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シーン2:青年の夢・2

GM:ネクストエリア

GM:次に出てきたところは、どこか砦のような……年若い青年たちが訓練に励んでいるところです

GM:砦って表現か? 騎士学校みたいなところといいたい

レーヴェ:わかるわかる

リディ:伝わった!

ナリア:翌日ではなかった

クシナ:息苦しそうなイメージがあるぜ

GM:訓練に励んでいる青年たちの中に、少年の成長したような姿の青年もいます

GM:模擬戦で何度も挑戦者を打ち負かし、一目置かれる存在のようですね

レーヴェ:ショタ期間は儚い

GM:儚い

リディ:たくましくなられた……

クシナ:強くなっている……

ルル:「おぉ……少し見ない間に大きくなって……」 ほろり

レーヴェ:「剣の道の方は順調のようですわね」 遠目に

モブ友@GM:「ひゅぅ、これで5人抜きだぜ! さすがレキダーイキシ家の子息様だな、クルト!」

青年@GM:「ああ……ありがとう」

レーヴェ:代々騎士を輩出してそうな家系だ

クシナ:ずーっと騎士の歴史なんだろう

GM:青年は表面上、さわやかに周囲と接していますが、あなたたちが少年期に見た、絵について話すときの顔と比べれば影がみえます

クシナ:影が濃くなってしまわれた

ナリア:話しかけられるのかな?

クシナ:近づけば何らかの反応をしてくれるんじゃないかな

青年@GM:「今日は午後から哨戒訓練だ。模擬戦はこれくらいにしておこう、みんな」

青年@GM:「……と、あれは今日の監督の教官たちかな」 とあなたたちの方に気づいたようです

青年@GM:「今日はよろしくお願いします!」 きびきびとした礼

GM:どうやら、あなた方のことは初対面のような振る舞いです

ルル:「あ、役職は一緒なんだ」

レーヴェ:ぺこりと頭を下げて

ナリア:「ごくろう! とつぜんだが、きみにたのみたいことがある!」

ナリア:やりすぎだったら言ってください

ルル:好きにやるとよい

クシナ:好きにするがよい

レーヴェ:後方腕組み保護者面

GM:保護者多数

ナリア:えらそうなフリしてけ

青年@GM:「は。頼みたいことですか?」

ナリア:「うむ! じつはきみに絵をかいてもらいたいのだ!」

青年@GM:「え……ええ!?」

モブ友@GM:「なんだなんだ」

モブ友@GM:「お前、絵なんか描けたのか?」

青年@GM:「いや……それはその……」

ナリア:「わたしにはわかるぞ! きみはスジがいい!」

青年@GM:「は、はぁ……」

ナリア:「……む、きがすすまんかね?」

青年@GM:「いえ、突然のことで驚いてしまって……。その、今日は哨戒訓練ということで間違いなかったですよね?」

GM:ふわ……とあなたたちはそういう役割を当てられてるな……という意識はあります

ナリア:後ろの保護者たちにこっそり聞きます

ナリア:「(ねえ! しょーかいくんれんてなに!?)」

GM:そこ

レーヴェ:もう写生大会にするしかねえ

クシナ:「(簡単に言えば指定された区域を歩き回って異常が起きたりしないか見て回ることだ)」

ルル:「(へー)」 なおスカウト

リディ:「(目や耳を最大限に使って異常を感知する力が求められます)」

クシナ:「(お散歩して悪いことが起きてたら解決するか相談するかというところだな)」

ナリア:哨戒訓練の場所ってナリアたちは知ってますか

GM:そうですね。近くの森をぐるっと回る予定です

ナリア:なるほど

ナリア:森で絵かくかあ

ルル:中止だ中止! でゴリ押すスタイルも

ルル:騎士ポ死ぬほど下がりそう

GM:ギュイーン

ナリア:そのときはそのとき

レーヴェ:観察力を鍛えなければならないからな 騎士たるもの

リディ:まさにまさに

クシナ:風景を見る瞳を鍛えねば……

リディ:集中力観察力を養う訓練ということにすれば……(?

ナリア:「……そ、そうそう! しょーかいくんれんな!」

ナリア:「しかし、こんかいはやりかたをかえる!」

青年@GM:「と、言いますと?」

ナリア:「わたしたちがショーカイしているあいだ、きみにはモリのえをかいてもらう」

青年@GM:「え、ええ……と?」

ナリア:「『てーてんカンサツ』ってやつだな!」

ナリア:ゴリ押しよもう

クシナ:今日はめっちゃナリアちゃんが会話してくれてるのでほっこり見てます

クシナ:ほわほわ

クシナ:なので裏でレーヴェさんをチラチラ見てます

レーヴェ:見られてる……やだ、熱烈……

クシナ:ちょっと突入前にまともに答えないで立ち去ってしまったのでチラチラ見てる

ナリア:「きみには、たかいシューチューリョクと、カンサツリョクがたりない!」

青年@GM:「はぁ……」

ルル:「ほら、哨戒任務に就くのはキミたちだけじゃないでしょ?」

ルル:「そうそう、それに後の人たちのためにじょーほーを残すのも重要な任務だよ!」

リディ:「絵は対象を観察しなければ作り上げられないしな。絵で培った集中力と観察力は無駄にならないと思うぞ?」

モブ友@GM:「そのー、オレらはどうすれば? オレらもまさか、お絵かきっすか?」

ナリア:「お、やるか? キョーミのあるモノたちはやってもかまわないぞ!」

モブ友@GM:ざわざわ……

レーヴェ:「哨戒ルートの地図作成の一環と思って。いかがでしょう?」

ナリア:「そ、そう! そのとおり! わたしもそれをいいたかった!」

モブ友@GM:「絵なんて描いてらんねーっすよ! オレたち騎士っすよ!?」

クシナ:「……」

クシナ:「絵は騎士に不要か?」

クシナ:「彼の言ったように強い観察眼と集中力」

クシナ:「そして何より、『いつもと同じ』という先入観を一度壊すこともできる」

クシナ:「毎度同じルート、毎度同じ光景」

クシナ:「目に見える異常がいつしか見えなくなる」

クシナ:「草の葉一枚の色まで覚えているか?」

モブ友@GM:「そういわれると……」

クシナ:「少しでも腐っていくようならば何らかの毒が散布されているかもしれん」

クシナ:「そして心構えもだ」

クシナ:「騎士だからいらない」

クシナ:「騎士だからこれはできない」

クシナ:「そのようなことを考えているうちは汎用な兵士の枠から抜けれんよ」

クシナ:「騎士ならば自らで考え」

クシナ:「動き」

クシナ:「そして解決して見せろ」

青年@GM:「……教官のおっしゃることなんだ。みんな、いつもと違う訓練だが、がんばろう」

モブ友@GM:「お、おう……」

GM:騎士見習いたちはざわめきながら引き下がり

ナリア:「よーし! じゃあきゅうけいしたらいこうか!」

レーヴェ:「……うまく言いくるめますわねえ」 ちょっと呆れつつ

クシナ:「…………別に、悪くはないだろう」 呆れられたのを感じたのか少し拗ねた気配がする

ソルス@GM:「ふふ……でも、勉強になるね」

レーヴェ:「まあ、ソルスさまったら」

レーヴェ:くすくす笑う

リディ:「クシナの話術には毎回驚かされるな……敵でなくて本当に良かったと思うよ」

クシナ:「私もお前たちが仲間でよかったと思うよ……」 ぼそり

GM:どうなるんだこの訓練は……という空気を醸し出しながら場面は移り、森へ

GM:騎士見習いたちは各々、急遽用意した画材を手に写生に励みます

GM:戸惑うばかりの見習い騎士たちの中で

GM:クルト青年は慣れたような手つきで課題にされた風景を描いていきます

モブ友@GM:「え、うま……お前、画才もあったのか」

青年@GM:「いや、そんなんじゃないよ」

青年@GM:「好きでやってるんだ。みんなに内緒だけどね」

モブ友@GM:「は~秀才様は多芸だねぇ」

レーヴェ:絵ウマ人が社会人になって仕事に忙殺され筆を執る機会が減っていくやーつ

ルル:一気に解像度上がってしまった

リディ:twitterで見かけなくなっていくかつての仲間たち……ウッ……

ナリア:「さすがクルトくん! わたしのみこんだとおりだな!」

青年@GM:「まぁでも、段々昔以上に時間も取れなく……って」

青年@GM:「教官!」

ナリア:「む、なんだねクルトくん!」

青年@GM:「いえ、びっくりして……ところでその、哨戒訓練の方はやっぱり、大丈夫だったんでしょうか」

青年@GM:「教官のおっしゃったことももっともだと思うんですが、やはり騎士の本道とは外れてるような……」

ナリア:「しかしキミの『え』もヒカルものがあるぞ! もしかしたらセンスがあるのかもしれないな!」 >モブ友

モブ友@GM:「え、まじすか。へへへ……」

クシナ:モブトモw

レーヴェ:褒めて伸ばしていけ

レーヴェ:未来の神絵師は君だ

ナリア:「……」

ナリア:「キミはどうしてきしをこころざすんだい?」

青年@GM:「は。レキダーイキシ家の子息として、騎士になる期待を背負っていますから」

青年@GM:「父の期待を裏切るわけにはいきません」

ナリア:多芸だから秀才なんだぜ!

ナリア:「なるほど、すばらしいことだな、それは」

ナリア:「ではシツモンをかえよう……きみのやりたいことはなにかね?」

青年@GM:「それは……」

青年@GM:「もちろん、騎士になることです」

ナリア:「きみのすきなこと、だいじにしたいこと」

ナリア:「うむ。ウソではないだろう。でもそれだけかい?」

青年@GM:「え」

ナリア:「一つでないといけないリユーはないよ」

青年@GM:「そんな都合の良い話は……」

青年@GM:「……いや、いつか、どこかで、聞いたような……」

GM:ではそのような問答をしていると

ナリア:お?

リディ:おっと

GM:近くから悲鳴が聞こえてきます

レーヴェ:キャーッ!

クシナ:タイヘンダー

ナリア:「もう! ひとがせっかくカッコつけてるのに!」

さらにモブな兵@GM:「ウワー!」

さらにモブな兵@GM:「暴れモンスターだー!」

ルル:さらに。

クシナ:クルトはともかく騎士見習い君たちにはすぐに装備を整えるように伝えておくね

GM:森の中からどしんどしんと巨体を揺らして怪獣型の魔物がやってきます

レーヴェ:のっしのっし

青年@GM:「な!」

さらにモブな兵@GM:「た、助けてくれー!」

ルル:「ここでルルたちが倒せばもっとかっこつけられる!」

ナリア:「あなたはもうすこし、そこでかんがえてなよ。あんなのは、わたしたちがけちらしてくるから!」

ナリア:「よーし、カッコイイとこ見せちゃうぞー!」 >ルル

ナリア:GOGO

ルル:「ヴぉー!」

リディ:「片付けるぞ。教え子たちに怪我させるわけにはいかないからな」

ナリア:「みんなー! て、かしてー! ちゃちゃっとかたづけよ!」

レーヴェ:「下がって! わたくしたちが食い止めている間に隊列を立て直してください!」 イクゾー!

クシナ:「……」 クルトをちらと見てから 「ああ」 とナリアの言葉に頷いておこう

GM:ということで、ここで騎士ポイント判定。冒険者+任意判定で目標値15に成功すると夢ポイントが増えます。もしくは、冒険者+任意判定でクルトに騎士となすべき行動を指導すると騎士ポイントが増えます、こちらも目標値15

GM:あ、前者はモンスターをしばく感じね

青年@GM:「い、いえ俺も戦わないわけには……!」

クシナ:「己の意思で戦えんうちは足手まといにしかならんよ」

青年@GM:「そんな……」

クシナ:「少なくとも、騎士になるのではなく」

クシナ:「父、家の夢を継いでいるだけのでくの坊ではな」

クシナ:というのもあって夢側に入ります

リディ:「君が握っているその剣は……誰のために握っているのか、その間に考えておくといい」

青年@GM:「誰の為ってそんなこと言われても……」

クシナ:あとほかの騎士の子たちにある程度の指示はしますけど(巻き込まれたら困るし)

ルル:夢に走る

レーヴェ:レーヴェは役職の前に個人であるべき派閥なので夢ポイントをダンクします

GM:夢ぽいんとがあがっていく

クシナ:夢側で振るよ~

ナリア:夢を失わんでくれー

ナリア:2d6+9+5 器用 SwordWorld2.5 : (2D6+9+5) → 7[5,2]+9+5 → 21

クシナ:2d+7+4 SwordWorld2.5 : (2D6+7+4) → 8[3,5]+7+4 → 19

ルル:2d6+9+7 グラランマインドパワー(夢 SwordWorld2.5 : (2D6+9+7) → 8[6,2]+9+7 → 24

リディ:2d+8+4 冒険者+器用度 夢ポインヨ SwordWorld2.5 : (2D6+8+4) → 6[1,5]+8+4 → 18

レーヴェ:クルトさんやモブ友くんが書いたスケブ? キャンバス? を彼に押し付けてみんなの加勢にいくよ

レーヴェ:2d+11 ウオオ夢薙ぎ払い SwordWorld2.5 : (2D6+11) → 5[2,3]+11 → 16

GM:夢パワーでモンスターが薙ぎ払われていく!

GM:モンスター「グオオ!」

ルル:夢バトルしようぜ!

GM:あなたたちの活躍で、騎士見習いたちはぽかんとしてる間にモンスターは退けられていきました

リディ:夢薙ぎ払い

モブ友@GM:「おお……すげえ! オレもあんな騎士になりたいぜ!」

モブ友@GM:とモブたちは感動している中

青年@GM:「…………」

青年@GM:クルト青年は、手に持った筆と剣を、見比べていました


GM:再び風景がぼやけて、ゲート鏡が現れます

GM:うにょんうにょん

クシナ:うにょんうにょん

ナリア:「あの頃の夢を思い出してみてね」

青年@GM:「教官、あなたは……」

青年@GM:青年はナリアさんに手を伸ばしかけて、やめて、首を振る

青年@GM:「これは、自分で考えないといけないことだ……」

ナリア:うにょんうにょんに呑まれながら、笑顔を返します

GM:そしてクルトもぼやける風景に溶けていく

ソルス@GM:それをソルスもじっと見つめていました

クシナ:「……先へ進もう」 いつもの入り口を見て

ソルス@GM:「……うん」

ソルス@GM:「これは都合の良い夢なのかな。それとも……」

ソルス@GM:「歩いてきた現実が、甘いまどろみだったのかな」

リディ:「自分で選択しなかった人生……か」

クシナ:「……どちらの道であれ、後悔し続けるより、先に進むべきだと、思わんでもないが、な」

GM:ネクストエリア!

GM:もっと大人になったクルトと、ナイスミドルな男性が机越しに向かい合っている場面に出ます

威厳のある男性@GM:「もう、こんなものはやめなさい」

GM:男性が目を向ける先には、完成半ばの絵画が立てかけられています

クルト@GM:「そんな! 俺はちゃんと自分で時間を作って描いてる!」

クルト@GM:「それぐらいいいだろ!」

威厳のある男性@GM:「そんな時間があるなら、騎士としてもっとやるべきことがある」

威厳のある男性@GM:「人生のすべてを民の為に注ぐ。それが正しき騎士の姿だ」

威厳のある男性@GM:「そうは思わんかね、客人のみなさんも」

GM:と、あなたたちに声がかけられます

レーヴェ:いや全然……

クシナ:草

GM:ふふっ

クシナ:いや全然の速さが迅速で草

リディ:クソ強客人

ルル:食い気味

GM:即答

ナリア:さすがですわ

ルル:「え、思わないけど……」

レーヴェ:これには威厳のある男性も困惑

威厳のある男性@GM:「な……」

威厳のある男性@GM:「こ、こほん。耳が遠くなったかな」

威厳のある男性@GM:「もう一度聞かせてもらえるだろうか」

ルル@GM:「思わないけど!!!」 (バードで鍛えたクソデカボイス

レーヴェ:キーン

威厳のある男性@GM:「…………」

リディ:バード技能判定

クシナ:「それは正しい騎士ではなく貴殿が家の在り方を保ちたいだけだろうに、私たちに問うのか」

クシナ:「私たちに問う時点で己の描く騎士ではないだろうに」

レーヴェ:「尋ねる相手はお選びになった方がよろしいかと」

ナリア:「(無言でうなずく)」

威厳のある男性@GM:「ふ、ふふ……」

威厳のある男性@GM:「ははは!」

威厳のある男性@GM:「バカだな、お前たちは」

威厳のある男性@GM:「こいつは夢に溺れることで魔域に囚われているのだぞ」

威厳のある男性@GM:「それを助長するとは……」

威厳のある男性@GM:「お前たちもずっと魔域に囚われていたいと見える」

ナリア:お?

リディ:「耳が遠くなったかな。魔域と仰せか?」

ルル:「お? っていうことはキミが元凶?」

ナリア:「ん? どういうコト?」

クシナ:「夢におぼれている、か」

クシナ:「……本当に夢におぼれるだけならば、騎士を投げ捨てて絵描きにでもなるだろうに」

クシナ:「それか絵を完全に捨て、愚劣な騎士となっていただろうな」

威厳のある男性@GM:「元凶とは少し違うな。クルトや君たち以外の登場人物、つまり私は」

威厳のある男性@GM:「クルトの持つ自制心だ」

威厳のある男性@GM:「こうあるべきという思想だ」

ナリア:「あー……」

レーヴェ:「あなたの言う通り騎士が民のためにあるものならば、自らの守る民が何に笑い、何を支えに日々を生き、何を愛するかを知るべきでしょう」

威厳のある男性@GM:「クルトがそれを知らなかったわけではない」

威厳のある男性@GM:「それをわからなかったわけではない」

威厳のある男性@GM:「ゆえにこそ、己を殺し騎士になるべきと思っていたのだ」

威厳のある男性@GM:「騎士以外の道を選ぶことは、民の期待に応えぬこと」

威厳のある男性@GM:「民を捨てることだったのだ」

レーヴェ:「クルトさまが守る民の中に、クルトさまご自身はいなかったということですのね」

レーヴェ:「わたくしは、そういうの、嫌いですわね」

ナリア:「んー……わかんない!」

威厳のある男性@GM:「……そうだな。クルトは己が自由にあることと騎士となることは両立しないと考えていた」

ナリア:「ムズカシーことはわからないけど、キミがもうすこしおとなしくなれば、クルトのもっとやりたいことができるってことだ」

威厳のある男性@GM:「それでどうなる」

ルル:「少なくとも前には進めると思うよ!」

威厳のある男性@GM:「期待を裏切られた民はどうなる」

リディ:「誰か一人にすがらねばならないほど、民は脆いのか?」

リディ:「騎士は騎士である前に、民と同じ人に過ぎない」

ルル:「いいじゃん趣味と騎士の両立! 親しみやすさがプラスされて!」

威厳のある男性@GM:「簡単に言ってくれる」

リディ:「未来へ邁進する翼をもぎ取り、切り落としてまで自分を守る盾になることを、民は望んでいるのか?」

威厳のある男性@GM:「違うと言うのか?」

威厳のある男性@GM:「民が騎士に職務を正しく果たせと糾弾しないと、お前は言えるのか」

クシナ:「…………そうか、お前は」 少し悲しげな顔をしている(ぼそり

リディ:「断言はできねえ。民は一人じゃない。一人じゃないなら考えも違うだろうからな。だが」

リディ:「俺たちは誰一人として完全じゃねえ。誰しもが欠けた部分を抱えている」

リディ:「だからこそ俺たちは互いを持ち寄って、互いに足りない部分を埋め合うように創られたんだ」

威厳のある男性@GM:「……私は少しばかり多くを持って生まれた」

威厳のある男性@GM:「足りない者に分け与えねばならぬと言われて育った」

威厳のある男性@GM:「欠けた部分を埋めてもらうことなど、ついぞなかったからな」

威厳のある男性@GM:「そんな言葉をかけられることがあったのなら、少しは違う物の見方があったかもしれん」

リディ:「……君は騎士として完璧でありたかったんだな」

クルト@GM:「……少し、言われたことがわかった」

クルト@GM:「君たちのような人に出会えていたなら、俺は剣に苦しむことも、筆に苦しむこともなかったかもしれないな」

クルト@GM:「剣を持てと言われるよりも、よほど自分で持ちたくなるよ」

リディ:「…………」

GM:騎士ポイントが5上がった!

GM:夢ポイントが5上がった!

GM:三度、風景がぼやけ始めます

GM:最後に見たクルトの顔は今まで一番穏やかなもので

GM:あなたたちは鏡の間へと戻ってきます

クシナ:戻ってきた

レーヴェ:たでーま

ルル:「あれ、終わり?」

クルト@GM:「……おかえり。君たちは不思議な人だな」

クルト@GM:「俺に騎士としての自覚を持たせろと言ったのに……」

クルト@GM:「いや、案外、ちゃんと騎士らしくしようと思えたけどな」

レーヴェ:「聞いてらしたの」 口元に手をやって

リディ:「君の眼を見ていたら」

リディ:「それに鏡の向こうの君の眼を見ていたら、君に己を殺せとは言えなくてな」

クシナ:「剣を持て、騎士になれという言葉しか頼まれてないからな……どう伝えるかは、な……」

レーヴェ:「あなたの絵、描きかけでしたけれど素敵でしたわ」

クルト@GM:「ありがとう……そいつは嬉しい言葉だ」

レーヴェ:「今度完成品を見せてくださいましね」

クルト@GM:「…………」

ナリア:「やりたいことは、やりたいときにやるんだよ!」

クルト@GM:「道を、拓こう」

クルト@GM:「君たちのおかげで、剣が戻ってきたからな」

クルト@GM:そういうと、彼の手に、黒くない真銀の剣が握られます

クルト@GM:立ち上がり、剣を構え

クルト@GM:振り下ろす

クルト@GM:「はぁっ!」

GM:無数の鏡が裂け、その先にねじれた空間が覗き見えます

クルト@GM:「この先に、俺の生み出してしまったものがある」

クルト@GM:「すまないがそいつを倒して、この魔域をぶっ壊してくれ」

ナリア:「まかせろお!」

リディ:「ああ。君が道を拓いてくれた。今度は俺たちの番だ」

クシナ:頷こう(こくり

クルト@GM:「最後に……本当にありがとうな。あんたたちの言葉、嬉しかった」

ルル:「ふふーん、みんなすごいでしょ!特にナリアちゃん!」 ( ・´ー・`)

リディ:「……その顔が見られてよかった」

レーヴェ:「いいえ。わたくしたち、あなたの立場なんて考えないで好き勝手に言っているだけですわ」

レーヴェ:「それが冒険者らしいと思ってますの」

リディ:「ああ、冒険者なんて全く勝手なもんだよな」 からから

クルト@GM:「武運を祈る。イーヴの加護あらんことを」

GM:あなたたちにこくりと頷いて、クルトはみなさんを見送ります

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