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不審な部屋

 俺は起きると彼女はまだ寝ていた。

 左腕はかなり痛む。

 とりあえず彼女が起きるまでご飯を作る。

 とりあえず羊の肉を鞄から出し、彼女から貰った石も出す。

 石を床にうちつけ炎を作り、羊の肉を焼く。

 しばらくすると焼けてくる。

 俺はそれを味気ないと思いながら食べる。

 ついつい食べすぎてしまい3分の2程度食べてしまう。

 半分は彼女のために残すつもりだった。

 まだ羊肉はかなりある。

 焼きはしないが。


 そうこうしていると彼女が起きる。

 寝ていた時よりは顔色が良くなっている。

「はい、羊の肉。お腹すいてるでしょ?」

 そう言うと頷いて肉を受け取りかぶりつく。

 よほどお腹が空いていたのだろう。

 そんな彼女を見ながら痛む左腕を庇いながら準備しようと立ち上がろうとすると肉を咥えた彼女が

「――、――――」

と言い、俺の腕に触れて無色透明の魔法陣が腕を覆う。

 それが淡く光るとものの10秒もしないうちに腕の痛みが治る。

 おそるおそる腕を曲げてみるとなんの違和感もなく曲がる。腰の包丁を手に取って片手で持ってみても痛みはない。

 彼女は特に「普通でしょ?」みたいな顔でいたが俺はすごく驚いた。

「ありがとう……」

と言うと、彼女は驚いた顔をして少し俯き顔を横に振る。

「じゃあ、次行こっか」

 俺はそう言い歩き出す。部屋の扉をくぐると視界におかしいところは一切なかったのに脳が一瞬おかしくなったと感じている。なにもおかしいはずはなかったのに。


 廊下を通ると部屋がある。

 しかし、その部屋は入る前から明るく広くもない。

 廊下から直線に部屋の奥を見てもドアはない。

 なにかおかしい。

 俺は警戒を最大にしながら、部屋を覗く。

 そこにはたくさんのモニターやら配線があった。

 そして、5人の職員がいた。

 その中の1人は他の人よりも煌びやかな服を着ていてひと目で上官ということが分かる。

 部屋の中を覗いてると1人の職員が俺たちに気づく。

「――――――」

 ……この人の言葉も分からないようだ。

 となるとこの世界の人全員なのかもしれない。

 その声に反応して上官も口を開く。

「――、―――――――?」

 すると、彼女は

「―、――……」

 彼女が喋ってる途中に上官は俺を見て言葉を遮る。

「―、――、――――?」

 俺が戸惑っていると彼女が

「―――――――!」

と言う。

 緊迫してそうだが正直何が起きてるのか全くわからん。なにか不味かっただろうか。

 俺が悪いのかすらも分からない。

上官は

「――……。――――――――。――――――。――――。」

に対して

「――――――!!――……――――――!」

と彼女は言う。

 上官は首を横に振り、

「――――――。――、――――。」

と怒った口調で俺の方を向く。

 すると、上官はなにか不思議な模様が描かれている剣を持ち、そこそこの速さで走ってくる。

 今の俺からすると特に危険度はない。ただ、この人は明らかに俺を殺そうとしている。

 ……だから、俺は殺す。

 俺が死ぬ訳には行かない。

 今ここで殺してしまったら本物の人殺しになってしまう。

 でも、それより死ぬほうがまずい。


 今までは動物、それも魔物みたいな明らかに地球にはいなかった生物を殺してきた。

 途中狼とかそれっぽいのはいたがそれらとは全く話は違う。世界は違う。常識も倫理観もおそらく法律も全て違う。もし、この世界では人殺しが許されていても俺や彼らは許さないだろう。

 俺は今まで何も出来てなかった。39人の命を背負うと大口を叩いた。努力は沢山した。できることもなんでも上手くできるように頑張った。それでもひとりが頑張ってるだけだった。……そこに少なくとも39人分の命は乗ってなかった。

 でも、ここに来て魔物と戦ってると39人の命が実感できた。もともと彼らに渡すはずだった武器を持ち、ここを抜けたらもしかしたら世界を救う旅に出るのかもしれない。そしたら39人の命は意義のあるものになる。なって欲しい。

 だから、ここでなんとしてでも今死ぬ訳には行かないんだ。

 それがたとえ人を殺してでも。

 俺は包丁を持ち、全速力で少し横にずれた位置から走る。

 そして遅いあいつを通り際に斬る。

 俺は剣術となればもしかしたらまけるかもしれない。だが速さは負けてない自信がある。

 そう思っていた。俺が走り出すと同時にあいつは合わせてきたわけでもなく俺とほぼ同じスピードで走り出す。

 そして剣同士がぶつかり、その勢いは殺され、接近戦になる。俺はこの剣で勝てる自信がない。だが負ける気も一切ない。剣と剣がぶつかった時に発した大きな金属音と同時に彼女が1歩も動かずに他の職員4名の首元に魔法陣を出し、氷の礫で喉を切ったのだ。

 こいつはそれに気づいていない。俺を見ているため彼女は視界に入っていない。

 そんな彼女を見ていたらいつの間にか負けそうになっていた。こいつの激しい剣戟に押され、防ぐのが精一杯になっている。彼女は弓を構えているが手が震えている。

 どうにかして打ちやすい位置に飛ばしたいがそれが出来たらとっくにしている。

 彼女の方をチラチラ見ながら防いでいると彼女はこちらを見て少し頷く。

 そして、意を決したかのように矢から手を離す。

 その矢は予想よりも遥かに早いスピードで来る。

 ただ、すぐに避けてしまうとこいつも避けるかもしれない。

 なのでギリギリまで引きつける。


 矢がこいつに当たる。瞬間にこいつは魔法で壁を出して守ろうとするがその壁も突き破られ頭に刺さる。

 死んだのか……?

 念の為に包丁をお腹につきさす。

 なにも起きない。

 ということはほんとに死んだってことでいいか。

 とりあえずこの部屋を探索してみるか……。

ひゃーーーどんどん投稿が遅れてってますね

土曜日には投稿出来そうだったのですが…(言い訳)

言い訳は良くないですね

すみませんでした

サボりました

かんっっっぜんな慢心です

それなのに読んで下さりありがとうございます

次回もお楽しみください!

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