相方(ツッコミで女子が)
「えっと、竜神これからどうするの?」
色々おかしいからどうするのか気になるし。
「そうだな。このまま外に出て遊んでみたいが、宿主が心配何でな。戻らして貰う。」
「そっかぁ。あ、教会に入って良いよね?」
「まあいいが、」
「いいが?」
「俺が止めたくなったら止めろよ。」
「うん。分かった。僕も嫌になったら止めるよ。」
僕にも選ぶ権利は有るからね。
「そんじゃ戻るぞ。一人の時じゃ無きゃ話しかけないからな。」
「そっか。ありがとう。」
僕が言葉を言い終わると同時に僕の中に戻って行った。
無くなった物が戻って来た的な感じだった。
「よし、じゃあ行こうかな。」
僕は部屋の外へと歩き出した。
「えーとすいません、じゃあ説明をお願いします。」
僕は神父さん(仮)に聞いた。
教会では、ある程度上の指示に従う事、神のお告げを受けたときは必ず従う事(竜神に頼めば大丈夫)、二人一組で常に行動する事(部屋もいっしょ)が最低限のルールだった。
そして僕の相方は、
「わ、じゃなくて俺は、ロス、ト。ロストだ。よろしくな。」
という、不信感バリバリな、美少女と言え、美男子とも言えるような男?女?子。いや、さすがに教会も男女いっしょにはしないでしょ。`俺´って言ってるし、絶対男だよね。え、けどなあ、女子っぽいんだよね。最初に`わ、´って言ったし。わたしのわ、だったのかも知れない。うーん?分かんない。
「えっと、ど、どうしたんだ?」
「あ、ごめん。ちょっと考え事。そういえば下の名前は?」
「う、それは、」
-----うぉお。マジかよ!
「うわぁ!」
「キャッ」
「ちょっ、ちょっと待って。」
僕は部屋に戻った。
「竜神、どうしたの?」
-----くくく。あいつな、いや、言わない方がいいか。
「女子って事?それなら分かるよ。」
-----いや、違う。あいつ、神に成れるぜ。
え、か、神?
神に成れるって?
「それってどういう?」
-----簡単に言うと宿主と同じような、神候補、だな。
「ふぅん。それで?どうするの?」
-----まだどうもしない。あいつが神に相応しいか、見なきゃいけないからな。
「そっかぁ、そうだよね。危険な人がなったら危ないよね。」
-----ああ。まあ、倒せるがな。
「そうだよね。竜神最強だもんね。」
-----そんなに褒めんなよ。
「あ、うん。違うんだけどなあ。あ、じゃあ僕も見極め無きゃね。」
-----?何がだ?
「ふふふっ、それはねぇ。」
僕は、部屋の外に出た。
そして叫んだ。
「僕は、かっみでーす!」
「いや、違うでしょ!」
これを聞いて突っ込んだからロストはツッコミ属性のようだ。




