第4話 初戦闘
若干の眩しさを覚え目を開けると見知らぬ木製の天井が見えた。
「知らない天井だ…………なんてな」
日の出が近いのか窓から見える外は薄っすら明るくなっていた。時間を確認すると4時少しすぎだった。
概ねいつも通りの時間に起きたようだ。
「やっぱり夢じゃなかったのか……よかった…」
異世界にきた事が夢じゃなかったことに安堵し、これからの方針を決める。
まずは朝の稽古だな。
小さい頃に両親を失くした俺は剣道の道場を営む祖父に引き取られた。祖父の道場では、剣道と言うより武術を叩き込まれた。実戦を想定した動きを教えられ、剣の型を徹底的に教え込まれた。
その後高校受験の時に祖父が亡くなり、祖父と両親が残してくれた遺産を生活資金に、進学先の高校の近くに1人暮らしを開始した。バイトで生活資金を稼ぎながらも、祖父が亡くなった日以外に朝稽古を欠かしたことは無かった。
そんなこんなで今日も朝稽古をするため部屋を出て一階に降りると女将さんが出迎えてくれた。
「あら、早いね。朝食はまだ出来てないよ。一時間後には出来てると思うよ」
「いや、少し体を動かしたくてな。剣を振れるような場所はあるか?」
「それだったら、中庭を使いな」
女将さんに礼を言い、中庭にいって見ると端に木でできた倉庫が置いてあるだけの30メートル四方くらいの庭があった。
そこで基本の型をやろうと剣を振ってみると電子音が頭の中になり響いた。
<スキル剣術を取得しました。累積した経験を確認しました>
今回はいつもと違うな、言葉の意味から察するに剣道を習っていた経験によるものかな?
ステータスを確認して見るとスキルの欄に剣術Lv4という文字が追加されていた。
あれだけ稽古をしてレベル4なのかとかなり落ち込んだが、他のスキルのレベルも上がっていた。気配遮断スキルがレベル3に商売スキルがレベル2になっていた。
そういえば、商売スキルってどんな効果があるのか調べてみる。
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スキル 商売
商売に関することが得意になる。値切りや金額交渉、買取価格上昇などの効果がある。レベルによって効果が変動する。
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なかなか使えるスキルの様だな。剣術とかは剣を使う時に補正がかかるとかかな?経験値獲得上昇と異世界言語理解とユニークスキルも名前通りの意味だろう。
確認してみると予想どおりの結果だった。だが、どうやら経験値獲得上昇と異世界言語理解とユニークスキルにはレベルは存在しないようだった。
そのまま称号も確認してみる。
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称号 異世界人
異世界からやってきた者に与えられる称号。スキルに経験値獲得上昇と異世界言語理解が追加される。
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なるほど。あの2つのスキルは異世界人限定のスキルなのか。もう一つの称号も見てみる。
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称号 巻き込まれた異世界人
勇者召喚などの召喚に意図しない形で巻き込まれたものに与えられる称号。
ユニークスキルが3つランダムに追加される。その代わり基礎ステータスの初期値が30になる。
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ユニークスキルはこれのお陰か、使えるスキルだったから良いもののランダムとか怖いな。しかし、基礎ステータスが低いのはこれのせいか。まあレベルが上がれば自ずと上昇していくだろ。
そこでステータスの確認を終え、稽古に戻る。
それ後、一通りの型をやり一息つく。
思ったように体が動かないな。ステータスの初期値が30になったからか。
剣の稽古をそこまでにし、道具屋で見つけた例の物をストレージから取り出す。
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エルダーモンキーなら分かる魔法書
著者、マーリン・エルリックの魔法書。
内容が難しく、分厚いことで不人気の本。
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魔法を覚える為にどうしようかと考えてるときに発見した厚さ15センチくらいの本だ。
本の題名がなんとも言えないが…
本の表紙をめくると目次があり、魔法について、魔法の種類、属性魔法、特殊魔法…etcとある。
とりあえず最初から読んでみる。
魔法とは体内にある魔力を糧に現象を具象化することを指す。魔法を使うには魔力が必要であり、保有魔力量が足りない場合、魔法は発動しない。また、魔力量が足りている場合でも、魔法をしっかり想像できていない場合も発動しないことから、魔法を発動するには想像力が重要であると言える。魔法を発動するには一般的に詠唱をする事で想像力を補填し発動するが、高位の魔法使いになると詠唱の省略や伝説の賢者などになると無詠唱で魔法を発動することができると言われている。……………………
一通り流し読みした結果、要約するとこんな感じだった。
魔力を糧に魔法を発動し、想像力が大切である。魔法には代表的に生活魔法、属性魔法、職業魔法、精霊魔法があるらしい。他にもいろいろ特殊な魔法があるが今はいいだろう。
生活魔法は生活する上で様々なことを魔法で解決するために研究した末、発見された利便性を突き詰めた魔法だ。
属性魔法には火、水、風、土、光、闇、無の7種類が発見されているらしい。属性魔法を使うには、各属性の素質が必要らしく素質がないとその属性の魔法は使えないらしい。魔法には決まった魔法はなく、想像力次第でどんな事でもできるが、現代ではある程度使う魔法は決まってきているらしく、詠唱の文言もある程度決まってきているらしい。火魔法の基本的な魔法にはテンプレのファイアーボールなどがあった。
職業魔法のページは読み飛ばしたので詳しくは分からないが色々な職業で必要になる魔法、という理解で大丈夫だろう。
精霊魔法はエルフが得意とする魔法で、精霊を使役して行使する魔法らしい。
まあ、よくある異世界転移ものにある魔法と一緒だな。とりあえず生活魔法は必須だろう。属性魔法は想像力次第でなんでもできると…しかし素質か……俺には何属性の素質があるのだろうか。素質を調べるには特殊な魔道具が必要らしいが………
とりあえず火魔法から試してみるか。
野球ボールくらいの火の玉が手のひらの上に出るように想像する。
「ファイアーボール!」
すると、ボウッという音ともに想像した通りに赤い色の火の玉が出現した。
おおっ!成功した!本当に魔法が使えるようになったんだな。
テンションが上がり内心はしゃいでいると火の玉は少しの煙を残し消えた。
ポーン
<スキル火魔法を取得しました>
しっかり火魔法を覚えられたようだ。
しかし、魔法を使用した直後体から何かが抜けたような感じがした。ほんの少し気分がだるい。
左上を見てると青色のバーが少し短くなっていた。
やはりこれはMPだったのか。
しかし、魔法を使うと本当に気分が悪くなるんだな。まさにテンプレ通りだ。だとすると、魔力を操作したりできるのか?
目を閉じ、体にあるらしい魔力を探してみる。すると心臓の辺りに違和感を発見する。それを血液のように循環するようにしてみると電子音がなった。
<スキル魔力操作を取得しました。スキル無魔法を取得しました>
どうやら魔力を操作するスキルを得たようだ。しかしこれが無属性の魔法なのか?あまり変わらない気がするが…
何の気なしに剣を振ってみる。すると、先ほどの稽古とは比べ物にならないほどの剣速で剣を振ることが出来た。
「うおぅ!?なんだ?」
魔法書を開いて無魔法について調べてみると無魔法は身体能力を強化したり、手を使わずに物を動かしたりすることができるらしい。要するに念動力みたいなもんか。
その後魔法の練習をしばらく続けた。
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鐘楼の鐘が鳴り、時計を見ると5時になっていたので朝稽古を終了した俺はそのままの格好で食堂の椅子で料理が来るのを項垂れながら待っていた。
「ほいよ、黒パンとハートバードの卵の目玉焼きとボアのステーキに野菜のスープだよ」
「…ああ」
女将さんが机に朝食を並べてくれる。
「なんだい元気ないねえ。男ならシャキッとしなっ!あとこれ頼まれてた昼食ね」
女将さんは俺に喝を入れ、頼んでいた昼食を置き厨房へ戻って行った。
「………」
俺は無言で朝食を食べた。
何故俺がこんなになってるのかというと…
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名前:ジン・トウドウ
種族:人間族
性別:男
年齢:17
レベル:1
HP:100/100
MP:100/100
STR:30
DEF:30
AGI:30
DEX:30
INT:30
スキル:
経験値獲得上昇、異世界言語理解、気配遮断 Lv3、商売 Lv2、剣術 Lv4、魔力操作 Lv2、属性魔法 Lv1、生活魔法、MP回復速度上昇Lv1、MP消費減少 Lv1、魔力上昇 Lv1、知力上昇 Lv1
ユニークスキル:
多重領域
能力習得簡易
能力成長速度上昇
複合魔法
称号:
異世界人、巻き込まれた異世界人、大賢者
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これが原因である。
俺自身に何属性の才能があるのか分からないので片っ端から試した結果、全ての属性の素質があることが分かった。そこまでは良かった。最後の闇魔法を成功させた時にそれは起こった。
突然、脳内に電子音がなり、称号大賢者を取得しましたとアナウンスが宣いやがった。そう、大賢者だ。
異世界2日目にしてもう大賢者とかつまらないじゃん!徐々に育てていくのが楽しいんじゃん!
MPの減少のせいもあって、俺は絶賛大賢者モードなのだ。
スキルが増えているのは大賢者の称号によるものらしい。
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称号 大賢者
全属性の魔法スキルを有する者に与えられる称号。各属性魔法スキルは統合され属性魔法スキルになる。スキルにMP回復速度上昇、MP消費減少、魔力上昇、知力上昇が追加される。ユニークスキルに複合魔法が追加される。レベルアップ時のステータス上昇値に補正がかかる。
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取得した、火、水、風、土、光、闇、無の7つの属性魔法はスキル属性魔法として統合されたらしい。
追加されたスキルの効果はすべてレベルによってそれぞれ減少率、上昇率が比例するらしく、基礎ステータスにその値は反映されないらしい。
ユニークスキルである複合魔法は各属性魔法を組み合わせることで新たな属性魔法が産み出せる可能性があるらしい。あくまで可能性だ。
生活魔法については本に書いてあったことをそのままやったらできた。どうやら生活魔法にもレベルは存在しないようだ。
ちなみに素質を確かめる上で魔力操作のレベルが上がった。今はそんなことどうでもいいね。
とりあえず、今朝覚えたスキルの中で剣術と魔力操作と生活魔法だけを残し、残りは全部隠蔽しておいた。もちろん大賢者も含めて。あと、称号を取得した時にアナウンスが流れないように設定した。戦闘中とかに変な称号を取得したら不覚を取りそうだからな。
朝食を終え、着替えるため一旦部屋に戻ろうと大賢者モードから復活しつつある体を引きずり階段をのぼろうとするところで女将さんに声をかけられた。
「まだ元気ないね。早く部屋行ってシャワーでも浴びてスッキリしてきな」
「………へっ?」
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今、俺の目の前にはあるものがある。それは、シャワーだ。
不覚だった。部屋を入ってすぐの右の扉がシャワー室だったなんて。てっきりクローゼットかなんかかと思っていた。
シャワーがある分には嬉しいんだが、そもそも異世界に上下水道が通っているのか?
そんな疑問に答えてくれたのは女将さんだった。
このシャワーの水は水属性の込められた魔石がはめられた魔道具らしい。少し高い宿なら何処にでもあるものだと言われた。意外と進んでんな異世界。
だが、風呂はあるのかと尋ねると風呂は大貴族か豪商が趣味程度に入るくらいでなかなか普及していないらしい。お湯をためるにも高品質の水と火属性の魔石か、普通の水と火属性の魔石が大量に必要らしい。そこはちゃんと異世界してるな。
そんなこんなでシャワー室で昨日買っておいた石鹸を使い、体の汚れを落とした。
「ふぃ〜、さっぱりした〜」
シャワーを浴び終わり、タオルで体を拭く。
汚れた服はどうするか…こういうのって宿に洗ってもらえるんだよな、でももうここを出るしな。取りあえずストレージの中へしまっとくか。
汚れた服をストレージにしまい新しく服を出す。
何の気なしにメニューを開き、ストレージを開く。
そこで気付いた。見難い。昨日色んな物を買い、全てストレージにしまったせいでごちゃごちゃしている。だがよく見るといろいろ機能がついているっぽいので少しいじってみることにする。
結果分かったことは、ストレージには検索機能がついていた。入れたものが分かるようにどんなものが収納されているか分かるようにストレージ内検索やカテゴリー別でも検索できた。
そして、フォルダを作りそこに移動させることでストレージ内を整理することができた。収納するときに作ったフォルダにしまいたいと思いながら収納するとそのフォルダにしまわれることがわかった。
それともう一つ、補完というフォルダが元から存在していてそのフォルダに着ていた服を収納して取り出してみると新品顔負けの綺麗な状態で服が出てきた。いろいろ試行錯誤してみた結果、剣などの刃こぼれも治るらしいが消耗品はさすがに元に戻らなかった。まあ、当たり前だな。それが出来たら物を買う必要がなくなる。
物の出し入れの効果範囲は自身を中心に半径2メートルほどだ。その範囲の中なら何処にでも物を出すことができ、何処にあっても収納することが可能だった。
……これは盗賊も裸足で逃げ出すほどの恐ろしい能力だな。
ストレージの機能も分かったところで服を着て、防具をつけ、剣を腰にさし、最後にローブを着て部屋を出た。
女将さんに挨拶をして宿屋を出る。
時計を見ると時刻は6時を過ぎたくらいで、陽はだいぶの昇り、露店にはちらほら人が見える。
昨日のうちに地図を見て方針を決めておいたので目的地は決まっている。
西に少し行ったところにある村を経由し、そこから馬車で1日ほど北西に行ったところにある街を目指すつもりだ。
とりあえず、一番近くにある王都からでるための門を目指す。
王都に入るための門は東西南北の4つほどあり、それぞれの門から王城に向けて大通りがあり、そこから小道が枝のように広がっている。小さい門なら幾つかあるらしいが一般的にはそこは使えないらしい。と、女将さんに聞いた。
ここから一番近い門は運良く西門だったので、そのまま大通りを歩いて西門を目指す。
西門へ向かう途中、冒険者ギルドと書かれた看板のある大きな建物を発見した。どうやらこれがこの世界での冒険者ギルドらしい。ここで冒険者に登録すると足がつきそうなので念のため目的地の北西にある街で冒険者に登録するつもりだ。
それからしばらく歩くと西門が見えてきた。門を潜ると街道が続いており、門の詰所から馬車の列が出来ていた。
列の先頭では門番による検問のようなものが行われ、荷物を調べたり、何やら街に入る者に水晶のようなものを触らせているのが見て取れた。
少し遠かったので聞き耳を立てながら目を凝らして見ると電子音が鳴り、聞き耳スキルと遠目スキルを得ることができた。早速、両スキルを使ってみると、どうやらあの水晶で犯罪歴を調べているらしい。犯罪歴は称号に表れるらしい。
良い情報を得たと喜びながら、王都から離れた。
街道を進むと辺りは草原となっており、所々に小さな木が生えている。
王都を出たときにマップに新たなエリアが更新されたのでそれを参考に進んでゆく。3キロくらい行ったところに森があるみたいだ。
念のため、マップで王からの追ってが来ていないか確認するが誰もいないようだ。テンプレ通りだとここで追手に殺されそうになるんだが杞憂だったようだ。そもそもユニークスキルも持たない一般人並みのステータスの奴を放っておいても問題ないと思っているのだろう。
しばらく歩くとマップで確認した森に到着した。マップを見ると森の中にいくつか赤い光点が見て取れた。おそらくこれが魔物だろう。敵意のあるものが赤い色で表示されるようだ。
その赤い光点のうちの一つに意識を集中してみると、詳細を見ることができた。
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種族:ゴブリン
レベル:4
HP:21/21
MP:4/4
STR:25
DEF:9
AGL:23
DEX:10
INT:2
スキル:
短剣術 Lv2、繁殖 Lv1
ユニークスキル:
称号:
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どうやらマップに映る光点でそこにいる者のステータスを見ることができるらしい。新たなる機能の発見に興奮しながら、森の中へ続く街道を進む。とりあえず、レベルを上げるためにも戦闘を経験したほうがいいだろう。
少し進んだどころで800メートルくらい先にゴブリンが3体程いるのをマップで確認したので街道をそれ、茂みへ入っていく。慣れない森の道無き道を気配遮断スキルを使いながら進む。
だいぶゴブリンに近づいてきたので、遠目スキルを使い目視にて確認する。ゴブリンの容姿はテンプレ通りの醜い顔に長い耳、緑色の肌を持った1メートルちょっとほどの身長の小鬼だった。それぞれ、腰に薄汚い布を申し訳程度に巻いており、1体は片手に棍棒を持っており、残り2体は錆びた短剣を持っている。
ゴブリン達はこちらに背中を向けており、俺が近づいていることに気付いていないようだ。
俺は茂みや木などに身を潜ませながら近づいている途中で隠密スキルと忍び足スキルを得たのでそれらのスキルも使いながら3体のゴブリンに近づいた。
俺は奇襲をかけるため、ゴブリンの左後方の茂みに身を潜めながら、蒼いファイアーボールを一番右のゴブリンに向けて放った。この蒼いファイアーボールは今朝の練習の時、火は酸素を燃焼して燃えるということを前提にファイアーボールに酸素を送り込み続けると
ファイアーボールの色がだんだん青白くなり高温のファイアーボールを作り出すことに成功したのだ。ちなみに俺は無詠唱が使えた。アニメやゲームで散々そういうのを見てきたから想像するのは容易い。
「グギャァ!」
放ったファイアーボールはゴブリンの後頭部にあたり、醜い断末魔を最後に血肉を撒き散らしながら頭を爆散させた。
俺はそれを横目で確認しながら、一番近くにいる左のゴブリンに駆け寄り斬りかかった。
ゴブリンは何の抵抗も出来ず、頭と胴体は別れを告げた。
最後に残ったゴブリンはようやく何があったのか理解したようで死んだゴブリンの血飛沫に顔を濡らし、醜い顔をさらに醜く歪めこちらに振り向き睨んでくる。
「グギャグギャァアアア」
醜い叫び声をあげながら、右手に持った棍棒を振りかぶりこちらに振り下ろしてくるが、俺はそれを半身になることで躱しながら、ガラ空きになった胴を鉄の剣で薙ぎ払った。
ポーン
<スキル回避を取得しました。累積した経験を確認しました>
ゴブリンは攻撃してきたままの勢いで、木に突っ込み倒れ虫の息のようだが、まだ生きているようだ。俺はおもむろにゴブリンに近づき首を跳ねて、初戦闘は終了を迎えた。
この戦闘を経て新たなスキルを得、レベルも上がった。
ステータスを見てみるとレベルは3になっていた。
得るものは何もないとは思うが一応ゴブリンの死体をストレージに収納し、マップを見ながら西にある村を目指した。
主人公のステータスは次話で出ます。