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第28話

 私の意識は浅い海の中にある。太陽の光が届く美しい透明な海の中だ。暗くて冷たくて太陽の光が届かない、そんな海の深いところではない。もっと浅くて白い砂浜に近い海の中に私はいる。

 ぐるぐると海の中を見ながら、小さな鮮やかな色をした魚を見たり、珊瑚を見たりしてから、私は海から抜け出して水面から顔を出す。

 すると永遠と続く青色の海と太陽の輝く真っ青な空が見えた。

 振り返るとそこには小さな美しい島があった。白い砂浜まで泳いで行くと、海辺に一軒の小さないえが建っているのが見える。

 白い壁の青色の屋根の家。

 私の家だ。私の帰るべき場所だ。

 私は海からあがる。

 私は白い水着を着ている。

 私は水着姿のままで、白い砂浜を歩いて家まで帰ることにした。

 白い家の前には人影が見える。

 二つの影。

 私に大きく手を振ってくれている。

 私は思わず駆け足になった。

 生きていてよかったと思った。


 ここに来てどれくらいの時間が経過したのだろう? 三日くらいだろうか? なんだかこの場所ではいつもと時間の流れが(本当に)違っている気がする。ここではとてもゆっくりとした時間が流れている。

 打ち寄せる穏やかな浜辺の波のように。

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