表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
91/205

第85話 怪我

レースも終盤に差し迫る頃。


「あっ……ユウが戻ってきましたよ」


ユウはエリカの無事を確認した後、スタート地点の観戦所まで戻ってきていた。


「エリッち、どうだったすか?」


「いやそれが……まだ走れるって、レースを続行してます」


「そうなんすか!?」


「えっ? 待ってユウ。エリカはあの怪我で今も走ってるの?」


「あぁ……」


「嘘でしょ? 止めなかったの!?」


「当然とめたさ! でも、まだ走りたいって」


「バカッ!! そんなこと言ってる場合じゃない。今からでも、途中棄権させないと!」


「やっぱり……そうだよな。わかった、ちょっと行ってー」


慌てて行動を起こそうとする二人をブレンダはなだめる。


「まぁまぁ二人とも待つんだ。

私達(魔人)はね。そんなに軟じゃない。あの程度の傷ならすぐに治る。だから、あと一周ぐらいならきっと問題ないよ」


「そ、そうなんですか?」


ユウは不安そうに他の先輩達に問いかけた。


「あぁ、どうということはないだろ」


「そうすっね。自分は怪我より魔術を使い過ぎることの方が心配すね」


「そうですか……」


「それにね。怪我を負っても尚、走る理由があったなら、友として見守ってあげるべきなんじゃないのか?」


「……わかりました。先輩方がそう言うなら従います。先輩の方が詳しいと思いますので……」


エヴァはエリカと同じ魔人であるブレンダ達の意見を尊重したが、釈然としてないと隠すことなく態度で示したのだった。


「うん、その方がいいだろう……」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ