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シーン1:思わぬ再会


 牛頭の魔人に連れ去られたソルスと“黒鏡”を追って“奈落の魔域(シャロウアビス)”に飛び込んだ〈ケ・セラ・セラ〉の冒険者一行。無限回廊を抜けた先には、更に別の奈落への入口が待っていた……。


GM:広い空間のあちこちにあなた方が通ってきたような黒い穴……“奈落の魔域”の入り口が開いています

GM:その数はあまりにも膨大。どれが本命か、などとは到底見分けられそうにありません

GM:逆に言えばそれ以外にはなにもなく

GM:黒い穴と白い地平が広がっています

クシナ:何も見えぬ……

ナリア:ガンツみたいな黒玉があちこちに浮いてそう

クシナ:羅針盤を観よう

GM:羅針盤は働いているようですね。一方を指し示し続けています

クシナ:羅針盤の方をみてみよう

GM:羅針盤の示す先にもいくつか黒い穴がありますね。その方向へ向かってみますか?

リディ:「薄気味悪い、っつー言葉はこういう時に使うのかね」

クシナ:「薄気味悪く、そしていやらしい場所だ」

クシナ:「どこに行けばよいのかのヒントはほぼなく」

クシナ:「迷い込めば最後、戻れなくなるかもしれん」

クシナ:「羅針盤の針はあちらを示している」

ルル:「うーん」

ルル:「…………なんとかなるでしょ!」

クシナ:「警戒を解かず進んでみるほかなさそうだな」

レーヴェ:「ここまで来てしまった以上、引き返すことも叶いませんわ。気を引き締めてまいりましょう」

リディ:「そうだな。ソルスが危険を冒したのに、俺たちだけがここで退くわけにはいかない」

クシナ:「入る穴は厳選するんだぞ」

ナリア:「あなってことははいれるのかな!?」

GM:はいれるよ

クシナ:手をつないで(ルル&ナリア

GM:保護者

ナリア:じゃあ近場の穴に入ります

クシナ:アブナイ!

クシナ:クイッ!

クシナ:「落ち着け、落ち着け……」 手をつないで正解だったようだ

ナリア:「はいりたい!!」 >クシナ

クシナ:「一番いい穴を選ぼう」

クシナ:「こんなにも穴が多いとさすがに疲れてしまうからな」

GM:穴に潜った瞬間に引き戻された

ナリア:一瞬じゃ中の様子もわからんか

GM:ナリアさんが一瞬見えた先の景色は、

GM:choice[草原,森林,焼野原,湿原,遺跡,洞窟,街,荒野,水中,闇] SwordWorld2.5 : (CHOICE[草原,森林,焼野原,湿原,遺跡,洞窟,街,荒野,水中,闇]) → 湿原

GM:湿原でした

ナリア:「いちばんイイあな~?」

クシナ:「ああ、一番楽しい世界につながる穴だ」

ナリア:「でもこのあな、そとにつながってたよ? きになるよ」

クシナ:「外か……」

クシナ:純粋な道として使われていそうだ……

クシナ:あと見るなら人形あるからそれの方が安全かな、多分

ルル:覗くだけができるとな

ルル:水中はやべえ

GM:焼野原も大概

ナリア:「なんかね! ひろいね、はらっぱだった!」

クシナ:「広い原っぱ」

クシナ:「この間の穴と同等の使い方かもしれん」

クシナ:「あの時はどこかの砦か拠点につながっていたが」

クシナ:「ここはそういうたぐいの、中継地点かもな」

レーヴェ:「何か投げ入れてみましょうか」

レーヴェ:1ガメルぽいっちょ

GM:1ガメルは奈落の中へ消えていった……

GM:音とかは別に奈落の先から聞こえてこないからね

GM:ライブハウスに直通しててもこっちに音は聞こえないよ

レーヴェ:フロアが熱狂しててもわからない……

ルル:「それなら全部のぞいてみる?」

クシナ:「いや、これを見てみろ」

クシナ:羅針盤を指さす

クシナ:「これが一番いい穴を教えてくれる」

ナリア:「ん?」

クシナ:「ここらの穴よりもあちらの穴の方がよい穴のようだ」

クシナ:「もっとも、どの穴がよいのかはわからないが」

ナリア:「そこにソルスいるかな?」

クシナ:「ああ、その先にいる」

ナリア:「ならいこう!」

クシナ:「そうだな」

ルル:「ごーごー!」

クシナ:羅針盤どうやって指さしたんだ

クシナ:尻尾でつかんでたんだろう

GM:両手が塞がっている保護者

ナリア:「ごーごー!」

クシナ:移動するぜー

GM:では、そろそろ。みなさんが羅針盤の示す先へと向かっている時

GM:別の方角から、シュゥン、という感じの音がして、たっ、と誰かが降り立つ足音がします

クシナ:そちらに耳を傾けるか

クシナ:何であれ警戒すべき相手だ

GM:目は向けられなかった。耳を傾けると

???@GM:「なるほど。物は試しで一つ攻略してみたが……これは埒が明かないな。さてどうしたものか」

GM:と独り言ちる声が聞こえます

ルル:誰だ貴様!

レーヴェ:普通に振り返りましょ

クシナ:「……ふむ」

クシナ:「ここの住民ではなさそうだな」

ナリア:「?」

GM:見られたぜ

クシナ:レーヴェ先頭にそちらを向こう

クシナ:こわいので(

謎の男@GM:その方を見れば、見覚えがなくもない、ひどく青白い肌をした男が立っていました

GM:いつ出たかというと4話で焼けた隣村に出張行った時のラストに、なんか魔神残ってるんやけど……どないしよ……ってなってた時に通りすがった人です

GM:こんなん誰覚えてるんだ

クシナ:おお

クシナ:あの時は助かったぞ

クシナ:懐かしい男だ

レーヴェ:魔神語のおにいちゃんだ

クシナ:覚えてるよ(

ルル:見覚えが

ルル:あr

GM:覚えてたわ。つよ記憶力

ルル:あ……r…………

GM:……

ルル:ある……ような……

ナリア:一つ目の敵が残ってた時に解決してくれた人だ

リディ:物置みたいなところに突っ込んだときの人だ!

レーヴェ:リディ尻のときのひとですよ

GM:リディ尻

リディ:秘されるべき歴史が発掘されているwww

謎の男@GM:「おや? 君たちは……見覚えがあるな。こんなところで再会するとは、奇縁なものだ」

レーヴェ:「まあ、あなた様は!」 ぽぽぽ

クシナ:「ああ、なかなかに面白い縁だな」

ナリア:「(あったのは)おぼえてる! だれ?」

謎の男@GM:「ふむ。2度出会ったのなら名乗っておくのも礼儀というものだね。僕はレベリオ。通りすがりの旅人さ」

クシナ:「レベリオ……か、私はクシナだ」

クシナ:「この子がルル、こっちの子がナリア」

レーヴェ:「レベリオさま……わたくし、レーヴェと申します。お見知りおきを」

リディ:「リディだ。こんな場所での再会ってのは……本当に奇遇なものだな」

ルル:「(*'▽')」

ルル:「(*'▽')?」

ルル:誰だっけの顔

レベリオ@GM:「うん、覚えていないという顔をしてる子だね。正直だ」

ルル:「覚えてない!」

クシナ:「若いうちは記憶がどんどんと過ぎ去るものだな……すまない」

クシナ:「その節は世話になった」

レベリオ@GM:「別に謝られるようなことでもないさ。僕にとっても大したことではなかった」

クシナ:「レベリオ殿もここの攻略をしているようだが……」

レベリオ@GM:「そう。でもなかなか厄介だねここは。正直困っているよ」

クシナ:「大したことでなくとも大いに助かったからな、記憶しておくのが礼儀というもの……と」

リディ:「あなたほどの人でもか」

レーヴェ:「ところで……運命の赤い糸というものを信じていらっしゃるかしら……?」

レベリオ@GM:「残念ながら。僕は運命って言葉は嫌いでね」

レーヴェ:「つまりは必然、真実の愛……! いいえレーヴェ、いまのあなたにはグラビスさまが……」 もじもじ

クシナ:「無数の世界につながっているらしいな」 穴を見渡し

クシナ:「ではこの中から運任せでゴールを探すのも好きではなさそうだ」

レベリオ@GM:「そう。目的の場所まで決してたどり着かせない無限回廊。あるいは、すべての道を踏み歩けば最奥まで辿り着けるのかもしれないが……一生かかってもできるかどうかわからないね」

クシナ:「成程」

クシナ:「我々は一つの目的地を目指している」

クシナ:「そこにたどり着くための、鍵を片手にな」

クシナ:「レベリオ殿が何を目的として此処に入ったのかは知らぬが、1つの到達点を知ってみたくはないか」

レベリオ@GM:「へぇ……なるほど。イイモノを持っているね、君たち」

ルル:「あげないよっ!」

レベリオ@GM:「それも一つの手ではあるけどね。僕もそこまで酷くない」

レベリオ@GM:「協力しないかい? 僕は僕の目的を達するまで君たちを手助けしよう」

レベリオ@GM:「君たちはただ僕がついてくることを許してくれるだけでいいよ」

クシナ:「ふむ」

クシナ:「しばし、相談する」

レベリオ:「いいよ。待っている」

クシナ:というわけで

クシナ:わいわいがやがや

クシナ:なんやこんやそうじゃこれじゃ

ナリア:「まえにたすけてくれたし、いいひとだよ!」

ルル:「ルルも賛成!」

レーヴェ:「わたくしも、もちろんですわ」

クシナ:「力としては一人で渡り歩いていた分強力なのは間違いないな」

リディ:「俺は異存はない。力を貸してもらえるなら百人力だ」

リディ:「だが俺たちはこれから奪い返さなければならない人のために命を懸けるつもりだ」

リディ:「あなたの目的が何かを聞かせてほしい。それが無理なら、俺たちの力になってくれるという保証だけでもしてほしいんだ」

リディ:「まあ、なんだ。力を貸してくれるって御仁を疑うのはアレなんだが……俺たちも絶対にしくじるわけにはいかなくてな」

レベリオ@GM:「僕の目的かい?」

レベリオ@GM:「ちょっと手に入れたいものがあってね。黒い剣さ。見かけてたりしたら教えてくれると嬉しいね」

ルル:「黒い剣……?」

レベリオ@GM:「そう。“黒劔”と言う」

レーヴェ:「……」 ぽやぽやが引っ込みます

クシナ:これを作り出す力によく似ているはず

クシナ:なるほど

クシナ:それならおそらく相手の親玉が持ってるんじゃないかな

クシナ:同等のソレかそれそのものを

GM:そうやで

GM:君たちはそれと思しきものを見た

GM:ソルスが奪われたその時にね

クシナ:「失われた1つか」

クシナ:「確かにそれらしい力ではあるな……現状は」

レベリオ@GM:「知ってるみたいだね。当然と言えば当然、君たちもただの迷い人ではないわけだ」

レベリオ@GM:「まぁでも安心してくれよ。悪いようにはしないから」

レベリオ@GM:にこにこと微笑みを浮かべてそう言ってきますね

クシナ:まぁ

クシナ:それ自体を我々求めてるわけでもないし

クシナ:なくなったものとして現状まで処理されてきたっていう点がある

リディ:元々なかったものですからねえ

レーヴェ:持って帰ってこいとまでは言われてないしね

クシナ:鏡というかソルスは回収するけど

クシナ:救助(

GM:依頼としてはあくまでソルスを助け出してほしいというだけですね

クシナ:まだその3つのそれに手を出す時ではないかもしれぬ

レーヴェ:そのうち剣巡ってこのひとと殴り合い宇宙するでしょ多分(そうか?)

クシナ:多分するんじゃない(

リディ:楽しかったぜェ……(やめなよ

クシナ:レベリオって聞きおぼえなかったっけ

クシナ:一応確認(

GM:特に名前は出して無いはず……

クシナ:おーけーい

リディ:「……わかった。俺たちの目的は剣そのものじゃない。あなたと同じものを奪い合いになることにはならないだろう」

レベリオ@GM:「それはよかった。ところで、君たちの目的は?」

クシナ:「攫われた姫の救出だ」

クシナ:「牛頭の魔物に連れ攫われてな」

レーヴェ:「お友達を助けに行くところですわ」

レベリオ@GM:「そう、友達をね。……うん、それは応援したくなってしまうね」

レベリオ@GM:「僕たちの協力関係は利害の一致が一番にあるけれど」

レベリオ@GM:「僕にできることがあれば気兼ねなく言っておくれよ」

GM:とてもいい人そうだ!

ルル:なんていい人そうなんだ……

レーヴェ:「お優しいのですね……」

クシナ:「そうか、助かる」 握手を求めようとして

クシナ:両手が塞がっているな、とふむと悩んだ

リディ:何かを察して両手の2人を受け取ろう

GM:察しのいい男

リディ:ダーク♂引継ぎ

クシナ:察する漢

クシナ:では握手を求めておこう

クシナ:スッ

GM:応じよう

GM:あくしゅあくしゅ

クシナ:「よろしく頼む」

クシナ:あくしゅあくしゅ

レベリオ@GM:「よろしくね」

クシナ:「さて、ではいくとしようか」

クシナ:「時は一刻を争う……」

クシナ:「焦らず、慎重に、しかりて素早くだ」

クシナ:リディに感謝を伝えつつ

クシナ:2人の手をつなぎなおしておこう

GM:手を握った時、まるで鋭利な岩壁に触れたかのように、彼の掌はギザギザな感触でした

クシナ:職人の手だな

クシナ:職人……剣を持っていてもおかしくない手だな

レーヴェ:そもそもふたりの制御はリディさんの仕事では???

クシナ:たしかに?

GM:育児放棄だ

リディ:ネグレクトしてない! してないもん!

クシナ:ちなみにこちらはフワリとあたたかな柔らかい触り心地です

ナリア:「キャッキャ」

GM:では、みなさんは改めて羅針盤の示す方向に向かっていきます

クシナ:迷いなく進もう……

GM:何度か黒い穴を通過しますが、すっ……と横にずれるとこの穴違うなってのはすぐわかるので

GM:すっ……とスルーしていきます

GM:そうして少し進んだ先、途中で

GM:針が急にぐるりと反転します

クシナ:「反転したな」

クシナ:周囲を見渡すか

リディ:「ということは」

GM:ちょっと戻ると、またぐるりと反転

GM:しますが、その奇妙な反応を示す周囲に黒い穴は見当たりません

レベリオ@GM:「……ふむ?」

クシナ:「摩訶不思議だな」

クシナ:「結界か何かがあるか?」

レーヴェ:「どういうことでしょう? このあたりに穴はないようですが……」

リディ:「てっきり穴に反応しているのかと思ったが……」

クシナ:「目に見えるものがすべてとも限らん……」

クシナ:「とはいえ、感知する術など持ち合わせてはないが」

クシナ:ちなみに天井に向けても

クシナ:下に向けても

クシナ:反転するのだろうか

GM:お、賢いね。羅針盤を立てるとですね

GM:針が下に向きます

クシナ:「成程」

クシナ:「下か……」

ナリア:「したになにかあるのー?」

ナリア:破壊したい……したくない?

ルル:「掘ればわかるさ?」

クシナ:「ああ、進むべきは地下だ」

クシナ:地面に触れながら

ナリア:「ここほれガンゴン!」

レベリオ@GM:「なるほどね。いやぁ、本当にいやらしいなぁここは」

レベリオ@GM:「無数に浮かぶ魔域の入り口はすべて外れだなんて」

クシナ:「探し続けなくてよかったな、レベリオ殿」

レベリオ@GM:「本当だよ。君たちが来てくれて助かった」

リディ:「まったく悪趣味なもんだな」 無意味な穴を見上げながら

ルル:直下堀りだ! マグマダイブには気をつけろよ!

リディ:ダイヤへの欲望がマグマダイブを招く!

クシナ:「どうやって降りるかだな」

クシナ:「もしかしたら穴も増えてるかもしれないぞ」

ナリア:「あな、ほる? ほる??」

クシナ:「掘る前に一度地面を注視して調べてみるか」

クシナ:「下ばかり見すぎて頭上への警戒をおろそかにしないようにな」

GM:地面なんですが、掘ろうとしてみても全く掘れません

GM:破片の一つも削れやしない

ナリア:「カタイ!!」

ナリア:多少なりとも自信あったからかなしい

クシナ:かなしみよ

リディ:「ナリア様でも無理と来たか……」

ナリア:「(´・ω・`)ショボーン」

レーヴェ:それは硬いから掘れない感覚てこと?

クシナ:此処に来るまでに降りれそうな場所ってあった?

GM:硬いっていうのがまぁ一番近いとは思う。大理石に爪立ててるような感じ。滑る

GM:力を加えようとしても流されちゃう感じだね

レーヴェ:物理的突破は難しいのか

クシナ:マァ真下にいたら

クシナ:瓦礫でつぶしちゃうし……

レーヴェ:-完-

クシナ:「降りる道を探してみるしかないな」

レベリオ@GM:「床の下へ進む回り道があるのかもしれないが……」

クシナ:「とはいえ、あからさまには用意してないだろうな」

レベリオ@GM:「その羅針盤ではそこまではわからないようだね」

クシナ:「方角だけでは流石にな」

レベリオ@GM:「……ところで気になっていたのだけど、君、その懐に忍ばせているものはなんだい?」 >クシナ

クシナ:「これか?」 解界の宝珠

レベリオ@GM:「うん、それだ。イイモノだねそれは」

クシナ:「確かにな」

クシナ:「強力なマナの塊だぞ、これは」

クシナ:「これが結界の類ならこれで道ができる可能性もあるが」

レベリオ@GM:「結界、と言っても間違いではないよこの空間は。これだけの奈落の魔域を1か所につないでいるんだ」

レベリオ@GM:「通常の空間でできることじゃない」

クシナ:「それもそうか……」

クシナ:「であれば、コレの力を借りるのもありか」

クシナ:尻尾で取り出しつつ

レベリオ@GM:「それを使えば、道が開けるかもしれないよ。温存したいというなら道を探すのもやぶさかではないが」

レベリオ@GM:「……その道を探すのは今度こそノーヒントだね」

クシナ:「その間に事態が進行しかねんしな」

クシナ:「時には冒険に出てみよう」

クシナ:「なにせ、我等は冒険者でな」

ルル:「!!」

ルル:「あのクシナが……珍しい……!」

クシナ:「珍しい……珍しいかもな」

クシナ:「だが、友を救う道で使えるアイテムを温存し続ける愚者でもないのだ、私はな」」

GM:では、宝珠を使ってみますか?

リディ:いいと思いますー たぶんこのままだと手詰まりだし

クシナ:尻尾でぐっと力入れて使ってみるか

GM:尻尾で

GM:尻尾に巻き取られた宝珠に力が籠められると

GM:宝珠の内側から徐々に光が漏れ出し

GM:一際強く輝いた時、光の波紋が周囲に広がります

GM:波紋が通り過ぎた後、この空間一帯にぴしぴしと亀裂が入り

GM:パァンとガラスが割れるような音と共に白い空間の多くが弾けます

GM:後に残ったのはあなたたちが真っすぐ進んできた1本の道と

GM:すり鉢状に凹んだ床

GM:その先に1つの黒い穴──羅針盤の示す“奈落の魔域”があります

GM:それこそが、無数のフェイクの中に隠された正解の道でしょう

クシナ:「……道は開けたか」

レベリオ@GM:「そのようだね。さぁ、心の準備はいいかな?」

クシナ:「ああ、向かおう」

クシナ:2人の手を離す

レーヴェ:「ええ。行きましょう!」

リディ:「切り開いた道だ、飛び込まない理由はないな!」

ナリア:「いっぽんみちはわかりやすくていいね!」

ナリア:ダーーッシュ

ナリア:『あなたたちが真っすぐ進んできた一本の道』とか、自分たちの歩んできた道は間違ってなかったと確認できて自信になる

ナリア:……という妄想で一人感慨に耽っていた

クシナ:「(ここまで隠した道、今度こそ終わりと思いたいが……さて)」

GM:ではみなさんは意を決し、奈落の魔域へ飛び込みます──

クシナ:一番前では流石に行かないので

クシナ:ついていくよ

ナリア:あれ、トラップ確認のために放たれてない?

GM:草

レーヴェ:発動しちゃえばトラップはもうないので無問題

クシナ:ちょっとしたトラップならさっきので破壊されてるんじゃない

ナリア:じゃあ問題ないな!

リディ:そんな地雷探知犬みたいな(

クシナ:あとはただの直感で

ナリア:突き進むのだナリア

ルル:突然のちょっとしないトラップ

クシナ:行ってきなって離してる

クシナ:いつまでも手を引いて歩かないといけない子供でもないのだから……

ルル:先頭は私たちに任せな!

GM:一番槍のナリアさんが真っ先に受けた感触は

GM:生臭い吐息

クシナ:臭い対決やん

リディ:女の子にばっちいのを近づけたな!

クシナ:どっちが本当の臭さを持っているかの戦いが今

クシナ:始まる

凶悪なイヌ@GM:「フー……」

GM:なんかやばそうな3つ首のイヌが待ち構えてましたね

ナリア:「おまえくさいぞ!」

ナリア:わんころと張り合わないでナリアちゃん

GM:臭いバトル

クシナ:一発パンチすれば距離空けてくれそう

凶悪なイヌ@GM:「バウアアア!!」 お前に言われたかねーよなんか臭うぞ

GM:3つ首のイヌは侵入してきたあなたたちを見るや深く息を吸い込み

GM:大口を開こうとした直前

リディ:ギャウギャウ吼えると嗅がすぞ!

ルル:匂い開放したらそのまま気絶しない??

クシナ:してもおかしくないきはするんだよな

レーヴェ:ひでえミドルだ

GM:臭いで気絶、しそうでちょっと困る

レベリオ@GM:「おっと!」

GM:レベリオが割り込み、羊皮紙に血の刻印を吸わせると赤い鎖がイヌを縛り付けます

GM:ぎゅうぎゅう

クシナ:ぎゅうぎゅう

ナリア:「へ?」

クシナ:「ほう」

ルル:「お? やるぅ!」

クシナ:「駄犬の調教はお手の物だな」

レーヴェ:「あの術は、見たことがありませんわ……」

リディ:「実に鮮やかだ」

レベリオ@GM:「さすがにお嬢さんが1人で立ち向かうのは危ないなこれは。僕が動きを止めてるから、今のうちに……」

レベリオ@GM:「いや、こいつは厄介な術をかけられてる番犬だな」

クシナ:「成程、対処法はあるか?」

レベリオ@GM:「僕が“向こう”に無理やり返す。そのためにちょっとこいつを弱らせてくれ」

クシナ:「承知」

クシナ:「簡単明快な答えだ」

クシナ:「さっさとこの犬を黙らせよう、皆」

リディ:「ああ。番犬が吼えると都合が悪いからな」

ナリア:「どっちがくさいかしょうぶだ!」

ルル:「ナリアちゃんたくましい!」

レーヴェ:「ナリアさま、はしたないわ……」

クシナ:「リディ……どんな教育をしてきたんだ」 とジト目を向けておきますね

リディ:「いや、衛生には気を付けるように言ってきたんですよ? でも靴が臭くなるなんて思わないじゃん?」 という顔

クシナ:「やれやれしかたないな……」 という顔をして前に向き直そう

GM:というわけで戦闘です!

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