表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
73/86

14話目


14話目


 空腹を我慢しながら走り、2日たった頃。

 俺は、東京スカイツリーが見える位置まで、来ることが出来た。迷宮適合のおかげで、視力も上がっているようだから、まだまだ遠いのだろうが、吉村から受けている作戦を、実行するときが来た。

 東京スカイツリーが見えてきたら、潜伏を使ってだれにもばれないように、行動しなければ行けないのだ。


 だから、周りに被害を与える様な、走り方をしてはいけない。ここからはダンジョンでもやっていた、コソコソした移動にしていく。

 異能を使うため、建物の影に隠れる。ここら辺は建物が沢山あるから、隠れる事は容易い。


「潜伏」


 異能の潜伏を使った事で、俺の姿を見れる人は、いなくなっただろう。後はへまをしないように、東京スカイツリーに行くだけだ。

 足音にも気を付けながら、歩いて行くのだった。



 叫び声と思うほどの音が、腹から響き渡る中、3日目でやっとスカイツリーにまでこれた。潜伏のおかげで、面白味があるような事は一切なかったがな。

 あ、だけど、たまに冒険者の隣を通り過ぎたりもした。一切バレてなかったけど。


 しかし一つ面白いのを見つけたんだ。

 それは冒険者と思われる人の中に、部分的に肌が黒かったりする人がいたんだ。


 多分だが、迷宮適合のせいなのだろう。あの黒さは迷宮適合でしか、見たことがない。しかし、不完全な所を見ると、調整版なのだろう。

 あんなのがどれだけいたとしても、負ける気がしないので無視したがな。


 俺は思い出しながらも、東京スカイツリーの中に入ろうとする。

 東京スカイツリーは、宝物庫と聞いていたのだが、それは一番上のフロアだけらしく、下層は一般人も入れるようになっていた。

 そのおかげでなのか途中までは、スムーズに入る事が出来ている。


 しかし問題が一つ発生した。


「さて、上に行くにはどうしたらいいんだ?」


 上への行き方が分からないのだ。

 いや、エレベーターで行けばいいというのは分かる。問題は、潜伏を解除しなければ、エレベーターに乗った際不自然な空間が、出来てしまうことだ。

 そうなったら、俺の方に人が寄ってきただけで、潜伏が解除されてしまう。


 ばれないように行動していたのに、潜伏が解除されてしまえば元も子もない。


「階段があればいいんだが……そう簡単にはいかないよな」


 階段は見つけることは出来たが、非常階段と書かれており、使うことは出来ないみたいだ。



【麻薬求めてダンジョンに入りました!〜現実逃避してるヤク中は短剣片手に走り回る〜】をご覧いただきありがとうございます!!

よければブックマークや評価をしてくださるとうれしいです!!


毎日投稿です

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ