第一話 転生?そして帰還
異大東亜がスランプぽくなったので息抜き程度です。
「……お……て……」
うぅん、うっさいな。
「起き……古賀……」
黙れ。
「古賀長官、起きて下さい」
「ぅあん?」
誰かに起こされて、起きたら髭を生やしたおっちゃんがいた。
ん?よぅ見たら旧海軍の中将らが着ている服を身につけとるな。
「あんた誰や?」
「あ、あんたってね……。(汗)参謀長の名前くらい忘れないで下さいよ」
何の参謀長や?
あれ?俺、バイトして寝たはずやのに……。
よぅ見たら自分の部屋ちゃうし。
「長官?」
不審に思った参謀長?が俺に声をかける。
「あぁ、ゴメンゴメン。んで、名前なんやったけ?」
「大川内傳七ですよ。支那方面艦隊参謀長の大川内傳七中将です。そして貴方は支那方面艦隊司令長官の古賀大和中将です」
…………………え?
「………マジ?」
「本気と書いてマジです」
………うっそぉぉぉーーーッ!!
支那方面艦隊て、昔の日本海軍の艦隊やんッ!!
えッ?!タイムスリップ?嘘やろ?
俺が混乱してると大川内が話し掛けてくる。
「先程、うなされたので見に来たのですが、大丈夫ですか?」
「あ、あぁ、まぁ大丈夫や。少し昼寝してたら夢ん中で毛倡妓(けじょうろう。ぬらりひょんの孫を見てな)に追い掛けられてな」
「……どんな夢ですか?(汗)」
うっさいわ。
あ、申し遅れたな。俺は古賀大和や。大阪の高三や。そして、俺は古賀峯一の子孫(実際、古賀峯一に子どもがいるかは作者は知りません。完全にフィクションです)や。
あ?古賀峯一て誰やて?
古賀峯一は大東亜戦争の時の日本海軍連合艦隊司令長官をしていたんや。
でも、フィリピンに向かう途中に行方不明で殉職した人物や。
その子孫が俺や。
ん?そうや。
「ちょいと鏡見てくるわ」
洗面台にある鏡を見ると俺がいた。(当たり前)
「(確か、古賀峯一はこんな顔違うしな。……てことはよくSS等である憑依てやつか?でも、大川内には大和て言われたから……俺と古賀峯一が入れ代わったんか)」
「どうかしたんですか?」
「いや、何もないわ。ところで大川内。今、何年何月何日やっけ?」
「今は昭和十六年、9月2日ですけど、ついでに此処は、広州で旗艦五十鈴です」
広州……中国か。
てかもうすぐ開戦やな。
やべぇな。とりあえず、本土戻って山本五十六しばこ。
「大川内。すまんが、しばらく代理で艦隊司令長官をやってくれないか?」
「は?ど、どいうことですか?」
「もうすぐ日米戦が起こるかもしれんのや。それを止めに行かなあかん」
「……分かりました。本来なら軍法会議もんですが……。飛行機は手配しときます。……全く、いつもやることがド派手過ぎますよ」
「すまんな」
以前の俺は何をした?
「まぁ、善は急げです。すぐに用意しますので」
大川内は、僅か十五分で用意してくれた。
ありがたやありがたや。
「二週間くらいで帰るわ」
「分かりました」
大川内達、参謀(いたの?)らが敬礼を送る中、手配された九六式陸攻は一路、日本に向かった。
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