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僕がチートをする理由  作者: けれけれ
第1章 竜神と神剣
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ゲームマスター

「…ん。」


ん?なんだ?


「す…ま…ん。」


え?何?


「すいません!あの!」


うるさいなあ!

ブチッ

臍の緒、じゃあ無くて堪忍袋の緒が切れた。


「疲れたんだから、もうちょい寝かせろや!竜、神?ってあれ?

声が違う?」

「良かった。やっと起きてくれましたか。「うわぁー!」えっと、大丈夫ですか?」


          ・・・・

僕は竜神と会った時の様な場所でベッドに寝ていた。ベッドは宿のベッドと同じ様だった。

まあ、僕に喋りかけている人、いや、多分神は。いや、絶対神だ、感覚が竜神と同じだった。やっぱりイッケのメーンだった。何言ってるんだろう、僕。

ってまさか。今度こそ異世界転移か転生の、チャンスなんじゃ?


「だ、大丈夫?」

「あ、はい。」


ちょっと気を遣われると、神は真剣な目をして言った。


「一つ言いたいことが有ります。」

「は、はい?」

    くそバカ

「うちの 創造神 が迷惑かけてすいませんでしたぁ!」

「え?どういう事?「竜神と会うのは夢でした。」とか、「貴方はこれから転生もしくは転移します。」とか言われると思ったんですけど。

……やっぱり竜神は、存在するの?」

「残念ながら。」

「それはひどいんじゃないかな?」


最後に言ったのは、いつの間にか隣にいた、もんのすごい美女だった。


「あ、ロウ様。恵一さん、この神は大丈夫ですからね。安心してください。」

「え?え?え?え?」

「えっと、ボクはロウ=ゴッド。前創造神だよ。」

「は、はぁー?」


何が何やら全く分かんない。

てか、前創造神ってどういう こっちゃ!

つうか、ロウ=ゴッドってなんやねん。神だからゴッドって?HAHAHAHAHA!僕っ子かよぉ~!

そういや竜神何処に行ったんじゃボケ!


「あの、混乱している中申し訳ないのですが、自己紹介をさせていただきます。

私は全能神のファーストと申します。名前は竜神様が、「お前は一番目に作ったからファーストだ!」と無理矢理決めました。」


はぁー!?

あいつぅめ、何しとんじゃボゲィ!

マジで竜神何処にいんだよ!


「くそ竜神め!何処にいんじゃボゲィ!」


あ、口に出ちゃった。


「ええっと、竜神様なら貴方の中で寝ていますが?」

「へ?」

「私は貴方を宿のベッドごと、拾って来ましたから。」

「ご、ゴメン。ちょっと待って。、、、、、、、、、、、、、よし、説明お願い!」

「はい、この世界に何故拉致ったかと言うと、「やっぱ拉致ったんだ!」(中略)ということです。」

「へぇ~そうなんですか。(頭の中にイメージが伝わってきた。気持ちが悪い。)」


うん。まとめて簡単に言うと、

竜神が気に入った僕に興味があって、何故僕を選んだのか?ということを観察して考えたかったから。そして、ちょっと神の色々な事を教えたりするため。だそうだ。

そして一つ、言われたことがあった。


「貴方は竜神様に体をいじくられました。そのせいで、心にまで影響が出ています。なのでちょっと、この注射を受けてください。」


取り出されたのは、アニメとかでよく見るような、めっちゃデカイ注射器だった。

その瞬間、僕は逃げる事を決めた。


「いや、無理無理無理無理!

死ぬ死ぬ。死ぬから!」


と言いながら逃げる僕と、


「大丈夫です、ちょっっっっとだけ痛いだけですから。我慢してください。」

「そうそう、大丈夫大丈夫。(笑)」


と言いながら追いかけてくる二人、いや、二神。


「そっちです!ロウ様!」

「あいあいさー!」

「ひぃ!前創造神を顎で使ってる!」

「勝てないんだよね、ファーストには!」


前創造神なのに!?


「まあ、私は全知神の相方と一緒に戦っても、竜神様には勝てないんですけどね。」

「そりゃそうだ!あの神、チートもバグも通り越して、ゲームマスターだし!ズルすぎる!」

「まあそうですよね。」

「ボクもそう思うけど。……はぁ、竜神に会いたい。………そろそろ捕まってくれないかな?」

「嫌です!マジで死にたくないんで!」


この追いかけっこは、一時間後に、終わった。

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