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ドラハウス☆  作者: 希望
9/10

~レベル9~ZUTA33歳~

俺は府中が地元。毎日ビール、朝はタバコ。×1。

離婚してから付き合った女とも別れた。

死に物狂いで働いた。血反吐もでたし、寝てなくて立ったまま寝て歯が折れたこともある。そんでここまでの地位は得た。

でもおもしろければいいんじゃね。俺は音楽が好きだし、音楽に関われるこの仕事以外できることはない。



ZUTAは10月に何気なくこのゲームを始めた。SODAと偶然同じチームになり、

なんとなく移籍し、SODAにまた誘われ、SODAのチームに入った。


SODAはとても中性的で女性らしくもなければ男性らしくもなかった。

自分のことを「私」と呼んでいたが、客観的と言うか、一歩引いている感じがあり顔文字もつかわない。そんな、女性だった。

SODAにはドラゴンの中で出会った仲良しの優がいた。SODAも優も千葉在住のはたらく女性であり、ふたりはSODA29歳、優27歳ということで年も近く仲良しチームとして10月から同じチームだった。

当時、優が団長としてチームを立ち上げたいと思いチームを作ったのだが、

スカウトや定着、ゲームメイクがうまくいかず、「疲れた」と言ったところからSODAがかわりに団長を引き受けたという経緯がある。

そこで、昔の、しかも一瞬ではあるが仲間だったZUTAをチームに誘ったのだった。


ZUTAにとっては、こうやるんだよ、と淡々と伝えるSODAのキャラが気に入っていたし、いつも人を動かしたり、感性で仕事をして行く中で、指示されて動くという自分のキャラを気に入っていた。

ドラゴンでは軍師を決めているチームもいれば決めていないチームもある。

多くのレベルが低いチームは軍師と団長が一緒で、1人に負荷がかかって団長から解散を申し出たり、

メンバーが軍師や団長の大変さをわからず強いチームに寄生したがり移籍をする、なんてことが多々ある。

当時、SODAが軍師も団長も担っており、ZUTAは自分にない作戦や指示の仕方がおもしろかった。

会話で笑うこともあったし、暇があればインして話す、というのは当時から定例化していた。


たんたんと定例化していったZUTAに新たな転機が訪れた。


12月、3人のメンバーが入ってきた。伊吹・HANA・hiroだ。3人は会話も多く、特に伊吹とHANAは勝気だった。

こうすればいいんじゃない?え?なんで?と意見を言い合うこともあったが、HANAが伊吹を好きなのは分かったし、

伊吹にはゲームのセンスがあることは明らかだった。たまに天然だったが。


HANAは熱くなりがちで、嬉しいとか、悲しいとか、いやだとか、好きだとか、感情表現が豊かだった。

子どもと言うか、、くちが悪いなと思うこともあった。でも素直で憎めなかった。一生懸命だから視野が狭くなるんだろうな~とか、俺はタバコをふかしながら思ってた。

優は強めの女性だったので激しく人をディスることもあった。優とHANAは一緒に楽しそうにしているときもあったが、

HANAは何か意見があったら、仲が良いということと関係なく、物事を申すタイプだった。


勝てなくて悔しいという場面は何度もあった。つよくなりてー、と普通に思うし、hiroや伊吹もステータス上げると必死だった。

勝つための方法も模索し合った。1月末くらいからか、LINEを古株メンバーでするようになった。

衝撃の暴露大会もした。


俺は×1だっていったし、hiroは子供が3人いると言って全員から1番びびられてた。

SODAがまさかの旦那もち、しかもうつ病克服中とのことだった。

HANAはそれでもSODAはSODAとスグに受け止めてたけど、皆どう思ったんだろうっていうのはわからんかった。

優も×1って言っていた。伊吹は元ヤンとのことで、俺的にはこれが1番おもしろかった。笑

Suikunは女が怖いって言ってた。どういうことかわからんが嫌なことがあったのかなと思った。

お互いにつっこみすぎないこの関係が居心地良かった。


LINEはゲームと違って仕事中にも見れるから、放置して500件くらいたまったこともあった。何が面白かったか今思えばわからんが、、、本当につい吹いたり、笑うのこらえたり、楽しかった。

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