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貴方へ

作者: orange


初めて作品を投稿させて頂きます、orangeです。至らない点も多々あるかと思いますが、どうか目をつぶってやって下さい(苦笑

 貴方へ


今まで、貴方の気持ちも考えずに、私の想いばかりを押し付けるような事をして、ごめんなさい。

ずっとずっと貴方の傍に居たい。そんな、叶うはずもない想いで私の心は一杯でした。

私は生徒で、貴方は教師。いわゆる禁断の愛と呼ばれるもの。だけど、私は貴方の事が好きになってしまったのです。

貴方が先生である事は問題無いと思っていたし、私のこの気持ちは悪いものだなんて思いはこれっぽっちもありませんでした。でも、貴方にとっては、大きな問題であり、ご迷惑をお掛けしていたのですね。

「申し訳ない」

これが今、貴方に対する正直な想いです。


貴方から手紙をもらった時、中身は何となく分かりました。でも、もしかしたらという期待がなかったと言えば嘘になります。

手紙を開いて、最初に出てきた言葉は

「やっぱり」

でした。やはり、先生と生徒の関係を崩してしまってはいけないのでしょうね。

でも、完全に貴方の事を諦める事が出来ない私が居ました。

私は告白した事も、こんなに本気で人を好きになった事も、かつてありませんでした。今までの私だったら、絶対に考えられない事です。だから、諦めようと思っても諦めきれないのだと私は思います。

しかし、それと同時に、胸の中のもやもやが晴れて、すっきりするような感じもありました。口では問題ないと言っていても、心のどこかでは先生を好きになってしまった、という罪悪感があったのでしょう。それが、すうっと消えていく。そんな気がしました。


前にも書いたとおり、貴方の事が諦めきれない自分が居ます。だから、そう簡単には『先生』として貴方を見るという事は出来ないだろうと思います。

でも、今までのように、自分の想いを押し付ける事だけはしない、と約束します。

時間はかかるかと思いますが、先生として貴方の事を見れるようにしていきたいと思っています。


私から貴方に、これだけは言っておきたいという事があります。それは、

「偶然なんて、この世に存在しないんだ」

と言う事です。私と貴方が出会って、私が貴方に恋した事も、全て運命だったのだ、と私は思っています。全て、私が学び、大人になるために神様が用意してくれた、難関だったのだと。

貴方は、人生なんか思いどおりになるものではない、と気づかせてくれました。とても感謝しています。長くなりましたが、私が一番伝えたかった事は

「今まで迷惑をおかけしてすみませんでした」

そして

「たくさんの事を学ばせて頂いてありがとうございました」

この二つだけです。

     

 自称2−5の詩人より


こんな作品でも興味を持って下さった方々、感謝しております。なお、感想やアドバイスなど頂ければ光栄です。

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[一言] 改行をもっと増やした方がいいとおもいます。
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