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禁欲財団法人 オナ禁学園  作者: 勃岡亀太郎
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第一話 「生徒会長」(3)

亀頭が生徒会室に着くと、部屋にはソファーで寝ている男が一人いた。朝勃はすぐにその男が学園の副生徒会長、にしきツバサであるということに気付いた。

亀頭が言った。

「ツバサ、また授業サボっているのか?」

 錦は答えた。

「意味の無い授業なんて、受けたくないからな。あとこれはサボってるんじゃない、瞑想してたんだよ・・・」

「ふ、その様子じゃ、今年は留年かもな。」

亀頭は呆れた様子でそう言った。

「ところで、そこの二人は何なんだ?」

錦がそう言うと、亀頭は

「ああ、こいつらは今日新たに精密検査の対象生徒になった奴らだ。検査結果によっては退学になる。ツバサ、お前も手伝ってくれ。」

 錦は仕方なさそうに

「やれやれ、分かったよ。」

と言った。亀頭は、

「助かるぜ。じゃあ、お前はこの二人を頼む。おれはこいつと話をしてくるから。」

と言って、朝勃を追究した二人を錦に預けた。

錦はその男達を連れて生徒指導室へと向かった。一方で亀頭と朝勃は生徒会室に残った。亀頭は「面談用」と書かれたノートを一冊取り出し、朝勃に語りかけた。

「いつ頃からムラムラし始めたんだ?」

朝勃は答えた。

「昼休みが終わる頃から少しムラムラしてたんですけど、5時間目が始まってすぐ我慢できないレベルでムラムラしてきて、イキそうになるのを必死で耐えながら授業受けてたんですけど、ついに決壊して・・・」

すると、亀頭は、

「なるほど、ちなみにオナ禁何日目だ?」

朝勃は、

「実は恥ずかしい話、まだ2日目です。」

亀頭は少し困惑した。普通、強烈にムラムラが来るのは、どんなに早くてもオナ禁3日目からである。ましてや意志に反して発射してしまうレベルとなると、どう見積もっても1ヶ月後か、それ以降である。単に性欲が強すぎるだけなのか?それともこの男が嘘をついていて、本当に授業中にシコってしまったのか?亀頭は分からなかった。


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