表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ドラハウス☆  作者: 希望
2/10

~レベル2~HANA25歳~

HANAの大学は東京だった。

社会人初としての勤務地は地元の九州に飛ばされて、2年間営業をした。大学ではミスキャンパスにも選ばれており、一般的に言う美人だったため、男性に対して、とても苦労をするタイプではなかった。


3年目の春に昇格で東京の企画部門に異動となり、上京したものの、9月には新しい業務にキャパオーバーを起こし、出勤がとても億劫になっていた。

いや、億劫になっていたというよりは、週に1度は有給を消化するようになっていたし、勤怠の連絡も後手後手となっていた。

そのころHANAは、長期的に物事をみることが苦手だったと共に、結果が出ない自分も認められなかった。どんどん人と会うこともおっくうになっていったし、どんどん人の目が気になるようになっていた。


ただ、社会復帰をするか、それとも休職をするか、そんなことばかり考えていた。


彼女の人柄としては、裕福な家庭に育ち品があるものの、両親や親族と物理的に距離があり孤独な人生を歩んできたため、認められるための見せ方・愛嬌・コミュニケーションは高く、人を信じることや自分の意思で一緒に何かすることは苦手な不器用な女性だった。お高い、というのはHANAにとても似合う言葉かもしれない。


沢山の男性経験はあったが、直近の恋愛が不倫だったということもあり、特に仕事でうまくいかないHANAはふさぎ込むようになっていた。


そして12月、「何も考えない方が良い!」と思ったHANAが、なんとなくアップルストアで検索して引っかかったのが「ドラゴン」だった。


彼女の人生は、大きく変わることになる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ