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どの波に乗りますか?  作者: 緒方裕三
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緒方徹

俺の名前は「緒方徹」、俺は電波を読み取る能力を持つ。それに気づいたのは中学2年生の夏、暑さにやられ自室で倒れていたところ大音量の蝉の声とともにある違和感を覚えたのがきっかけだった。特に今までこの能力に関して害はなくごく普通の生活を送っていた。中学の頃からインターネット社会が普及し、どんな場所も「Wi-Fi」や「Bluetooth」など様々な多くの電波が飛び交うようになっていた。‬現在の俺は22歳、もう8年も経ったことになる。流石にこの年になれば恋愛の「れ」の字くらいはあるかと思いきや全く恋愛経験のない来年の春から就職の大学4年生である。恋愛経験がないというのは嘘になるが人生でふられた回数は3回程あり、「もう恋愛なんて」と思うようになっていた。

能力以外に俺の特徴として陽気で人見知りをしないことである。だが、広く浅くではなく、狭く深い付き合いの方が好きなため普段遊ぶ友達としては多い方ではない。そんな友達を選ぶような主人公に訪れた春は大学に入学してからだった。彼女の名前は「飯田涼香」、おっとりした性格の大学4年生。涼香と出会ったのは大学1年生の夏、バイト先で初めての勤務をする際に春からバイトに入っていた涼香は様々ことを教えてくれた。バイトに慣れてきたあたりで一緒に遊びたいと思っていた俺はシフトが一緒の日に聞いてみた。

徹「飯田さん、明日シフト入ってる?」

涼香「入ってないよ、どうしたの?緒方くん」

徹「明日遊びに行こ!」

涼香「いいよー」

徹「場所どこがいい?」

涼香「どこでも」

徹「じゃあ横浜で一緒に服見よ!というか見て!」

そう俺は致命的にファッションセンスがない、そのため大体友達や家族に服を選んでもらう。

涼香「分かった、12時に横浜集合にしよ」

ラノベ主人公のように静かに微笑む涼香が何を考えているのか分からないということは無い、単純にお昼ご飯を一緒に食べてそのあとは横浜駅周辺の服屋をぶらつく予定である。

10分前に着いた俺は涼香を待っていた。日曜日というのもあり、改札前は人でごった返してた。恋愛経験のない俺でも「これはデートだ!」と何度も心の中で唱えていたが、特別何かをしようとは思わなかった。

涼香「おはよ、お待たせ」

徹「おはよー!昼飯行こーぜ!腹減った!」

俺は食べたいものを素直に言って付き合ってもらう形になった「「ラーメン屋」」、横浜に行くと食べたくなる。2人とも同じものを注文し俺は替え玉を2回ほどした。

涼香「結構食べるね」

徹「好きだからな!」

涼香「美味しいけどそんなに食べたら動けなくない?」

徹「ま、まぁ歩くくらいならへーき!」

涼香「人多そうだねー」

徹「昼飯食べ終わったらすぐ出よ!」

横浜駅周辺にはたくさんの服屋があるが回るところはほとんど涼香に一任している。基本的に俺が欲しいものあったら「どう?」と涼香に聞くが大体「いいんじゃない?」で終わってしまう、こうなってしまうと俺のセンスに任されているようなものでやばいファッションをしないように選ぶ。だが涼香は無関心な訳ではなくしっかり俺を見ながら言ってくれる、俺も「まぁいいかな」と適当な選び方になってしまい結局ネットで調べていた黒のパンツと赤っぽいシャツを選んで上に羽織れるジャケットを買った。

涼香「無難だね、ファッションセンス無いわけじゃないじゃん」と笑顔で言う。

徹「ネットで調べたやつそのまま持ってきただけだから無難になっちゃうよね…まぁでもいい服買えたと思ってる!」

涼香「そうだね、今の服装より似合ってると思うよ」

徹「今の服装ダメですか…?」

涼香「普通だよ」

徹「普通の男だし普通でいいの!てか普通がいい」

涼香「へぇ〜」

はたから見たらカップルに見えるこの2人は他のカップルが会話のしないような会話をする。

それは当然で…

涼香「わぁ!久しぶりのanishop!!」

徹「やっぱいいよな!anishop!」

そうこの2人はれっきとしたオタクなのである。

服の買い物が終わった俺たちが向かったのはアニメグッズやライトノベル、マンガなどを置いているショップである。オタクも様々で俺は学園ハーレム系アニメが好きだが涼香はアイドル系アニメが好きでお互い違いはあるが多少理解できる部分があり、2人が今こうして一緒に遊んでいるのもこれがメインだった。

徹「俺今期覇権のラノベ買った、飯田さんはなんか買った?」

涼香「私はアイドル系ビックタイトルのクリアファイル買ったよ」

徹「見せて〜、あ、可愛い」

そんなオタク話で盛り上がり笑っていた。

そんな感じでグッズを漁っていたらいつの間にか時間が経っていて19時になってる。

徹「ご飯どーする?」

涼香「食べてっちゃお」

徹「レストラン街でもいい?」

涼香「いいよ」

洋食のレストランに入り、普段食べれないものを食べた。

徹「おなかいっぱい」

涼香「私も」

店を出た2人は歩きながら駅へ向かう。

徹「今日はありがと、楽しかった」

涼香「私も楽しかったよ、こちらこそありがとう」

徹「また誘うね!」

涼香「おっけー」

別れの挨拶を済ませ別々の電車に乗った。


こんにちは、緒方裕三です。

初の投稿で連載とか生意気かもしれませんが挑戦してみたかったので投稿します。

続きもそのうち書きます。

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