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第23話

 外は晴れていて、青空が広がっていた。地面はまだ少しぬかるんでいる。(秋の足跡も残っていた)

 鳥の鳴き声が聞こえる。空気が澄んでいて気持ちがいい。風はほとんど吹いていない。アトリエは鮮やかな緑に囲まれていて、空の上だけがぽっかりと穴が空いているように青色が見える。(森の中の隠れ家のようだった)

 熊とか猪とか猿とかはいないらしい。(この森で被害が出たという記録はない)秋のお父さんがアトリエに住んでいたころに近くの街の人たちと交流があり、秋にも良くしてくれるそうだ。秋のお父さんは画家であり自由な人で一定の場所にずっと住んだりはしないらしいけど、このアトリエは気に入ったのか、長い間、暮らしていたらしい。

 秋のお父さんが秋のお母さんと出会ったのもアトリエに住んでいたころで、森の近くの街が秋のお母さんの故郷だと教えてくれた。(お母さんの実家が近くにあることも秋がこのアトリエで暮らすようになった理由の一つでもある)

 森はまったくの自然ではなくて人の手も入っている。道は街まで続いているし、秋が走っている森の中の道も人が歩けるように森を切り開いているようだった。

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