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八巻 消失した少年

本文には書かれていませんが、ここで高校についてちょっとした説明をさせて頂きます。


春人や一也が通う高校は「豊穣学園」と言い、小・中・高等部、大学部・大学院となる大規模な教育施設です。

ちなみにお気づきかもしれませんが、春人のみよじも「豊城」。

設定的に春人と一也の祖父が経営していることにしています。

一也がみよじが違うのは、一也の母が創設者の祖父の娘だからです。


判りづらい上にどうでもいいことですが、いちおう説明させていただきました。

読んでいただき、ありがとうございました。

本文をお楽しみください。

「ハルどこ行ってたんだよっ」


二年E組の教室にそろりと入ったとたん、一也に一喝、怒鳴られた。


「…え?別にどこも」


俺は澄まし顔で一也を見つめる。


葉詩を振り切り、急いで学校に向かった俺だが、学校の一歩手前、中等部校舎を前にしてあることに気づいた。



ーー葉詩が造った身代わりが学校に行っている…



つまり俺は学校にいるわけで、遅刻にもならなければ担任の糞親父に怒鳴られることもない。


それなら今日はさぼってしまおうかとも思ったが、葉詩に見つかり、絡まれるのもめんどくさい。



「………。」



数分考えた結果、身代わりと入れ替わることにした。


妖力で作られたものは頭がいい。

俺が教室にいるのを見つければ、(あるじ)の元に返るはずだ。


だから俺はぶらぶらと寄り道をしながら、学園に向かった。

学園に着いたのは四時間目が終わる数分前。


あ。

学園に着く間、どこで何をしていたかは、あまり考えないで欲しい。



「どこもじゃねぇーだろ。

突然消失しておいて…」


「は?消失?」


可笑しいぞ…

教室にいる俺を見つけて、今さっき元に戻ったんじゃなかったのか?

身代わりはどこに行った?


HRホームルーム前にいきなりいなくなっただろ?」


「HR?あー…うん」


HRと言えば八時三十分から。そして、葉詩があれを造ったのは七時十分頃。

つまり、一時間二十分しか葉詩の妖力がもたなかったってことか…?


それとも自ら逃走した?


どういうことだよ…

これじゃあ結局、糞親父に怒られちまう・・・


勘弁してくれ・・・


「で、『あー…うん』のそのワケは?」


眉間にしわを寄せた一也がじりじりと迫ってくる。

一也の眼力ほど恐ろしいものはない。


「便所行ってた、それだけ」


まずい。

一也は探求心の強い性格だ。

ここで誤魔化せなければ、一日このことを引きずるだろう。


「…あぁ?

んな、時間かかるわけねぇーだろっ」


「やー…それがねぇー…」


唸る一也を前にして、俺は頭を抱えてしまった…。

今回は書いてて難しかった!(>_<;)

次の展開に繋げるために書いた話ですが、上手く表現出来ていないと思います…。

次回は頑張らないと!

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