストはまだ戸惑っている。そして僕の方に来た。


「いや、無理だよ!王都に飛ばすなんて!MPが持たないって。」

「ああ、それは大丈夫。なんたってMP使わないし。」

「え?」

「ほら、行くよ。昔、何があったのかは王都に着いたらきいていい?」

「う、うん。い、いよ。」

「じゃあ行くよ。」

僕はロストを抱え、馬車に乗り込んだ。って言っても教会の外に有るんだけど。


「《転移》!」


僕は一気に転移させた。

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