第86話 最後の直線
レースは最終局面に入り、先頭を走る選手は最終コーナに差し掛かる。
しかし、先頭集団はノアの妨害を受けて大きく失速していた、再スタートに時間がかかったことによる遅れ、マシントラブルが重なったことが原因だ。
その隙に何者にも邪魔されず加速していたエリカは先頭に躍り出たのだった。
「アイツら……何があったかは知らないけど。ざまぁないわね」
そして、そのまま最後の直線に入る。
「このまま優勝はもらうわ!!」
そんな暴走気味で、勢いづいたエリカを止める者は誰も……。
「ちょっと!! 待ったあぁっ!!!」
雄叫びと共に、後方からエリカに急接近してきたのは青いボードに乗るマナであった。
「私を忘れないでよ!!」
「来たわね……マナ。
曲がれないのはどうしたの?」
「私の運動神経を舐めてないで!」
「フッ……とんだ玄人マシンってわけね」
そして二人は並ぶ……ことなく。
「エリカ!! 勝たせてもらうよ!!」
やはりスピードに特化したマナのボードが一つ頭を抜ける展開となったのだ。
「ッ……流石に速いわね」
しかし、好調に思えたマナにも異変が起こる。
突如として、ボードの出力が落ちていったのだ。
「えぇっ〜!? うそうそ!! なんで!?」
いくら上級魔術といえど、3つの魔術を併用発動していては魔力消費は少なくない。マナの想定を上回り、魔力の底が見えてきたのだ。
「マナ! 詰めが甘いのよ!!」
その間にエリカは盛り返し、二人は横一列に並んだ。
ゴールも目前に迫り、競り合う二人。
そした結果は……。
レースの話なんて書いたことないんで、この辺りは探り探り書いた記憶があります。文書からも迷いが伺えるかと思います……。




