Mutant Nail
そこに居たのは胴体は普通の大きさなのに対して爪を含めた腕だけが大きくなっていて、その大きさは人間2人分程度だ。足や顔がふらついていて生気が無い。
ただそこにあるのはあの世界のより明らかに逸脱した量の殺意。それを認識した瞬間に左足を踏み出して横に凪いでくる。俺が先に当たる。包丁を縦に持って防ぐ。
ジリジリと押される。力が思ってるより入らない。筋肉に力を込めても入り切らない。底に穴が空いたバケツのように力が漏れていく。足も使って押し返す。全身の筋肉を使ってもこの軽い攻撃を防ぐのに本気だ。
すると彼女がようやく、氷の槍を手首に刺す。
その痛みからなのか少し力が弱くなる。それでようやく押し返せて、間髪入れずに手首を斬りに行く。
この力の量じゃ骨を切断することは叶わないだろう。そう思った俺は手首に突き刺す。そこで見た氷の槍は少し小さかった。貫通もしていない。彼女があの状況で手加減するとは思えない。なんなら、時間がかかった分威力が高いもんだと思っていた。彼女も俺と同じように思った通りの
力が出せないのか。
包丁は手首に刺さる。
渾身の力で突き刺すとようやく貫通する。
今まではスルッと行けただろうに。
やはり力が落ちているな。
どうすれば取り戻せるのだろうか。
俺があの力を得たのはひたすら羊の足を斬っていた時だ。
完全に努力というか鍛錬だ。
ならば力がない今はまたも鍛錬をするしかないのだろう。
じゃあ、敵を倒してればいいのか。
とりあえず今は目の前の爪の男を倒す。
片腕はもう動かさないようだ。
本当は動かない側から回り込みたいがそうすると彼女を守れなくなる。それは困るから彼女を守りながら、弓か魔法でやってもらおう。
「弓か魔法でやってもらえる?」
と言うと
「聞こえないんだって」
と怒り気味で言ってきた。
それはごめん。まじで。
俺は鞄から弓を取り出して「弓を使え」というジェスチャーをした。しかし、弓を仕舞おうとした時爪が襲いかかってくる。俺は咄嗟に弓で防ごうとする。が、彼女が既に矢を放っていた。その矢が爪の男の腹に刺さる。そのおかげで腕は止まり、俺の足元にパタンと落ちる。
短めですね。
過去最短なんじゃないですか?
ここからはちょっと模索しながらなんですよね。
そのせいですわ。
後書きも短めに合わせよっかな(書くことない)
読んでくださりありがとうございました!
次回も楽しみにしててください!
日曜日か月曜日に出したいです!




