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 眩く輝いている壁の装飾品や、豪勢な食事たち。

 そして煌びやかな衣類を纏った男女が踊っていたり、談笑を楽しんだりしている姿が目に入ってきた。

 ...ここはどこかな。

 混乱してさらに胃の痛みが強くなる。

 さすっている衣類の感覚にも違和感を覚え、恐る恐る下の方を見てみる。

 そこには中々クリーニングに出せずにくたびれていたスーツを着ている自分ではなく、艶やかな紺のドレスを身に纏っている自分がいた。

 頭をフル稼働させても理解できないこの状況を、どうすれば良いのだろうか。


 いや、待って。

 そうか、これは夢なんだろう。

 鮮明すぎる夢もあると、ネットで見たことがある。

 ここ最近は悪夢にうなされることが多かったから検索しておいてよかった。

 夢から覚めるまで、一旦待つとしよう。

 変に行動して悪夢に変わっていくのも困るし。

 そう思い、近くにある椅子に座る。

 座ったものの夢から覚めるまでの間、何をすれば良いのか分からずただ天井を見上げた。

 私ってかなり想像力ある方なんだ...

 天井にも豪華で繊細な装飾が施されていて、この夢の精密度の高さに感心してしまった。

 天井の中央に吊り下がっている大きなシャンデリアを眺め、早く目覚めないかなと考えていると会場全体が暗転した。

 暗転すると同時に2階のホールにライトが照らされる。

 音楽もステップを踏みたくなるような演奏から、厳かな雰囲気の演奏に変わっていった。

 容姿が整っていて、誰よりも品のある振る舞いをしている男女が入室する。

 どうしてか、どこかで見たことがあるような顔をしていて頭を捻らせた。

 頭にモヤがかかったように思い出せない。

 まあ夢だし、こんなこともあるかと思いホールの方を見た。

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