プロローグ 現代剣士の行き先は
1/2読みやすい様に修正します。
僕は、中学三年生の剣打恵一と
・・・・・・
いう嫌われ者です。
なぜなら男子からは、何をしても睨まれ、女子からは、ねっとりとした、視線を浴びるからです。
話は変わりますが、僕の家は名字の通りに代々鍛冶士をしていて、真剣の扱いを教えている数少ない道場の師範にもなっています。
僕は本家の子孫で、みんなからは、《天才》や《現代剣士》等と呼ばれています。
みんなは僕に、色々な感情が混じった視線を浴びせて来ないので、学校に行くとき以外は道場や家、家の裏の山に籠ったりしています。
そして今日は来年、高校に行かない代わりに、師範になるための試験を受ける事になっています。
試験は、師範たちの一番弟子vsで連続勝利×10という厳しい試験ですが、頑張ります。
「頑張らなきゃなあ…」
その時、僕の直感は何かを捉えました。しかも僕に向かって飛んで来ました。
僕はそれがどれだけすごいのかを分かり、逃げました。
僕より強いので逃げました。
怖いので逃げました。
死ぬ気で逃げました。
「うぅ~、うわぁ。うぎゃあ。」
目の前に試験場が見えました。
けれど逃げ切れず、何かに当たり倒れました。
「大丈夫か?「転んだので足が痛むので負けました。」とかは言うなよ。転んだのはお前のせいだからな。」
-----------魂とのリンクを開始。
ビクッ
自分の中に何かが入ってくる感覚。
「おい、本当にどうした?」
-----------リンク接続完了。体適応化開始。
「痛っ。痛い痛い。助けて!」
「ちょっ、どうなってんだ?」
体が燃える様に痛い。
-----------体適応化完了。
「はぁ、はぁ。、、、、ふう。ごめん、試験を始めようか。」
妙なアナウンスと共に痛みは無くなっていった。
体がすごく軽くなった気がする。
「お、おう。」
「ではこれから、恵一の試験を始める!」
「お願いします!!」
----------------------------(中略)------------
結果は十連勝。あっという間に、終わってしまった。
少し、いやすごーく少しだけ、さっき追われていたのが楽しかった。もちろん怖かったけれど。
----じゃあ、来いよ。
ビクッ
----こっちに来いよ。
「え?何?」
----異世界に来いよ!
「えっ?異世界!?」
疑問を言ったとたんに僕の下に穴が出来た。僕はそこに落ちていった。
これまでがプロローグです。
異世界の並の冒険者はステータス全100程度ですが、恵一は穴に落ちた時点で、ステータス全500位としたいです。
恵一はこれから神になって、ステータス全10000以上とかにするつもりです。