シーン1:ハニーハント
GM:ケセラセラ・閑話、はじめていきたいと思います。よろしくおねがいしまーす
一同:よろしくおねがいしまーす!
GM:何故閑話なのかというと特に本筋を進めないからです(
GM:ああ、そうだシナリオ始まる前にひとつ
GM:実はうっかり前回開示するの忘れていた情報があります。すまへん
GM:ディアボロくんの剥ぎ取りに際して、通常の戦利品のほかに、黒針の羅針盤と、この遺跡に印をつけられた地図が見つかりました
GM:羅針盤については判定を行っていたとしてもよくわからなかったものとさせていただきたいのですが、処遇についてはあなたたちが手元に持ち続けていてもいいしイードに報告するならば彼のツテで鑑定を依頼することもできます
GM:後者の場合はしばらく手元から離れることになりますね
レーヴェ:行き当たりばったりの襲撃じゃなかったってことね
GM:そうですね。地図が用意されていたことからして明確に狙っていたことは推察できるでしょう
クシナ:羅針盤って普通の方位磁石と同じような方角を指してたんだろうか
GM:ふむ、そうだな。羅針盤の針の向きは南北を指しているわけではありませんでした
GM:あなたたちが手に取った時点では、まるで磁力の抜けたコンパスでしたね。針が運動エネルギーにそって動く程度
GM:どこか特定の方角を指しているということはありませんでした
レーヴェ:アビスシャード近づけたら何か変わったりします?
GM:アビスシャードを近づけると反応してしまいますね……。アビスシャードの方に針が向きます
レーヴェ:反応してしまった
クシナ:あらー
リディ:なるほどね
レーヴェ:「あら」 と動く針と手の上のアビスシャードを交互に見比べましょう
GM:こんな簡単に体が反応しちゃうなんて! ビクンビクン
クシナ:( ゜д゜)ハッ!
クシナ:レーヴェさんに持たせ続ければいつでも場所が
クシナ:いや、ならナリアかルルに持たせておかないと(アビス
ルル:ちょっと???
GM:簡易GPS
クシナ:まぁ 鑑定しなくても奈落関係のアイテムなのはわかったな
リディ:使い道次第では鑑定に出さずに手元に残しておいてもいいかもしれませんね
ルル:追加情報目当てもあり
クシナ:それか今得た情報をそのまま与えて鑑定時間の短縮を狙うか
レーヴェ:そうしますか >情報提供で短縮
クシナ:ほいじゃぽんっと預けて 所有者を示す情報を書類に残して
クシナ:盗まれないようにいろいろと(
クシナ:書き残しておこう……
GM:では黒針の羅針盤は鑑定に出されます。どんぶらこ
ルル:きっと中から羅針盤太郎が生まれる事だろう…
GM:オギャー!
GM:ということが実は前回の後処理にあったことにしておいて
GM:今回
GM:森の遺跡に巣食おうとした蛮族たちを討伐した前回の件から数日経ったある日のこと
GM:村の方では移民の分の建物の建築が進み、落ち着いてきたところです
GM:そこで、慰労を兼ねてささやかながら食事会でも開こうという話になっていたそうで、調理師として腕に覚えのあるリーリィも参加して準備を進めていたようなのですが……
ルル:余興は任せろー!!
リーリィ@GM:「ぬあー!? 大事にしまっておいたはずのロイヤルベアハニーが! ないのです!!?」
GM:そんな叫び声が厨房の方から聞こえてきたのは、その当日の朝のことでした
レーヴェ:「リーリィさま?」 ひょこと厨房に顔を出します
クシナ:耳だけ向けておきます
リディ:「ん……虫でも出たか……?」 眠そうな顔で階上から下りて来よう
GM:厨房を覗くと、あっちをひっかきこっちをひっかき、しまってあるものを洗いざらい取り出しているようなのですが……
リーリィ@GM:「ない……やっぱりないのです!」
ナリア:「どうした! わがどうほうよー!」
レーヴェ:「まあ……探しものですの?」
リーリィ@GM:「ああ、レーヴェさんにナリアさん……ないのですよー!」
GM:テンパっているのか、リーリィは顔を見せた二人に飛びつきます
リーリィ@GM:「秘蔵のロイヤルベアハニーが……!」
リディ:「(幸福な朝だなあ……)」
クシナ:なんとなく 亭主を見ておきますね
クシナ:チラッ
GM:亭主ですか。ロビーに設置してあるソファーでいびきかいてますね
イード@GM:「んごー」
クシナ:リーリィ方面の話が終わったらたたき起こそう(
レーヴェ:「まあまあ。そんなに貴重なはちみつなんですの?」
ナリア:「そんな! あの、ろじかるべあばにーが!?」
レーヴェ:んんwwwロジカルwww
ナリア:んんwwwwww
リディ:高級品以外ありえないwwwwwwww
リーリィ@GM:「モリノクマーという凶暴な熊の襲撃に日夜耐えながら生み出されるという貴重な品なのです……大事にとっていたはずなのですが……」
レーヴェ:「それはそれは……食事会に使うおつもりだったのでしょう? どこかで買い付けできたらよいのですけれど」
リーリィ@GM:「はいなのです……。行商人から偶然取り扱っていたのを買い取ったものなので、市場にあるかはわからないのです……」
レーヴェ:「困りましたわね……」
ルル:「ていやーっ!」 亭主にダイブ!
イード@GM:「うごぉっ!?」
クシナ:おこされてしまったか亭主……
ルル:「盗みは良くないぞていしゅー!」
イード@GM:「なんだ……いきなり……」
イード@GM:「は? 何の話だ?」
ルル:「ネタは上がってるんだぞ!! ……わかんないけど!」
イード@GM:こいつは何を言っているんだの顔でクシナさんにヘルプを求める図
ルル:完全に保護者扱い
GM:保護者では?
ナリア:「ほかにちょうりばをでいりしたヤツがもっていったんじゃないの?」
レーヴェ:「ナリアさま、そうするとわたくしたち全員が疑わしいことになりますわよ」
ナリア:「え!? わたししらないよ! わたしじゃないよ!?」
リーリィ@GM:「調理場を……出入り……」
リディ:「ん? 何か引っかかるのか?」
クシナ:「……ルル、とりあえず現場検証だ」
クシナ:「調理場でリーリィから証言と現場に残された証拠がないかを見つけてこい」
クシナ:「相手を追い詰めるためにはそれだけの手札が必要だぞ」
ルル:「なるほど! よっしゃー!」 とててて
ルル:「げんばけんしょーだー!」 リーリィ達の方にズザーッ!
GM:現場検証ですか。探索判定どうぞ
GM:目標11で
(※リディ、ルルが成功)
GM:はい。では調理場の隅っこに煙草の灰っぽい粉末を見つけます
GM:匂い的にイードのよく吸ってる銘柄ですね(
GM:普通に成功の情報だよ!
ナリア:「わかったぞ! はんにんはイードだぁ~!」
ルル:「やっぱりじゃん!!」
ナリア:「フフン♪ カンペキなすいりだ!」
クシナ:亭主には退避サインを出しておきます(
クシナ:部屋にでもこもっておくんだ
リーリィ@GM:「このダメマスタ~~~~!」
リディ:「旦那……まさか旦那はそんなことしないよな……?」
ルル:「ていしゅー!!」 とたたた
レーヴェ:「ああ、リーリィさま、落ち着いて……」
イード@GM:「だからなんの話——」
リーリィ@GM:「ロイヤルベアハニーを! 持っていきやがりましたね!?」
イード@GM:「あん? なんだ、ハチミツか? おう、丁度ハチミツ酒の材料が欲しくて」
リーリィ@GM:「成敗!」
GM:リーリィの行動は速かった——。目にもとまらぬ速さで懐に潜り込んでからの掌底、くの字に折れ曲がった体を打ち上げるアッパー
GM:華麗なるコンボ技であった
レーヴェ:フランスパンで殴られてしまう
イード@GM:「ごはぁっ!?」
ナリア:本当にイードだったとは……迷探偵になれなかった
クシナ:そんな陰で 蜂蜜酒を飲んでおこう(
GM:蜂蜜酒。……まずい
クシナ:まずい
レーヴェ:高級はちみつがクソ酒になってしまってはくまさんも浮かばれまい
ルル:「悪は滅びた…」
ナリア:「さすが、わがどうほう。わたしとおなじで、グラップラーとしてのさいのうがある!」
リーリィ@GM:「なんてタイミングでなんてことをしてくれやがるのです……」
イード@GM:「……(チーン)」 へんじがない ただのしかばねのようだ
レーヴェ:「別のはちみつで……いえ、料理人に野暮ですわね」 切り替えていこう。さよならマスター
レーヴェ@GM:「ダメ元で街に出て探してくるか、採りに行くか……どちらかでしょうか」
リーリィ:「うむむ……」
GM:と、イードがくたばったところで、ちりんちりんと扉が開いて来客が訪れます
クシナ:イードに酒飲ませて起こすか……
クシナ:おら、まずい酒を飲め……
イード@GM:「ごぶっ。まて、まて、窒息する」
ソルス@GM:「おはようございまーす!」
リーリィ@GM:「はっ。いらっしゃいなのです」
レーヴェ:「ソルスさま! おはようございますわ」 今度は厨房からひょっこり
ソルス@GM:「来ちゃった! リーリィも今日のお食事会来てくれるって聞いたんだけど、何か手伝えることある?」
リディ:「あ、ああ、おはよう。ちょっととっ散らかってるが、すぐに済ませる」
リーリィ@GM:「そ、それがなのですが~……」
レーヴェ:「ええと、それがちょっと困ったことになっていまして」
リーリィ@GM:かくしか
ソルス@GM:「……ええ!? 大事な材料なくなっちゃったの!?」
リーリィ@GM:「なのです……。ほんとこのろくでなしはろくなことしないのです……」
イード@GM:「ひでえ言い草だな……いや悪いとは思っているが」
ナリア:「しかし、なくなってしまったものはどうしようもないよ。あたらしくちょうたつをしないといけないんじゃないの?」
ソルス@GM:「でもロイヤルベアハニーは聞いたことあるよ。モリノクマーっていうクマさんのいるところで採れるんだよね!」
リーリィ@GM:「はいなのです。でもモリノクマーは行動範囲が広くてなかなか見つからないと……」
ソルス@GM:「この前狩人さんが見たって言ってたよ! もしかしたらチャンスかも!」
リーリィ@GM:「!!」
リーリィ@GM:「そ、それはほんとなのですか!」
ナリア:「そういうことならはなしははやい! はやくそのクマをみつけにいこう!」
ソルス@GM:「詳しいことは狩人さんに聞かないとわかんないけど、うん」
リーリィ@GM:「それは渡りに船なのです! み、みなさん! お願いがあるのですが……」
リディ:「ああ。みんなもう答えは決まっていると思うよ」
レーヴェ:「はい。リーリィさまにはいつも美味しいごはんをいただいてますから」
ルル:「いいぞー!」
リーリィ@GM:「みなさん……! ありがとうなのです!」 パアア 花咲く笑顔
ナリア:「まかせろ!」
クシナ:陰でマスターに脅しを仕掛けておいて何らかの報酬を出させるようにしておこう……ゴゴゴ
クシナ:表向きは仕方ないなと付いていきます
イード@GM:「あー……おう、謝礼は俺から出そう。まぁ、普段の仕事ほどは出せないが、勘弁してくれな」
ソルス@GM:「それじゃ行こう! リーリィちゃんは準備の方進めておいてくれていいから!」
ソルス@GM:「狩人さんのところまではわたしが案内するね」
GM:ということで
GM:名前がないわりに出番のある狩人さん
狩人さん@GM:「うわ、なんだい。そんなぞろぞろと」
狩人さん@GM:「うち、そんな広くないんだけど……」
ナリア:「おじゃましまーすっ」
レーヴェ:「ごきげんよう。少しお話を伺いたくて」
ソルス@GM:「突然お邪魔してごめんなさい! 前、モリノクマーさん見たって聞いたから、そのお話を聞きたくって」
狩人さん@GM:「ああ、あの話?」
狩人さん@GM:「あのクマから採れるハチミツは高く売れるからねぇ……」
狩人さん@GM:「つい最近、モリノクマーの痕跡を見つけたんだ。丁度このへんをうろついてるのかもしれないね」
ナリア:「どこでみたの?」
狩人さん@GM:「えっとね、このへんかな」 と地図を引っ張り出して指さしてくれる狩人さん
クシナ:ちなみに今回は仕事モードではないので
クシナ:後の方でほわほわ見てます
レーヴェ:クシナさんが動かないと叡智-80%
レーヴェ:「その痕跡、わたくしたちでも見分けられますかしら」
狩人さん@GM:「そうだね、痕跡そのものは普通のクマと大差ないように見えるんだけど」
狩人さん@GM:「よく湿ってるのが特徴かな」
ナリア:「あせかきなクマさんなのかな?」
狩人さん@GM:「ハチミツを主食にしてるからいっつもねとっとしてるらしいよ。前足が」
レーヴェ:「(ねっとり……)」
ナリア:「じゃあ、ねっとりしたあしあとをさがせばいいんだね!」
リディ:「蜂蜜のついた足跡……あればすぐ分かりそうに聞こえるな」
リディ:「でも実際は難しいんだろうな……貴重品って言われるくらいだし」
狩人さん@GM:「モリノクマーを追いかけるなら気を付けてね。そこらのクマよりも凶暴なんだ、あいつ」
レーヴェ:「ありがとうございますわ」
レーヴェ:モリノクマー、単体で活動するのか群れ作るのかくらいは聞いてもいいか どうなんですか狩人さん
狩人さん@GM:「繁殖期以外は単独行動だよ。今はそうじゃないから、1頭だけと思っていいと思う」
レーヴェ:「では単体のねっとりとした足跡を追っていけばよいのですね」
ルル:「じゃあ簡単だね!」
ナリア:「ラクショー!」
狩人さん@GM:「だね。あとは……なんか聞いておきたいことある?」
クシナ:「モリノクマーの外見的特徴と蜂蜜の採取方法を頼む」
クシナ:「先回りして蜂蜜をとっても仕方ないのだろう?」
クシナ:「クマが何らかの手段を用いてようやっとそれになるのか、手に付いたものをとるのか、とかな」
狩人さん@GM:「外見は黄色いクマって感じだね」
クシナ:なんか赤い服着てませんか
レーヴェ:野球うまそう
リディ:意外と難しいゲームの主人公してそう
狩人さん@GM:「採取で一番確実なのはモリノクマーがハチミツを舐めてる現場を押さえることかな。なんか、モリノクマーが分泌する液とハチミツが合わさると極上のハチミツ……ロイヤルベアハニーになるんだって」
クシナ:「成程な……モリノクマーの攻撃方法は知ってるか?」
狩人さん@GM:「普通に爪で殴り掛かってくるのと……なんかハチミツ飛ばしてくる」
レーヴェ:「はちみつを」
狩人さん@GM:「すごいでろっとしててモロに被ると動けなくなるらしいよ」
リディ:「モリノクマーの好みも知っておきたいな」
狩人さん@GM:「え、好み? ……まぁ、ハチミツだね」
クシナ:「フム……」
リディ:「む、そうなのか……物で気を引いたりするのは難しいか」
クシナ:「成程な、感謝する」
ナリア:「そうときまれば、はやくしゅっぱつしようよ!」
クシナ:………
クシナ:ぬいぐるみをお礼に渡しておきますね(
クシナ:スッ
クシナ:(金がない)
レーヴェ:急にプレゼントされるぬいぐるみ
狩人さん@GM:「あ、ありがとう……?」
狩人さん@GM:受け取って抱いてみる
クシナ:フローラルな香りがする
狩人さん@GM:ふわっ
レーヴェ:ファーファ
リディ:違うくまさん出てきたぞ
ルル:大丈夫? 耳で出来てたりしない?
レーヴェ:キチクマやめろ
狩人さん@GM:「……良い匂いするね」
クシナ:「精神を落ち着かせる香りだからな」
GM:ふわっ……
クシナ:「そういう香りを出す花のエキスを抽出して練りこんでいる」
クシナ:「まぁ、お礼みたいなものだ……いらんかったらどこかにおいておけば森の民が回収していく」
クシナ:と言いつつノシノシと立ち去ろう……
GM:さよなら……
GM:その後ぬいぐるみは大事に飾られました




