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社会不適合の兄妹が決めた引きこもり居住地は魔王城?  作者: 逢兎
第1章 社会不適合兄妹異世界へ
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お約束の展開?

初投稿です。

至らない点があるかと思いますが、宜しくお願い致します。


長編予定となっております。

あの2人は一体何者なんだ…?と聞かれればこの兄妹を知るものは誰しもがは迷わずこう答えるだろう。



『『社会不適合者』』と______________




「ひま、そろそろ帰るよ」

「んー…わかったー。おとーさんおかーさん、じゃあねっ」



両親が事故に遭い帰らぬ人となって6年、毎年命日の日に来る墓参りも1年目の頃よりも慣れてきたものだ、昔は妹がここに来る度に墓石の前で泣いていたのにいまではそれすら懐かしく感じるほどに長々と黙祷を捧げている。



「そういえば今日はいつもより長く手を合わせてたね、そんなに報告するようなこと多かったか?」

「あはは、ホント亮兄ぃってボケ方下手だよねー!万年自宅警備員が今年だけ報告が多いなんて事あるわけないじゃん!」



素晴らしいほどの笑顔だけど言ってる事は悲しみが溢れてるよ…。いやまぁ俺も同じだから人の事は言えないけどさ、それにしてもそれならあれだけ長く手を合わせてた理由はなんだったのだろう。



「んーまぁ別に隠すようなことでもないけどねー。なんとなーくなんだけどさ、いつもより沢山話しておきたいなってそう思っただけだよ。まぁだからほんとに特に理由はないよっ!そうした方がいいって気がして、だからいつもより沢山お話したってだけなのっ!」


「なんとなく、ねぇ…。」



まぁ本当にこの1年間で両親に話しておくようなことがあるか、と言われれば俺もNoって答えるしな…。脱社畜を果たし、自宅警備員に転職(笑)してから2年。本当に理由がなければ家から出ることもなくなっていった…。

自炊が出来なくても、外に出なくても美味しいご飯が食べれる!…本当に引きこもりにはいい時代になったもんだ……。社畜時代はむしろほぼ家にいる時間がなかったのに今度は家の外にいる時間がほとんどないとは、極端にも程があるとは思うがそれでもこの生活が嫌いでは無いのは自分で思うよりも俺は引きこもりの素質でもあったんだろうな。引きこもりに素質がいるのか知らないが……。



「あ、亮兄ぃ!コンビニ行きたい!ひま甘いもの食べたい!」


「おー、俺もちょうどコーヒー飲みたかったし寄ってから帰るとするか」


「ありがと!何がいいかなぁ…新しいので美味しそーなのあるといいなぁ…!…ん?あれってもしかして??おーいっ!ヨッシーー!」


「ん?おー!橘!すげぇ久しぶりじゃんか!元気にしてんのかー?」



ヨッシーと呼ばれた制服姿の少年は恐らくひまの元クラスメイトなのだろう。それにしても爽やかイケメンって感じで笑顔が眩しすぎる…俺のような引きこもりとは格が違う……。


「亮兄ぃ、ヨッシーは私が中学の時の時のクラスメイトの正義君!マサヨシだからヨッシーって呼んでるの!それでこっちは私のお兄ちゃんの亮兄ぃだよ!亮介だから亮兄ぃ!」


「初めまして!武田正義です!桜田高校の1年です!亮介さんってお呼びしてもいいですかっ!俺のことは呼び捨てで呼んでいただいて問題ないですっ!」


「あー…うん、大丈夫。初めまして……えっと……マサヨシくん?」


「亮兄ぃ、相変わらずのコミュ障だね…ヨッシー!亮兄ぃはコミュ障だからあんまり気にしないでっ!」



こんな眩しいほどの爽やかイケメン(しかも年下)と接する機会なんてなかったんだからしょうがないだろ……普通に接することが出来てるひまに驚きを隠せないくらいだよ…同じ自宅警備員なのに。

それにしても正義君か…なんか今流行りの異世界にでも召喚されて勇者様ーって担ぎあげられそうな名前だな……



そんなことを考えていたのがいけなかったのだろうか、急に俺たちの足元に魔法陣のようなものが光り始めまるでこれから異世界に召喚されますよ、と言わんばかりに魔法陣のようなものが眩しいほどに輝き始め……



次に目を開いたらそこは____________アニメでしか見たことの無い、城のような場所だった……。

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どうぞ宜しくお願い致します。

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