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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

恋愛系

とある男の悩み事

作者: ぐるこーす

地の文練習にセリフほぼ無しと勢いで書いたので特に後半が酷いですが。


良かったら、どうぞ。


あとガールズラブや性転換ものが嫌いな方は気を付けてください。

私、今とても悩んでいる事があります。

最早悩み事と言って良いものかもわかりませんが。


私の目の前にはとても可愛い女の子が立っています。

歳は17程に見えます。


私は百合の花、所謂『レズ』と言った性癖はございません。


ですが私は一枚の硝子の隔たりの先に立っている女の子から目を離す事が出来ずにいます。


隔たりの境に触れると目の前の女の子も触れて来ます。

パッと手を離すと同じ様に手を離します。

私が自分の顔を撫でるとその子も顔をなでます。


…そろそろ分かったかと思います。

私の目の前にある隔たりは鏡。

ですが私はナルシストの語源になった神話よろしくと言うわけではないのです。



昨夜隔たり、もとい鏡を覗いた時はっきりと私は生物学的分類ではしっかり雄に分類される顔つき、体つきでした。


ですが、どうでしょう。

朝、顔を洗いに下に降り洗面台に向かってみるとあら不思議。

私は女の子になっていたのでした。


…ごめん。

この話し方辛い。

そういうわけで僕の悩みって言うのは女体化してしまっている事。


しょうがないから女物の下着や服を買いに外に。

さっきからちらちらと視線が。

多分胸か…。

自分で言うのもなんだけど中々どーしてだわこの大きさ…。

女の子って辛いね。











かなり恥ずかしかったがなんとか得物を手に入れ無事帰宅。

視線は無視する事にした。


うーん、少なくとも下着は着けなきゃダメだよね?


…上着を全て脱ぎ思ったのだがこれは本当に凶悪だと思う。

大きいけれど形も良い。

何が悲しくて自分の胸揉んでるんだろう。


とりあえず着替え終えてこれからどうするかを考える。


まずは帰って来る妹に説明が必要だろう。

それからバイトも変えなくては。

大変になってきた。


そこに都合良く妹が帰ってきた。


「ただい……。」


そりゃそうか。

朝起きたら女体化していた旨を伝えた。

すると適応力の高い優秀な妹は色々取り計らってくれた。

感謝である。

女の子は下着の下にこの様なものを敷いていたのか。

やはり女の子は大変だ。

他人事の様に言っているが自らも今は女の子になっている事に気付いた。











バイト先に辞める事を伝え通話を終えると良い匂いがして来た。

今日の夕食はグラタンのようだ。

本来は僕の登板だったが色々大変だろうと今日の所は妹が変わってくれたのだ。

感謝多謝。

とても整った可愛い顔なのは良いのだが口が小さく食べづらい。

妹にそれを言ってみたら「可愛いからこっちみんな」と言われてしまった。

「妹も可愛いよと」言ってみたがお前が言うなとの事だった。

直ぐ気づかなかったが皮肉にしか聞こえなかったのだろう。

どや。











新しいバイト先は近くのカフェにした。

うん、この女性給仕用の制服はとても恥ずかしい。

スカートが短すぎる。

極めつけはこのキャラ作り。

「美味しくな〜れ☆きゅんきゅんきゅい」

…今のは僕が言ったセリフだ。

ケチャップでハートを描いたのち言った言葉。

僕は今恐らく顔が赤いだろう。

そこが受けているようだが。

因みに近くの席で手を口に当て、必死に笑いを堪える妹似の人物が居たがたっぷりとオムライスをケチャップで埋めてやった。












バイトも終わり、街を歩く。

途中チャラついた男達に絡まれたが「握り潰すぞ?」と和やかに微笑んだら引いてくれた。

気分が害されたので家に帰る事にしたのだがなんと今片思いしてる女の子、舞ちゃんが居た。

更に言うと絡まれていた。

あいつ等に。


僕はまたしても近づき男達に微笑みかける。

聞き分けが良い男達は脱兎の如く逃げて行った。


舞ちゃんは少し頬を染め、ぽーっとした顔で暫く僕を見つめて来た。

恥ずかしいので大丈夫かと話しかけてみる。

彼女は はっとした後感謝の言葉を述べた。

かっこ良く「当然のことをしたまでです。」と言うが今は男じゃない事実。

舞ちゃんは更に顔を赤くして、小さな声でメールアドレスを教えて欲しいと言って来た。

勿論僕は教えた。

今日は良い日。












後日お礼がしたいという舞ちゃんからのメールで舞ちゃんの家にご招待される事に。

夕食をご馳走してくれるそうだ。


腕によりをかけて作ってくれた事が良くわかる。

どれもこれもとても美味しい。


…それにしても舞ちゃんはさっきからもじもじして、息も熱っぽいがどうしたのだろう。

心配になった僕は彼女に休むよう伝えたが断られた。


そろそろ帰る事を伝えると舞ちゃんは玄関先まで送りに来た。

そして玄関のドアノブに手をかけた時耳を舐められた。

不覚にもぞくぞくと快感が走った。

止めるよう言うが唇も塞がれ押し倒されて何も出来ない。


暫く口腔内を蹂躙されこれ以上は不味いと思ったときそれは一瞬だった。

女性の敏感な所を愛撫し、柔道のちょっとした技で半回転し組みしき、急いで玄関から脱出する。

後ろから声がしたが無視する。


ついでに言うととても濡れていた。
















家に着きさっきの事を妹には散々笑われたが無視し、火照っている体を鎮める。


さっきの舞ちゃんの事を思い出したらまた体が火照ってきた。

だが布団に潜り込みさっさっと寝た。














次の日、体は元に戻っていた。

なんだかんだあのバイト先でのきゅんきゅんきゅいは割りと気にいっていたんだけど。

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― 新着の感想 ―
[一言] 「きゅんきゅんきゅいに」至った経緯が知りたかったです(笑) 想像力豊かな作品だと思います もし自分がそうなったら…とちょっと考えてしまった自分が悔しいです。
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