蕾と狼 3
なにか、いいアイテムがあったかな……。
あ。
植物促成の指輪がある。
相手は植物だ。なにかシナジーがあるのではないか。
多分花弁の欠片にやったところで何も起きないだろう。
やるとしても種とかなんかだ。
……くそ、種が見当たらない。
試しに花弁にやってみようとするがそもそも飛んでくるスピードが高く、指輪を発動できない。
これは今のところはだめか……。
魔法剣……これは今じゃないな。なんの魔法が使えるのかも知らないしこの風を打開できるようなものがあるとは思えない。
本……は使えるかも、と思ったが魔法陣が見当たらない。魔法陣を写し取るものだから魔法陣がないこの現象に対しては無力だろう。
銃……は今の状況でも本体に向けて攻撃出来るかもしれないがそうすると飛んで来る花弁が対処できなくなる。無しだ。
楽器……?何に使うんだ。今使うの怖すぎる。やめておこう。
大盾はどうだろうか。大盾の後ろに隠れれば風や花弁を防げるかもしれない。試しに出してみると行けそうな雰囲気がある。
じゃあ、次は隠れて何をするかだ。
そういえばさっき斧に魔力が伝わった時斧が青く光っていた。そして斬れ味も良くなっていた気がする。ということは……?武器に魔力が込められる……ということだろうか。魔法陣とかはいらないかわりに武器に属性や細かいオーダーは出来ないようだが武器の力を底上げ出来るかもしれない。
試しに盾に込めてみるが黄色く光るが何も起きない。少し待ってみていたら花弁が盾にあたるのが見える。
少し力を強めて身構える。しかし、その衝撃は想定よりかなり少なくつい顔を出してみる。
見てみると盾から一面の棘が出て花弁を貫いていた。
なるほど。盾の効果は「反撃」みたいなものか。
打開は出来ないな。
「分裂する立方体」……?何だこのアイテム。
出してみると両手でピッタリ持てるぐらいの薄い黄色の立方体が出てきた。
そういえばあの世界で調べてた時に見た記憶がある。
その時は魔力も使えなくて諦めたんだっけ。
今なら使えるかもしれない。
試しに魔力を込めてみる。すると、手から離れ浮き出し、少し込めただけで1つの立方体が4つの立方体に分裂する。徐々に込める量を多くしてみるとどんどん、分裂する数が多くなっていき、それは1、8、64、312、 2496……とどんどん数を倍々式に増やしていく。
その1つ1つが自分の支配下にあり、好きに動かせるようだ。
どれだけの威力があるかわからないがこの大きさだと風の影響も少ないだろう。俺は盾に身を潜めて蕾の風で空いた花弁の穴に向けてそれを飛ばす。それはどこまで行っても自分の意識と繋がっている。風に影響されることも無く、花弁が飛んできても回避が容易だ。――これなら行ける!
数十メートルの距離を10秒もせずに詰め、それが接触する。それらはそのとても小さな大きさからは想像ができないほど様々な部分に風穴をあける。そして、それら全てを急旋回させ150000にも届く量の立方体を蕾の周りに置き、花弁に全てぶつける。
蕾に付いている周りの花弁は全て無くなり風が止む。舞い上がっていた花弁は感性に従いそのまま地に落ちる。
機械もシャッと着地する。魔力の残量は残り1割を切っていてビカビカしている。
急いで俺の元に戻れという命令をし、近づかせる。
機械の頭に触れ魔力を注ぎ込む。
これでもうしばらく大丈夫だろう。
そして風がやんだ今どうするか……。
というか攻撃してこない。
もう勝ち?それは……ないと思うけど。
とりあえず集まってみる。
モチベなくて書けなかった桜坂です。
やっと書けました。
今までかこーっておもっても100字とかしか書けなかったんですけど急に6000書いちゃいました。
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今回読んでくださりありがとうございました!
次は遅れないようにします。
桜坂神楽でしたー!




