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第71話 舞台裏・刃の心

 私は薄暗い倉庫の隅にうずくまり、じっと息を潜め続ける。

 動いてはいけない、動くなと考えてもいけない。

 湧き上がってくる不安も恐怖も全部消して、足元に転がっている空き缶のように、心など持たない物になりきるのだ。

 でないと死ぬ、殺されてしまう。

 デパートの中で腐っている何十人ものように、デパートの外で半分白骨と化した何千人ものように。


 一緒に逃げ込んだオバさんのように、家族を探しに飛び出したりしては駄目。

 立てこもって数日後に、奇声を上げて出て行ったお兄さんのように狂っても駄目。

 倉庫に残っていた食品を漁る時以外は、ただ何も考えず空き缶のようにしていないと、きっとあいつらに見つかって殺されてしまう。


 ――でも、こんな辛い思いを続けるのなら、殺された方が楽なんじゃないの?


 駄目、考えてはいけない。


 ――お父さんもお母さんも、きっとあいつらに殺されてしまった。私も同じ所に行こう?


 駄目、考えてはいけない。


 ―――どうせ助けなんて来ないよ。こんなに頑張ったんだから、もういいよね?


 駄目、考えるな、駄目だ駄目だ駄目駄目駄目。

 どんなに消そうと頑張っても、私の中の弱虫は日増しに声が大きくなっていく。

 なら、方法を変えよう。弱虫の声が聞こえないくらい、もっと強い声を上げよう。

 何が良いだろうか、迷う間もなく直ぐに思いつく。


 ――殺してやる、あいつらを全部殺し尽くしてやる。


 そうだ、これがいい、これしかない。

 お父さんも、お母さんも、先生も、カナコちゃんも、タケト君も、みんなみんな心を奪われ殺されてしまった。

 だから、私があいつらを殺して復讐するのだ、皆の仇を取ってやるのだ。

 それはとても素敵な考えで、気が付けば弱虫の声はすっかり聞こえなくなっていた。


 ――殺してやる、どんな手を使っても、どんな事になろうとも。


 だから今は、そんな思いさえも消し去って、空き缶になって生き延びよう。

 復讐のために生きるのか、生き延びてしまった罪悪感から目を逸らすために、復讐を利用しているだけなのか、そんな迷いも浮かばないように全部消して。

 外からドンッドンッと大きな音が響いてくるけど、空き缶には聞こえない。

 バラバラバラッとうるさい音と、人の声が聞こえた気がしたけれど、きっと弱虫が聞かせる幻聴だ。


 ドンドンッ、バラバラッ、ドタドタ、ガチャッ。


「ヘリのサーモグラフィは、確かにこの辺りを……」

「居たぞ、生存者だ!」


 緑の服を着た大人達が、棒みたいに細くなった私を抱えているように見えるのも、弱虫が見せる幻覚なのだろうか?


「もう大丈夫だからね、よく頑張ったね」


 私を抱えた大人が、泣きそうな顔でそんな声をかけてくる。

 駄目だ、そんな風に心を乱したら、あいつらに見つかってしまう。


「CEは全部倒したからね、もう怖くないんだよ」


 しーいーを倒した? あいつらの事?

 それはきっと、弱虫が生み出した甘い幻聴なのだとしても、私は嬉しくて笑い、何十日ぶりに声を出した。


「あいつら……殺せるんだ……」



 私を抱えた自衛隊員が浮かべた、痛ましく悲しそうな顔、そこでいつも夢は覚める。

 四年に及ぶ訓練のおかげで、もう寝ぼける事を忘れた私の体は、勝手に布団を出て洗面台に向かう。

 長くて邪魔な桜色に染めた髪を、面倒だがブラシで綺麗に整えて、漫画の中でしか見た事がないような、ガキ臭いツインテールに纏める。

 そうして髪型を整えてから改めて鏡に向かい、いつもの儀式を始めるのだ。


「私は千影沢音姫、天道寺英人の幼馴染で、彼の事が大好きなの」


 鏡に映る少女は、そう言って柔らかに微笑んだ。

 私が絶対にしないバカっぽい表情で、私が絶対に出さない甘ったるい声で。

 間抜けな英雄様を気分良く戦わせるための演技だなんて、とても気付けないくらい自然に。

 いや、演技ではないのだから自然なのは当然か。

 今の私は恋愛脳のアホな少女『千影沢音姫』であって、『私』ではないのだから。

 空き缶になり切るのに比べれば、ずっとずっと楽だった。





 千影沢音姫になった私が最初に向かうのは、寮の三階にある天道寺英人の部屋三〇三号室、の隣である三〇四号室。

 コンコンと軽くノックすると、五秒ほどして内側から扉が開き、クラスメイトの園城焔(えんじょうほむら)が欠伸をしながら現れた。


「異常は?」

「あったら音姫を叩き起こしてるよ」

「うん、知ってる」


 ニヤリと笑う私に、焔は「なら言わせるな」と文句を言おうとして、再び大きな欠伸をする。


「美乃利と真綾は?」

「寝てる」


 六畳間の片隅では、二人のクラスメイト・風間美乃利(かざまみのり)陸辺真綾(りくべまあや)がヘソを出して寝転がっていた。

 普段、美乃利は清楚な文学少女、真綾は天然なお嬢様を演じているのだが、寝ている所はただのだらしない女子高生でしかなかった。


「三佐にチクるか?」

「まさか」


 そんな事をして何の意味がある。いや、文句を言いたいのは私達の方だと笑って首を振り、机に設置された幾つものモニターを眺めた。

 そこには、呑気にいびきをかいている英雄様の姿が、あらゆる角度から映されていた。

 他にも、この九番棟の周辺や内部の映像が、リアルタイムで流れている。

 大事な英雄様が襲撃されないよう、常に三人以上で隠しカメラを駆使して監視する。

 それが私達、一年A組に与えられた任務なのだ。しかし――


「たった八人で二十四時間、常に警護しろなんて無茶、言う方が悪いでしょ?」

「全くだ」


 また悪い笑みを浮かべる私に、焔も同じ表情を浮かべて頷いた。

 当初は三十名も居たため、四人一組の三交代制で警護しても、二日に一回以上の割合で休めていたのだが、最初に犬塚霧恵が裏切っていなくなり、そして三日前にあの人間型CEのせいで二十一名も病院送りとなって、私達はたった八名になってしまった。

 そのため今は、学校に居る時間は二人で、それ以外を三人の二組で警護する事になっていた。


 十分休めるように見えるが、こちらの苦労など知らない英雄様が、部屋に押しかけて来て遊びやお喋りを御所望とあらば、常に笑顔で対応しなければならない。

 ついでに、二週間ほど前から現れた三名の外国人工作員どもが、何か変な動きを見せれば、誰かが監視に張り付く手間もある。

 昔のように安眠できる時などなくなり、八名になってからたった三日とはいえ、皆の顔には疲労が濃く溜まってきていた。


 こんな馬車馬のごとく働かされているのだ、居眠り程度で文句を言われても困る。

 それに、あれが本当に『英雄』となった今、そうそう暗殺される事もないだろう。

 何故なら皆が、一億人以上の日本人が、英雄の死を望んでいないから。

 少なくとも、長野ピラーが破壊されて、この日本が救われるまでは。


「貴方も寝たら、あと一時間は残っているでしょ?」


 時刻は午前六時、英雄様を起こす七時にはまだ余裕がある。


「悪い、頼む」


 焔はそう言って美乃利達の横に寝転がり、直ぐに寝息を立て始めた。

 そうして、一時間ほど黙ってモニターを眺め、寝ていた三人を起こしてから、私は部屋を出て隣の三〇三号室に向かった。

 鍵を開けて勝手に中に入り、眠っている英雄様に向けて、腰を両手に当ててポーズを決めながら叫ぶ。


「こら英人、もう朝なんだから起きなさいっ!」


『千影沢音姫』の顔は一寸の狂いもなく、愛する少年を新妻のように起こす事への喜びに満ちた、可愛らしい笑顔を浮かべているのだろう。

 人の部屋に勝手に入る犯罪行為を、まずは反省するべきであろうと、『私』はいつも思うのだが。





「アヤト、あーんするデスよ?」


 アメリカの工作員、アメリア・フィリップスが無駄にでかい乳を押し付けながら、英雄様の口元にオムレツを運ぶ。


「こら、英人に食べさせるのは私の役目よ!」


 私は嫉妬して怒った顔をしながら、横からオムレツを齧り盗る。

 既に毒見は終わっているが、一瞬の隙をついてこの工作員が盛った可能性があるからだ。


「WOW! オトメはケチデース!」


 アメリアは大げさに驚いた顔をしながら、「ほら、大丈夫でしょう?」とばかりに笑って、再びオムレツを英雄様に運ぶ。

 何度も止めるのは面倒だし、あまりしつこく嫉妬すると『千影沢音姫』が英雄様に疎まれる。

 私は引き続き警戒しながらも、不機嫌そうな顔を作って黙った。


(けど、随分と寂しくなったわね)


 学生食堂の奥に設けられた、一年A組専用の大きな高級テーブル。

 かつては英雄様を称える三十名もの少女が、騒がしく席を埋めていたそこも、今は工作員三名を加えてもたったの十一人しか居なくなってしまった。


 ピラーを破壊できる英雄を造り出す、『機械仕掛けの英雄』計画のために集められた少女工作員。

 幻想を現実と認識できるくらい、感情的で思い込みが激しい者ほど、より強い力を発揮する幻想兵器。

 己の感情を殺し、上官の命令に絶対服従して任務を忠実にこなす、優秀な工作員。

 そんな相反する要素を両立させるため、体術以上に精神的な教育を施された私達は、自分で言うのもなんだが性格が歪んでいる。


 忠実かつ感情的な工作員を育てる手段として、一番簡単なため大勢の仲間に施されたのは、『本当に天道寺英人を愛する』という方法だった。

 彼を愛しているから褒め称え、彼を愛しているから四六時中監視してでもその身を守る。

 これなら演技の必要もなく、幻想兵器を使える強い激情を維持したまま、英雄様を称え守護する狂信者に仕立てあげられた。


 世間に知られれば非人道的の謗りは免れないが、私達A組は人との関わりが薄い孤児が大半であるため、露見の可能性は限りなく低い。

 それに、CEとの戦争により経済が傾き、国から支給されていた児童養護施設の運営資金が減らされ、施設の保育士達も未来が闇に覆われて、心を病む者が増えていた頃だ。

 劣悪な環境から救い出してくれた英雄計画の首謀者、そして切っ掛けとなった英雄様に皆は心から感謝しており、裏切って世間に秘密を漏らすなどありえない。

 まぁ、そうなるように教育された結果であるが。


 ただ、英雄様を本気で運命の相手、白馬の王子様と思い込んでいた者は多かった。

 見た目は美形だからという理由もあるが、何より楽だったからであろう。

 両親に捨てられて工作員として買われた女、なんて救いがない存在よりは、不幸な境遇から王子様に救われるヒロイン、という方が楽しい妄想なだ。

『私』としては、空き缶の真似をしている方がずっと楽なのだが。


 ただ、誰よりも演技が上手かったせいか、私は英雄様の幼馴染で正妻のような立場と、A組のリーダー役を任せられてしまった。

 計画が成就した時、皆より報酬を弾むと言われたのだが、お陰で英雄様の狂信者達から本気で妬まれたのは勘弁して欲しかった。

 だが、今はその狂信者達も、ほとんどが病院送りでリタイアとなってしまった。


 正直に言えば、私は彼女達が好きではなかった。

 ただ、仮にも数年間、共に訓練を乗り越えてきた者達だ。

 その姿が無くなれば、『私』とて寂しいとは思う。

『千影沢音姫』もライバルが減って張り合いが無くなり、悲しんでいる事だろう。

 当の英雄様が、怪我をした彼女達への慰めも、見舞いに行こうとの一言さえ口にしなくても。


「失礼するネ……」


 料理を半分も食べず、中国の工作員、ハク・メイファンが俯きがちに席を立った。

 そういえば、今日はやけに静かだったが、体調でも悪いのだろうか?

 視線で「追うか?」と訊ねてくる焔に、私は英雄様に悟られなようハンドサインで「不要だ」と返す。

 しかし、その一分後。


「先、行ってる」


 ロシアの工作員、ナターリャ・バラノフも席を立って食堂から出て行った。

 普段はこちらの迷惑もかえりみず、ベッタリと英雄様に張り付ている転校生達のうち二人が、英雄様を放置して席を離れる。

 これを偶然と思う馬鹿は居るまい。


「ちょっと手を洗ってくるね」


 アメリアの無駄にでかい乳に気を取られ、返事も寄こさない英雄様は無視して、焔達七人に「後は頼む」とハンドサインで伝えながら、私は平然とした顔で食堂の出口に向かう。

 その途中、愉快な光景が視界の端に映った。


「また、トマトが残ってます」

「君が口移しで食べさせてくれるなら、頑張ってみようかな」

「寝言は寝て言いなさいよ、この男顔女」

「宗次殿、私もセロリは食べられないであります……」


 どこかの唐変木を囲んで、女子三人が楽しそうに騒いでいる。

 裏表のない幸せそうなその光景を見ていると、つい悪戯心が湧いてしまう。

 今、私が唐変木の元に駆け寄って、話題のトマトを口移しで食べさせたら、猪娘やヅカ顔、ヴァージン娘はどんな顔をするだろうか。

 そして、唐変木はどんな顔をして、詰め寄る彼女達に弁解するのだろうか。


 想像しただけで笑みがこみあげ、口の端が吊り上がりそうになる。

 もちろん、実行に移したりはしない。今の私は『千影沢音姫』で『私』ではないのだから。

 食堂を出て少し歩き、周りに生徒の姿が無くなった所で、首に着けたチョーカー型通信機のスイッチを入れた。


「チャイナとロシアは?」

『校舎四階、屋上前の扉に居ます』


 指揮所の教員から答えを聞いて、私は音を殺しながら素早く階段を上る。

 他の生徒達には知らされていないが、校舎の随所にも隠しカメラが設置されており、生徒の行動など全て丸見えであった。

 私が四階まで上り、廊下の柱に姿を隠しながら、屋上への階段に近づこうとした所で、不意に怒鳴り声が響いてくる。


「嘘だっ! デタラメを言うな!」


 声の主はメイファン、普段のわざとらしい中国人的な語尾をつけ忘れるほど怒り狂っている。


「そう思いたければ、そう思えば?」


 冷たい声で煽るのはナターリャ、こちらも普段の無口なクールキャラをやめて、流暢に喋っていた。


「私は親切で忠告しただけ、祖国を救いたいなら早く別の手を打ちなさいって」

「嘘だっ、日本が我々を見捨てるものかっ!」

「はっ、何を馬鹿な」


 激昂するメイファンに、ナターリャはロシアの冬を思わせる極寒の声をぶつける。


「日本の一番近くにあって、いつも邪魔ばかりしていたのは貴方達中国。日本人は誰も彼も胸の奥では、目障りな中国人が滅びないかと願っている」

「嘘だっ! ならお前達ロシアはどうなんだっ!?」

「ふっ、本当に分かっていない。ロシアには四島という切り札がある、あれを返すと言えば嫌とは言わない」

「なっ……!?」


 絶句するメイファンを、ナターリャは憐みのこもった瞳で見つめる。


「おめでとう、貴方だけ滅びる故郷から逃れられて」

「……っ、嘘だ嘘だ嘘だっ!」


 メイファンは金切り声を上げて喚き散らすと、私が居る方向とは反対の階段を駆け下りていった。


「我らロシアとアメリカに対抗しようと、焦って適応者を探したにしても、随分とお粗末な子……ねえ、貴方もそう思わない?」


 廊下の陰に隠れたままの私に向かって、ナターリャは確信を込めて声をかけてくる。

 まぁ、気付かせて話を止めさせるために、気配を消していなかったから当然だが。


「喧嘩をするのはご自由だけど、一般生徒に聞かれない所でしてくれないかしら?」


 そう文句を言いながら姿を現した私に、ナターリャはまた冷たく笑った。


「だから気を使って、ここにした」

「ならついでに気を使って、さっさと故郷に帰ってくれない?」

「それは私の権限では決められない」

「うん、知ってる」


 口の端を吊り上げて笑う私に、ナターリャもまた笑い返す。


「信じなくて結構だけれど、我がロシアはそちらの英雄を害する意思はない。アメリカと同じく利用する気はあるけれど」

「それは朗報ね、後で先生に伝えておくわ」

「えぇ、伝えておいて」


 そう言って私の横を通りすぎる瞬間、耳元で囁きを残す。


「けど、英国は?」


 何かを掴んではいる、けれど教えてはやらないと、私とよい勝負が出来る性根の悪い笑みを浮かべて。


「……まぁ、私には関係のない話だけど」


 ナターリャの姿が消えてから、私は軽い溜息と共に呟いた。

 私は千影沢音姫、天道寺英人の幼馴染で、彼が大好きな恋に狂う馬鹿な少女。

 日本の運命や外国との政争など知った事ではない。

 長野の街を踏み荒らし、私の両親や友達を殺しつくし、何よりも『私』をこんな狂った世界に突き落とした、あの目障りなCEを全て残さず駆逐する、それだけが目的。

 けれど、時々胸の奥で声がするのだ。


 ――その憎しみも、本当に『私』の気持ちなのかしら?

 ――『千影沢音姫』と同じ、作り物ではないのかしら?


 また余計な事をさえずる弱虫に、私は逆に問いかける。

 じゃあ、『私』っていったい何?

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― 新着の感想 ―
[良い点] すごく面白いです、読み始めて早4時間こんなところまで読み終わってしまいました。(;^_^A [気になる点] 千影沢音姫氏は、本当の自分と演技してる自分との区別がつかなくて、どちらが本当の自…
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