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【聖剣使いの英雄伝説・最終章・79ページより】
長野ピラーより生まれた超巨大人型CE『太母』を倒し、ついに日本は救われた。
だが、英雄の戦いはまだ終わっていない。
「世界中にはまだ多くのピラーが残っている。それを全て倒さない限り、本当の平和は訪れない」
姉の無念を晴らしても、英人はそこで満足しなかった。
まだ世界中に、彼の救いを待っている人達が居るのだから。
「みんな、俺についてきてくれるか?」
英人の願いに、少女達も笑顔で答える。
「当然じゃないっ!」
「あたりまえデースっ!」
「私は、ずっと、英人の傍に居る」
「宇宙の果てだってついて行くネッ!」
皆の熱い思いに、英人は感動しながら決意を新たに固める。
「行こう、この世界からCEもピラーを滅ぼして、真の平和を掴むために!」
果てなき未来へと続く青空に、英人は愛する少女達と共に飛び立っていった。
「俺達の戦いはこれからだっ!」
【聖剣使いの英雄伝説・日本編・完】