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第十一話 セイロン島は平和

二次キャラ出ます。







―――7月7日セイロン島―――


「……今日は七夕やな……」


コロンボにある第二航空艦隊司令部の長官室で窓の外を見ながら俺は呟く。


「七夕とは何ですか?」


書類処理をしていた新しい副官ルツィア・ヘンデルが問う。


「ん?まぁ中国からの言い伝えで天の川を挟んだ両岸に男性の彦星と女性の織り姫がおるねんけど、二人がイチャイチャし過ぎたから神様が怒って二人を引き裂いたんや」


「……悲しい話だな」


同じく書類処理をしていたマリノ・ノベルグが呟く。


「まだ続きはあるでマリノ。んで、二人は悲しく一向に働かへんからついに神様は一年に一回だけ会う事を許したんや。その会う日が7月7日なわけや」


確かこんな話やったはず……。


ん?二人は誰やて?


そうやな。そっから説明するわ。


セイロン島及びモルジブ諸島を攻略した日本軍は守備として第二航空艦隊を配備させ、さらに台南空と二個航空隊をセイロン島防衛に配置した。


また、4月下旬に空母翔鶴型の二隻はアングルドデッキに改装するため、空母龍驤は近代化改装のため内地に帰還した。


帰還する日に、翔鶴はかなり落ち込んでいたが、俺は抱き着いて「すぐに皆に会えるさ」と言うと「馬鹿もん……」と顔を真っ赤にしていた。


あん時の翔鶴は無茶可愛かったな〜。


あの後、金剛に暫く無視されたけど何でや?


代わりとして隼鷹型二隻が配備された。


隼鷹型は史実とは異なり、搭載機常用五七機、補用六機、最大速度三十三.八ノットの空母になっていた。


さらに、英軍に備えるために豊田長官は、改装が終了した長門型戦艦二隻を派遣してくれた。


長門型を派遣してもよかったのかと聞くと、「捕獲した英戦艦を改装して四十センチ砲搭載艦にする予定だから心配ない」と言った。


ウォースパイトなら行けると思うが、R型戦艦は上手く出来るか心配やな。


また、ドイツに派遣していた派遣潜水艦隊が6月にコロンボ港に到着した。


ドイツから購入した戦車を搭載していたが、ドイツ軍は二名の士官を派遣していた。


それが、ルツィアとマリノや。


まさかの予想外に連合艦隊司令部は戸惑ったが、豊田長官がすまんと呟きながら俺の副官にしたらしい。(宇垣が教えてくれた)


さらに、内地から女性士官がセイロン島に到着した。


……よーするに全部俺に押し付けてんな軍令部は。


しかも、士官の名前があれなんやな。


「飛行訓練終わりました」


三人の女性士官が入ってきた。


右からの女性は緑色の髪でポニテ、真ん中の女性は水色に近い髪のショートヘア、最後の女性は紫色の髪の同じくショートヘア。


「ご苦労やった。早川少尉、橘少尉、六道少尉」


この三人の女性の名字聞いた事ないか?


パ○プロの女性選手やで。


名前も一緒でやし。


胸が小さいのも「ブヘェッ!!……何すんねん三人とも?」


何故か飛行眼鏡を投げられた。


『何かムカつく事を言われたから』


……こいつら……後で部屋の中に黒い塊入れたろかな?


……俺も嫌いやから止めとこ。


この三人も一応、俺の副官になっている。


金剛には「ハレンチなッ!!」と言われたけど、何か榛名とよくぶつぶつ喋っているし。


「早川達は一時間休憩してから書類処理頼むわ。ルツィアとマリノはもう終わって飛行訓練してええよ。だいぶ出来とるし」


「分かりました」


「また書類処理〜(-.-;)」


「我慢しろ瑞姫。私達は副官なのだ」


「そうだよ。瑞姫ちゃん」


聖と葵が瑞姫を慰めている。


「後で酒奢るから」


俺がボソッと呟くと、皆は背筋を伸ばして『ゴチになりますッ!!』と叫んだ。


アルェ〜ルツィアとマリノてこんな奴やったか?


五人が部屋を出ると、俺は深い溜め息をついた。


「あいつらのせいで、俺の今月の金は厳しいねんけど……」


今度、大川内に奢らせようと思う。




けど、ほんまに暑いな。


一応、乗組員達に水分はこまめに取るよう言うてるけど暑いな。


「……扇風機が壊れていたんやな」


朝9時から付けてた扇風機は中でショートしたのか動いていなかった。


今は午後2時。


暑くなる時間帯やし。


「うちわで我慢するか」


どうりでルツィアとマリノがよく水を飲んでたのか分かったわ。


無論、俺もやけど。


「大和いるか?」


榛名が転移してきた。


「どうしたんや?」


「姉貴と長門が七夕だから夜に酒を飲もうと言ってるぞ」


「分かった。五人連れていくからと言っといてくれ」


ちなみに五人とも艦魂が見えている。


「分かった。必ず酒を持ってこいよ?ほんじゃ後でな」


榛名はそう言って転移した。


ちなみに、今の旗艦は金剛や。


当分、戦闘はないと思うし。


また、艦魂も自艦から半径百メートル以内は陸地でも自由に行けるらしい。


「……それよりも急いで終わらさへんとやばいな」


一回、遅れたらかなり怒られた。


あれは怖かったな〜。


「早くやるか」




結局、その日は予定より早くに終わり、午後10時から金剛の予備会議室で宴会が始まった。


まぁ、翌日に金剛、長門、榛名の三艦の機関がご機嫌ななめであり、ルツィア達は二日酔いになった。


俺?


俺は何もなってないで。


ちょびちょびと飲むからな。


まぁ飲むと上機嫌になるけどな。


パワプロのキャラ好きです。


御意見や御感想等お待ちしていますm(__)m

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