5話 勉強?
あの後からも姉や母、しぃと楽しく遊んだり勉強したりしていた。
たが、父は遠くから盗み見るようにしてレンのことを見ていた。
なぜなら、レンが内心で皇帝陛下っということもありビクビクしていたので赤ちゃんである本体が泣き出すからである。
そのことから、父ポルネオンは離れた位置から息子レンを見守っているのである。
もっとも、レンからすれば遠くから自分をみつめる変なおじさん(皇帝)だとおもわれているのだが、
まぁ、そんな事がありつつもサバサバした不意陰気もなく明るい家庭。
(あれ、こんなに平和だけど大丈夫?)
(帝国っていったら殺伐とした権利争いが勃発しそうなものだけど?)
そんな事を考えながら姉と文字の勉強をしていた。
もちろん教師はシイネこと、しぃ先生である。
てっきり教師みたいな服を着てメガネをかけてくれるのかと思いきやいつものロングメイド服だった。
(喋れるようになったら来てもらおう)
そんな事を考えられる程勉強は、簡単だった。
そもそもが、日本語と変わらないし計算なんかの数字も日本と変わらなかった。
(前世の学校でも必ず5位内には、入ってたしな、)
ちなみにこの前世の学校は、進学校の国内でも有名な高校だったのだがレンは、
(やっぱり、1位を目指すには普通の人間にはムリだな〜)
と本気でおもっている。
話を戻すとこの国が何故日本の影響があるのかといったら、初代皇帝が日本人で世界統一を果たし標準語が日本語になったためである。
その他にも魔法を使った冷蔵庫や照明などマジックアイテムを作ったのもその皇帝が広めたからだそうだ。
なぜ知っているかというと、たらふく絵本できかされたからだ。
そもそも絵本の8割が初代皇帝の神話関係ってどゆこと???
(もっと別の歴史の本が読みたい!)
そう思いながらしぃ先生に隠れながら足腰の筋トレをするのであった。