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エピローグ

結構、殴り書きな感じでした。


駄作でしたが、今までありがとうございましたm(__)m





「………ぃ……」


何や煩いな。


「大和さっさと起きぃやッ!!遅刻すんでッ!!」


「……え?母さん?」


俺は目を開ける。


見渡すと、そこは……。


「……俺の部屋や……」


……戻って……来たんか?


「……ん……」


何か柔らかい物に触れた。


「早川ッ!!それにルツィアッ!!」


ベットには早川達がいた。


「………長官?」


ルツィアが起きる。


「……此処は……」


「俺の部屋や。未来のな」


「……まさか私達は……」


「あぁ、早川達は未来に来たみたいやな……」


「………信じられないな」


聖ちゃんが言う。


「そら俺もそう思うよ」


ドンドンッ!!


「大和起きんかいッ!!メシ出来てるよッ!!」


ゲ、母さんやし。


ガチャッ!!


あ、開けるなッ!!


「何時まで寝てるつも……り……」


あちゃぁ。


母さん、唖然としとるし。


「………あなたやったわッ!!大和が五股してるわッ!!」


母さんは何かウキウキしながら下に降りていく。


「……五股?」


「……多分勘違いしてるんやと思うわ……」






「………というわけやねん」


俺は母さんと親父に説明をしていた。


「………タイムスリップ……なぁ……」


親父が首を捻る。


「俺もタイムスリップしたらもう少し野球やりたかったな」


「あなた、そんな事じゃないでしょう」


母さんがツッコミを入れる。


「……つまり、大和は歴史を変えたというわけ?」


「まぁそうなるわな」


「大和が過ごした今はどうなっていたの?」


母さんの質問に俺は出来るだけ答える。


母さんは無言でパソコンを起動させた。


「……大和が過ごした『今』はかなり酷いけど、今とは大分違うわ」


母さんがパソコンを使う。


「軍も自衛隊ではなくて、日本国国防軍になっているわ」


……マジ?


「それに古賀大和が死んだ日から語らないといけないわね」


そして母さんは話してくれた。


遣独艦隊の帰還後に日米戦が勃発したらしい。


マリアナ沖で日米の持てる戦力をぶつけて、両軍の被害は甚大。


日本は空母加賀、蒼龍、飛鷹、祥鳳、戦艦比叡、霧島、扶桑が沈んだらしい。


巡洋艦や駆逐艦もかなり沈んだ。


対する米軍も空母ホーネット、ヨークタウン、レキシントン、サラトガ、ワスプが沈み、戦艦ノースカロライナ、ワシントン、ネバダ、テネシー、アラバマが沈んだ。


空母エンタープライズは捕獲された。


海戦後にルーズベルトが病死して副大統領のトルーマンが大統領に就任した。


そして、ハワイも占領した日本はサンフランシスコやシアトル等を航空攻撃。


西海岸の米軍は徹底的に叩き潰されたらしい。


そしてトルーマンは和平交渉を提案。


日本は三国同盟の脱退と、ハワイの返還、米企業の満州進出を承認して和平停戦となった。


その後は日米英同盟を結束して、ドイツとソ連を倒した。





「………かなりの歴史が変わってるなぁ」


俺はお茶を飲む。


「まぁね、アメリカは今でも同盟国で横須賀等に米艦隊も停泊してるしね」


母さんがパソコンを動かす。


「んで、あんたが言ってる翔鶴や金剛達は呉におるよ」


………え?


「記念艦としてね。見に行く?」


母さんが言う。


「あぁ、会いに行きたい」


「よし、あなた。レンタカー借りに行きなさい」


「え、俺仕事やねんけど……」


「つべこべ言わずに行けェッ!!」


「は、はいィッ!!」


空気化してた親父が慌ただしく家を出た。


「準備はしときなさいよ」


「あぁ」


母さんは後片付けをする。


「……長官の母上は凄いですね」


ルツィアが言う。


「まぁ…な。何時も殴れたからなぁ……」




そして、俺達一行はその日のうちに呉に向かった。






―――呉―――


「地図によればもうすぐね」


地図を見ている母さんが言う。


翔鶴、瑞鶴、金剛、榛名、長門は旧軍の潜水艦桟橋近くに係留してるらしい。


あ、あかん。


だんだんと身体が震えてきた。


「……大丈夫ですよ長官」


マリノが言う。


「……そうやな……」


「……若いっていいわね〜」


……母さん茶化すな。


「お、見えてたぞ」


運転をしている親父が言う。


近くにあったコンビニに車を止める。


五隻はいた。


翔鶴は真ん中にあって、左右を瑞鶴と長門がいる。


「入場料はタダみたいだ」


受付らしきところで聞いていた親父が言う。


そして俺達は翔鶴の艦内に入った。


「格納庫は少し変わったな……」


格納庫は零戦とかあった。


他にも、F86のセイバーの展示品があった。


そして俺達は翔鶴の部屋の前に来た。


「……開けるで?」


皆が頷く。


コンコンッ


「開いてるぞ」


久しぶりに聞く翔鶴の声やった。


俺はゆっくりと扉を開けた。





「………え?」


中にいた翔鶴は目を点にしてる。


そらそうやろな。


いきなり俺達が現れてんからな。


「……ただいま、翔鶴」


「……大和?」


「あぁ」


「大和……なのか?」


「あぁ」


「大和ォッ!!」


翔鶴は俺に抱き着いた。


……本当に俺は此処に帰ってこれた。


「……本当によかった……」


「大阪から引っ越しどうしよか?」


「俺、仕事辞める前提だよな?」


親達の言葉を無視しながら、俺は翔鶴を抱きつづけた。




本当に会えてよかった。




御意見や御感想等お待ちしていますm(__)m

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